ムタフカズのレビュー・感想・評価
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コミカルなキャラが活躍する本格的なアクション
日仏合作。
架空の都市“ダーク・ミート・シティ(DMC)”が舞台。主人公アンジェリーノが地球の中のアメリカ合衆国の中にDMCがあると言及しています。
絵のクオリティが高く、コミカルで個性的なビジュアルのキャラがメインなので氣に入っています。
クルマでドライブしながら聴きたくなるようなBGMも中毒性があって良いなあと思いました。
脇役ですがメイド・イン・ジャパンのタイガーマスクが登場しています。
メインキャラの声が草彅剛さんと柄本時生さん。
今作を複数回視聴した結果、聞けば聞くほど味が出てきて好きになりました。
概して清々しいノンストップ・バイオレンス・アクション
南米の小国を舞台に繰り広げられる仁義なきバイオレンスアクション。ひたすら疾駆し続ける映像や入り組んでいるようで実は単純な物語はフランス的で、いっぽう過度に母性神話的な顛末や外連味控えめのリアルな所作にこだわり抜いたアニメーションは日本的といえる。両国の特徴(特長ではない)がいい塩梅に混じり合った良質な合作映画だと感じた。
とにかくサラッと見られるのがいい。ピタゴラスイッチのようにハイテンポに連鎖していくアクションとサスペンス。アニメーションならではの文法破りな演出(メタ字幕、タッチの大胆な転換)もほどよいスパイスとして機能していた。死のポップさもロバート・ロドリゲスあたりのメキシコ映画の楽しさを彷彿とさせる。
ただ終盤は物語にやや駆け足の感があり、それゆえ視覚的快楽がところどころ寸断されてしまっていた。ルナに過剰な意味づけをしてしまったのは完全に悪手だったと思う。一旦セクシュアルな対象として提示したものに母親像をダブらせるというのはかなりグロい。そしてそのグロさが速度を殺している。だったら最初から最後まで目的不明のファム・ファタールとして浮遊させておくほうがよかった。
結局ナチョスが何だったのか、リノはなぜ冬を乗り越えることができたのか、それらにろくすっぽ説明もないまま終わる投げやりさはリファレンス元であるジョン・カーペンター『ゼイリブ』を踏襲していて清々しい。しかしその清々しさを自ら顕示するようなラストシーン(月面に設置されたナチョスの基地から大量のUFOが放出される)は正直なくてももよかったんじゃないかと思う。
出だしの生活描写は良かった!!
出だしは鬱窟して暮らす様子が伝わって良かったです。ドンパチが始まって嫌な予感がしましたが、本編は良く分からず、入り込めませんでした。Xboxの海外ダウンロードゲームのような印象でした。日本語ナレーションは、「地デジ」という単語が頭をよぎりました。
ポップなグロが良い
犬の目抜かれたり、ネズミ潰れたり、(頭吹っ飛んだりもあった)あの絵でやられるととても良いですね!またちょっと新しい4℃て感じで。
そして木村真二の美術は相変わらずヨダレが出るほどに良い。
あとは子供が投げたハサミとか生ゴミ入ってそうなゴミ袋の落ちかたとか重いコンテナの重さとか、画面の重量感の全て描かれたものだってことに感動して悶える。
よかった!
アニメーションの絵の作り込みが細かく、
音楽も良かった!
