劇場公開日 2018年2月1日

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「サスペンス?ミステリー??」スリー・ビルボード らま+たんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5サスペンス?ミステリー??

2018年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

うん、好き。

何が好きなポイントなんだろう、と要因分解してみた。

まず、1点目。
前置きがほとんどない。
開始5分10分でこの物語の本題に入る。それがいい。
本でも映画でもそうだけど、いくら名作でも導入部分が長い(そのうえ退屈だったりする)と、本題にたどり着く前に『FIGHTING 睡魔』になりがちなあたし。
その点、この映画は自分の観賞史上最速で本題に入ったんぢゃないかと思うほど。

次に2点目は登場人物のみんなが矛盾を持ってる点。善人であり悪人。理性と感情とで異なる行動を取る。それが非常にリアルな人間らしくて共感できる。

そして最後にエンディング。
こーゆー終わり方って普段はあまり好まないんだけど、この映画に関してはこれがベストだったと思う。他のどんな結末だったとしてもなんか違和感を感じてた気がする。

しかし、自分の中での節目4.5点を超えないのには理由がある。
あまりにも差別用語が酷すぎる。ここ数年まったく耳にすることなくなったような言葉も盛りだくさん出てきてて驚いた。まぁ、それも時代のなせるワザ、昔のアメリカ南部の田舎で人種諸々に対する偏見なんかが当たり前に罷り通る時代の話だから仕方ないか、と途中まで観ていた。
そしたら携帯電話が出てきたり、「googleで検索する」なんてセリフが出てきたりで驚きを隠せなくなった。
えっ?うそ?現代?(´⊙ω⊙`)

ディクソン役の人が徳永英明にしか見えなかった…

らまんば