スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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EP8とは何だったのか。3部作で見れば8に足を引っ張られている。
EP8があまりにもひどすぎて、アレをどうやって終わらせるのかという目線で楽しみでした。まぁ無理やりキレイに終わらせましたね。でも予想の範疇を超えてこない…。
EP8で話がほぼ進まなかったために、その尻ぬぐいをさせられて「なぜ」(パルパティーンが復活したのか、レイは癒し能力を開花したのか)の説明が足りなかったです。
この1作品で見れば雰囲気として綺麗に終わった感じがします。
しかしEP7~EP9の3部作で見れば、話しにまとまりがなくダメダメだと思います。というかJJ監督はファンに媚び売りすぎで、ライアンは裏切ることしか考えていない。極端です。
ルークの考えもEP8とEP9でコロコロ変わります。
さて、戻って本作EP9ですが、最後の決戦が本当にハラハラ、ドキドキできません。
1万隻ものスターデストロイヤーをどうやって倒す気なのか、と思っていたのですが。。。
結局1隻倒せば全部破壊されるという設定のせいで最初から司令船がレジスタンスの集中砲火を浴び、スターデストロイヤー表面の戦いも割とアッサリ目標の破壊に成功します。
EP1も同じ集中管理型の船を落とす話ではありますが、時間のかけ方が違うため、重みが違ったように思います。
とにかく、EP8で話が進まなかった分、本作で無理やり話を進める必要があり、結果として時間が足りない、説明が足りないけどとにかく話を前へ…となっています。
雰囲気で見る分にはいいでしょう。
見事な巻き返し
正直ep8を見終わった時はいったいどうなるのかと不安でしょうがなかったが、さすがのJJエイブラムスの手腕により、なんとか面目躍如ができたのではないか。ぶっちゃけエピソードを詰めすぎて急ぎすぎた感は否めないが、ここまで巻き返せばよしとしよう。
カイロ・レンがなぜ消えたのか?とか、ポーではなくカイロ・レンなんだ?とか、カイロ・レンのマスクに意味あんの?とか色々モヤモヤは残るが、レイとのキスシーンのあの笑顔にやられる女子がいっぱいいるんだろうなw
最後にルークの故郷にライトセーバーを埋めるシーンは正直グッときた。旧3部作へのリスペクトがない限り、スターウォーズではないのである。おじさんとしてはw
偉大なスペースオペラの完結にお疲れ様でした。ありがとうと言いたいです♪
今年度の大本命でエンターテイメント映画の横綱「スター・ウォーズ:サーガ」の最終章「スター・ウォーズ:スカイウォーカーの夜明け」を丸の内ピカデリーのドルビーシネマで鑑賞しました。
で、感想はと言うと、普通に面白いのは面白い。
あのオープニングロールとスター・ウォーズ:メインテーマが流れたらそれだけで胸アツでワクワクが止まらない。
ジョン・ウィリアムズが手掛ける壮大な曲は映画を観る度に様々な作品でワクワクさせてくれただけに感慨深くなります。
ライトセーバーでの立ち回りも迫力があるし、Xウイングやタイファイターとの空中戦も迫力十分。特にスター・デストロイヤーの艦隊でのシーンは圧巻。
ラストでレイが自らレイ・スカイウォーカーと名乗る朝焼けのシーンはグッと来る物があります。
レイを演じるデイジー・リドリーが強く頼れる美しいヒロインに成長しているのが確かに感じられるのも良い♪
ラストに近づくにつれ、万感の思いが沸き立ち、いろんな時代の思いにスター・ウォーズがあった事が胸を熱くする。
スター・ウォーズと言う作品だけで期待感が半端なく、安心感もあって、“あ~大作映画を観ているなぁ”と言う思いに浸れます。
ですが、今作のシークエル・トリロジーと呼ばれる続三部作のエピソードⅦとⅧが些か難しい設定となり、老若男女に楽しめる作品とは言い難く、マニア向けになってる感は否めないです。
いろんな風呂敷を広げ過ぎたのを上手くまとめた感じではありますが、王道たる本筋が不明確な感じもして、期待値はクリアはしてもなかなか難しい。特にカイロ・レンの悩み過ぎる所にストーリーのブレを感じなくもないです。
過去作のエピソードⅣ~Ⅵの旧三部作は王道のSF作品でどうしても比べてしまいがちになりますが、この辺りは11月に公開された「ターミネーター ニュー・フェイト」がターミネーター2と比べられるのと似ているかも知れません。
