劇場公開日 2018年2月1日

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「かなりウザい人間を見せつけられる訳だが。」スリー・ビルボード 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5かなりウザい人間を見せつけられる訳だが。

2018年2月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

レイプ殺人された娘を持つ母親が警察にも見放されている状態で3つの広告用ビルボードを使い犯人探しを始める。

前半から主人公の周りに出てくる人間がウザいったらありゃしない。自己中人間ばかりである。
そこから改心する人間が出てきて話を盛り上げるわけだが、最終的には正直「ここまで愚かさを見せる内容にしなくてもいいんじゃない?」「簡単に改心するなら最初からやるな」と思ってしまった。

物語的には共感出来そうな場面をことごとく外してくる脚本。
警察署長が死んで主人公に協力的な遺書を書いているのに、ワザワザお前のせいだと怒鳴り込む奥さん。改心している警察官に主人公が火炎瓶など。
正直無くても話しは進む。
この映画の売りかもしれないが、私的には時間的に勿体ないと思い、つまらなかった。

現在アカデミー賞候補になっている訳だが、やはりこの作品にもアカデミー選定ネタである「人種差別、国差別、地域差別」「弱い者イジメ、身体的障害イジメ」が含まれている。最近の候補はそう言う物ばかりでウンザリする。映画の面白みに繋がっていない。

ダメ出しばかりのコメントばかりになってしまったが内容は濃い。しかし、わざわざ映画館まで観に行く必要は無いと思った。
フォックスサーチライト製の低予算映画。

巫女雷男