「衝撃的でもそれを見つめる目は優しい」荒野にて chibirockさんの映画レビュー(感想・評価)
衝撃的でもそれを見つめる目は優しい
クリックして本文を読む
ほのぼのロードムービーと完全に勘違いして観たら、手厳しく裏切られて凹んだけれども、決して悲嘆に暮れた気分のまま終わるものではなかった。
心優しい少年に対してなんたる仕打ちを…と心痛むも、残され生きていく者としてじっと耐えて道を模索する姿を、何となく誰かがどこかで見守っているように見える。
最後一人で街を走るシーンでは、「ああ、この子もう大丈夫だな」と安心させてくれた。
彼は亡くした父と馬を内に抱えて自分なりに折り合いをつけながら、大人になっていく。
コメントする