劇場公開日 2018年3月1日

「雨降る街が、ブレードランナーのように僕は感じた。」シェイプ・オブ・ウォーター マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0雨降る街が、ブレードランナーのように僕は感じた。

2022年2月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

アメリカが朝鮮戦争の後に、ベトナム戦争を始めた頃の話。もっとも、ファンタジーなので、時代設定だけで、出来事はスチームパンクになっていると思う。雨降る街が、ブレードランナーのように僕は感じた。
ネタバレになるので、詳細は言えないが、この映画の時代設定の12年後にベトナムとの戦争は負けて集結する。つまり、アメリカにとっての暗い時代は実はこれからであり、この映画が封切られた時は、メキシコに壁を!なんて暴言を吐く大統領で、アメリカの暗黒時代は未だに続いている。と思う。
この映画の監督がメキシコ人なので、どこかに、隠されたメッセージがあるのだと思う。もう一度見ることはないと思うが、そう考えると、魅惑的な映画だと思う。

マサシ