アメリカン・アサシンのレビュー・感想・評価
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アウトローっぽいエージェント
フィアンセをテロ組織に殺されたミッチ(ディラン・オブライエン)が、個人的に復讐をするためにテロのリーダーに接近し、殺されかけたところをCIAに助けられ、対テロ組織に加わることに。過酷な訓練を課す鬼教官のスタン(マイケル・キートン)は、独断専横で指示を無視するミッチを不安視していたが、女性上司のケネディの指示でチームに加える。案の定、ミッチの独断ぶりは遺憾無く発揮されるが、テロ組織を追い詰めていく。
「レッドスパロー」のように、裏切り者がいる組織の一員という、ヒリヒリとした神経戦のスパイドラマと比べると、アクション色が強く、若い主人公のリーサルウェポンのような物語だ。
鬼教官兼対テロチームリーダー役のマイケル・キートンが、オヤジ臭い、良い味を出していて、なかなか良かった。ミッチ役のディランも、キチキチとしたアクションをこなし、見ていて躍動感がある。個人的には、ジョン・ウィックのガンフーの方が好きだけど。
ラストも、やっぱり彼は独断専行なのだよね、と、ニヤリとさせられる。シリーズ化には、物足りなさはあると感じたが、ひとつ世界観は作れたと思う。
細かいことは気にしない
薄口ですがたまには
たしかにタイトルどおりだった笑
新たなスパイシリーズ誕生になるか?
テロに対するメッセージ
迷路を飛び出したヒーロー🏃
「レッド スパロー」「アンロック/陰謀のコード」、8月公開の「M:i」シリーズ第6作と今年はスパイ物ブームのようで、その中で本作は個人的な激しい復讐心に取り憑かれた主人公が暴走気味に突っ走るという、スパイ物としてはやや毛色の変わった作品。
主演のディラン君は表情がイイ。
ホントに人を殺しそうな目付きだったし、結構な細マッチョで動きもキレキレ。
個人的には若い頃のポール・ウォーカーの面影を見てしまいました。
「エージェント:ライアン」でH・フォードの青年時代を演じたクリス・パインよりも10才以上若いし、これからが楽しみです。
テロリストの製造した核爆弾を追う展開は「ピースメーカー」を彷彿とさせ、「ローン・サバイバー」のテイラー・キッチュとのモーターボート内での肉弾戦は見応えありました👍
さらに、海中で核爆発した衝撃波が海上の艦隊を襲う描写はド迫力で、このシーンだけでも見る価値はあると思います🌪️
キッチュの動機も指導教官キートンに対する個人的な復讐だが、さらに国家へと拡大している。この辺の詳しい事情は会話だけではイマイチ良く分からないので、回想シーンが欲しかったところです。
[追記]
原作ではイスラム過激派に拘束された米国市民とCIA局員を救出するのがメインストーリーで、核爆弾や「ゴースト」の存在はありません。
またミッチたちの訓練シーンにもかなりのページが割かれており、ここでは指導官ハーレーの「くそじじい」ぶりが徹底して描かれ、主人公との対立を浮き彫りにします。
しかしそのハーレーが敵に捕まってからがこの小説の面白いところ。
拷問されているハーレーの方が逆に敵を追い詰めていくというまさかの展開、余りの毒舌に笑ってしまいました。
もしキートンがこのシーンを演じていたら、名(迷?)シーンになっていたでしょう。
なかなか良かったです
テーマは重厚だけれども・・・。ストーリ-は単純明快なスパイアクション!!
【賛否両論チェック】
賛:重厚な物語の世界観の下、緊迫した中でのアクションが満載なので、観ていて思わずハラハラしてしまう。
否:展開は非常にご都合主義的で、意外性もなく単純。グロシーンも結構あり。
目の前で恋人を殺された悲劇の主人公がCIAとなり、核爆弾を悪用しようとするテロリストに立ち向かうという、それだけ聞くとかなり重くて仰々しいテーマの作品ですが、ストーリーは良くも悪くも想像以上にシンプルです。スパイ映画ならではの意表を突く展開もなく、あくまでもアクション映画の王道を地で行くような物語なので、意外性はないですが重厚感は非常にあります。
その分悪く言ってしまうと、どうしても単調でご都合主義な感が強くなってしまいます。ラストも意外と呆気ないというか、
「えっ、そういう感じ!?」
という印象が拭えません(笑)。
とはいえ、お話そのものはハラハラ感が満載なので、アクション映画好きな方は観ておいて損はなさそうです。
素直に楽しめるアクション映画です
ディラン・オブライエン、好きになりました!
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