声優陣も素晴らしく、草なぎさん、柄本さん、満島さん皆さんよかったです。
黒丸頭、燃えるガイコツといったエキセントリックなキャラクターに共感できたのは声優陣の演技力のおかげだと思いました。
単純だけどリラックスして見れる
特に感情移入出来るってわけでも、物凄いアクションが面白いって訳では無いけれどリラックスしてのんびり見れて楽しい映画。キャラクターたちの友情を描いたストーリーだけどそこの凄く深い訳ではないので遠くから、「子供の頃こんなこと考えてたっけー」って思い出せて良い気持ちになれた。
憎めないキャラ
クセの強いキャラだが愛嬌があり憎めない。しかし内容としては感情移入することが出来ず途中は退屈でzzz…時間も長く感じた。残念ながらこの作品の良さを感じることが出来ず不満の残る内容でした。
2018-207
ありかも
フランス映画特有のバックボーンの説明がないアニメ。観たあとで「なんで??」となるけど、そこに目を瞑れば作画も構図も素晴らしい内容だった。
第二弾あるようだけど、もうちょっと説明のあるストーリーを求む。
ストーリーはどうだろうか。
カメラワークやBGMはハイセンス。アクションもとてもいい。しかしストーリーに難がある。おそらくこの映画は友情がテーマだと思う。しかし3人の友情をあまり描けていない。それは百歩譲っていいとしても、ダークミートシティが舞台の割に主人公の出自の世界観がデカすぎて合っていない。終盤のストーリー展開が幼稚だった。ストーリーはもっとコンパクトに、カラーギャングの抗争に巻き込まれる程度で良いのではないか。
酸素で増殖♪
『マインド・ゲーム』『鉄コン筋クリート』を制作したSTUDIO4℃がフランスのバンド・デシネ(ベルギー、フランスを中心とした地域の漫画)作家ギョーム・RUN・ルナールとコラボして作ったアニメ。独特な世界観やスピードによって目が回る気分にもなった記憶が残る過去の作品。今回はLAのスラム街をベースに描いた架空の都市ダーク・ミート・シティが舞台となり、フランス人から見たアメリカの風刺のようなものまで感じられます。また、地球温暖化や異常気象も奴らが操作してたんだ!と奇想天外な内容も面白い。
犯罪者、貧乏人ばかりが住むDMC。家屋が汚いとしか思えないディテールが印象的で、スプラッター、グロテスクという言葉が似合うアニメーションとなっていました。顔、体がどす黒くて目のでかい主人公のアンジェリーノと友人の燃えるガイコツ頭のヴィンスに象徴されるように、登場人物のデフォルメが特徴だ。ラテン系の美女ルナや不死身の暗殺者マカベに加え、アステカ戦士の末裔であるプロレスラー集団というキャラたちも興味深い。
特に、先祖がナチスとも戦っていたエピソードもあるプロレスラーたち。わけのわからないロケット開発をする謎の博士。マカベなんてのは不死身の上に宇宙人との繋がりも深くて、『メン・イン・ブラック』そのものって感じ。乗っていた車のナンバーも“MIB”だったし・・・(笑)
ユニークすぎる世界観はさらにブッ飛んだ展開となり、ダークマターから生まれた宇宙人なんてありえなさすぎ!ダークマターって、確か仮説上の物質だったよな・・・などと考えているうちに、異種交配がどうたらこうたらとかストーリーに追いつけなくなってしまいました(汗)。どうせならプロレスラー集団もブラックホールから生まれたことにしろよ!と思っていたら、ミサイルが発射されて想像を超えた展開になっていました。その結末にはかけがえのない友情をテーマとした内容以上に脳を刺激するものがありました。
ただ、声優陣がお粗末だったことと、ゴキブリを友達にしているリノがどうしても好きになれなかったので点数が低め・・・
絵の凄さは感じるけれど
バンドデシネ的な画風を存分に生かした見事なアニメーションだとは思うけれど、個人的には、面白いとは思えなかった。
マンガを読んでいるようなCVと、リアリティーのない(まぁそんなの求める自分が悪いんだけれど)唐突感に引いてしまった。内容もあの映画の拝借か─なんて思ってしまったし…
絵も設定も嫌いになる要素はないと思う。けれど、なんか好きになれなかったなーというのが率直な感想。
中々良かった✨リノがいい❗️
バイオレンスグロシーンもあったけど、ストーリー的には好きな感じだし、最終的には面白かったですね。
リノがかっこよくて好きになりました✨✨
友情や家族愛、自分らしさなどいろいろテーマになっててよかったです^^
そして、エンディングもよくてCDほしくなりました。
結構くせになります。
コアなアニメファンに好かれる映画
鉄コン筋クリートの雰囲気がでてました。
こんなクセのあるアニメ映画が、沢山の映画館で上映されるのは、草なぎさん効果でしょうか。SMAPファンの方に受け入れられるのでしょうか。(かなり不安です)
大人のアニメファンの方であれば、作りて側のこだわりが沢山つまった、妥協していない内容に、エールを送りたくなると思います。
評価は割れると思いますが、私は見て良かったです。
次回は是非大友さんの「童夢」を映画化して下さいっ❗(古いけど名作です)
深く感情移入できるアニメ
キャラクターもストーリーも素晴らしい!
家族愛、友情の大切さから自然破壊の要素までありスケールも大きくてアニメとは思えない程見応えがあります。スピード感もあり映像と音楽のセンスもかっこ良かった!バイオレンスの要素もかっこ良くて好きになるし、3人のキャラクターが愛おしくて仕方ないです。
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