「哲学的」ラッキー(2017) matekaitonさんの映画レビュー(感想・評価)
哲学的
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ものすごい頑固爺が主人公なのかと勝手に思いながら鑑賞したが、
独り身ではあるものの、毎日同じレストランに行ったりしているし、
バーで飲んで、友人もいて、それなりに社会と繋がりながら生きていて、孤独という感じはしなかった。
朝起きて体操、牛乳飲んでタバコ吸って、クロスワードパズルを解き、テレビのクイズ番組を見たりバーで飲んだりしながら過ぎていく毎日。
そこにあからさまに死が忍び寄る、というのでもなく、
漠然とした何か(不安なのか恐れなのか悲しみなのか後悔なのか)が時々しゅっと心を過ぎる感じ。
うまく言えないけれど、20年後ぐらいにこの映画を観たら感想もまた変わって来るのかな。20年後はまだ生きてると当然のように思ってる自分にはまだ分からない、ということか。
ところで沖縄の少女の「死を前にして微笑んでいた」という話は、
恐怖で顔をひきつらせていただけじゃないのかなと思ったり。
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