ゴーストスクワッドのレビュー・感想・評価
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お父さん、はい、これ誕生日プレゼント!
復讐劇ではあるけど、殺してはダメというポリシー。少年法をなんとかしろという社会派面も見せてくれるし、どことなく優しさがある作品。それにしても知らない俳優ばかり。主役4人はノーメイクスというグループらしいが、全く知りませんでした。唯一知ってたのが「なべやかん」。
女子高生殺人事件、ストーカー殺人事件など理不尽に殺された10代の少女。犯人は少年法に守られ、すでに出所していたり・・・彼女たちの怨念は凄まじい。それをコミカルに描きながら、ベロチューシーンによって色気を醸し出す手法。ただ、演技が下手な子もいるので、全体的には評価が下がってしまいました。
『片腕マシンガール』の名残も見受けられ、ちょっと嬉しくなってくるけど、井口昇監督にはこの路線で突き進んでもらいたいものだ。
別に人には勧めないけど
鬼才井口昇監督の渾身の作品!
「ヌイグルマーZ」や「ゾンビアス」を手掛けた鬼才井口昇監督の作品。
井口監督自らがプロデュースする女優アイドルグループ「ノーメイクス」の主演映画第2弾。
昭和の時代に本当に起こった凄惨な殺人事件をモチーフにその殺された少女達が幽霊となり犯人に復讐…
前半いわゆる井口節炸裂な部分も多く笑いすぎるくらい(笑)
物語の核はかなり重い内容ですが、正直(面白くて)笑いながら(悲しくて切なくて)泣いたのは初めての経験(笑)
主演のノーメイクスの洪潤梨、神門実里、上埜すみれ、柳杏奈それぞれの演技の凄みがあって見応えも充分デス!
なかでも神門実里さんのまるで本当に憑依されてるんじゃないか!?と思わせるくらいの演技は必見!
それにしても井口監督は女の子を綺麗に撮るの上手いなぁ…
ゴーストスクワッド
殺された人間が幽霊になって復讐する、という「怪談」としてはほんとうにベタな設定を、とても上手に捻った作品です。「アイドル映画」という枠の中に実録映画っぽい要素を入れて、かなり容赦のない蹂躙シーンを見せているのも斬新。残念ながらファンタジー映画としてはやはりトータル的なローバジェット感は否めないですが、外側だけはやたらと立派なそのへんの映画よりはるかに面白いし、個人的には、少なくとも「スーサイド・スクワッド」の10倍は楽しめました。一番関心したのは、同じ復讐譚でありながら、敢えて(と感じるのですが)「片腕マシンガール」のような「振り切った映画」にしていないこと。表現を振り切る事、を超えた優しさが感じられる作品です。また、ローバジェット映画とはいえ参加スタッフは一流なので、とてもきちんと作られているなあとも感じました。わたしはとても好きです。
あの世とこの世の間
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