それでも偉大な作品の続編として、メガホンを取ったJ・J・エイブラムス監督はよくまとめたと思います。
ジョージ・ルーカスの手を離れ、ディズニー傘下に入った時点で商業的になるのは致し方無しで、ジョージ・ルーカス以外が作る事でどうやってもいろんな意見は出ると思うし、批判的な感想も出るでしょう。
どう転ばしても全員が納得の作品にはならないと思うし、それこそジョージ・ルーカスが製作総指揮をしない限り不満は出るでしょう。
そう考えたら、今回の締め方は偉大なスカイウォーカー一族のストーリーの完結としては十分に及第点かとは思います。
また、ネタバレになりますが、同時に皇帝パルパティーンの野望の物語でもあります。
ストーリー的にもこれ以上難しくは出来ないし、明瞭簡潔にもし難い。エピソードⅦからのツケと言えばそこまでですが、スカイウォーカー一族とパルパティーンの長き闘いにレイと言うキャラクターが上手く使う事を考えた上での結果かと思いますので、個人的にはそんなに駄目ではなくベターチョイス。悪く言うと無難。
この落とし方が評価が分かれるかと思います。
ただ、それでもツッコミ所はある訳で、レイの苦悩は分かっても主人公としての圧倒感は些か薄く感じるし、カイロ・レンの心境も含めての立場も分かり難いし薄い。
2人の主人公としての割合を均等にした結果、物足りなさが感じます。
またフォースの力が超能力を越えた物凄い物になってるのは正直どうかなと。
レイとカイロ・レンの血統を考えたら最強のフォースの使い手になるのは分かるけど、これをやってしまうとちょっと興醒め。
予告編で見たレイの折り畳み式赤いライトセーバーの件も特に思った以上の含みも意味も無し。
個人的にはこれ、結構な肩透かしに感じました。
ルークにハン・ソロ、レイアも登場し、おまけにランド・カルリジアンも登場したのは嬉しい♪
でも、いっその事、ヨーダやオビ=ワン・ケノービ
もちょっとでも出して欲しかったかな。
そうする事でレイが最後のジェダイ戦士で最強のフォース使いと言う印象が強くなると思うのですがどうでしょうか?
あと、ラストにレイが手にした黄色いライトセーバーもいきなりの登場でちょっと意味深にし過ぎかなと。
新キャラのゾーリはもっと活躍しても良かったかな。今作ではキャプテン・ファズマが出なかったのがちょっと残念なので、ゾーリがファズマ的な感じなら…と期待しました。
ハックス将軍の正体も割りとあっさり出して、ラストも割りとあっさり。
エピソードⅨ以降の新たなシリーズも製作が決まっているらしく、様々なスピンオフも決定していて、多分鑑賞する度に“こうではないんだけどなぁ…”と言う思いをする事もあるかとは思います。
それでもスター・ウォーズと同じ時を過ごしてきたと言う思いは強いし、見届けなければならないと言う使命感があります。それ以上にこのスカイウォーカーの夜明けを鑑賞出来た事は嬉しい。
1977年のエピソードⅣの公開から数えて42年。
いろんな思い出があり、子供の頃にはコカ・コーラの瓶の王冠の裏のスター・ウォーズシリーズを集めたり、マクドナルドとのタイアップのスター・ウォーズのキャラクターが印刷されたカップを洗って使ったりしてたのも良い思い出です。
ともあれ、This is 映画!を観たと言う感じは流石で、あとは評価が分かれるのはそれぞれの好みかと思いますが、観ない事には始まらない作品で在る事は確かです。
とりあえずは長きに渡る偉大なスペースオペラの完結にお疲れ様でした。ありがとう。と言いたい気持ちです♪
ダース・ライアンの罪と罰
SWファン歴20年のペーペーです。
他のレビューさんも仰っていたが、
つくづくEP8の罪の重さを実感できる作品だった。
僕のレビューには前作という言葉が度々出るが容赦して欲しい。全ては最凶最悪の暗黒卿ダース・ライアンのせいなのだから。
とにかく、ルーカスの下を離れてSW神話を自分達が一から作り上げるという、J・J・エイブラムスの覚悟と、本作でよくここまで新シリーズの最終的な軌道修正をしたという功績に拍手を贈りたい。
SWファンの賛否を甘んじて受け入れると言う監督の姿勢通り、良かった&悪かったがとてもハッキリしてたと思う。以下はとても長いのであしからず。
⦅良かった所⦆
◉レイの素性をハッキリと明かした。
→前作(僕は無かったものだと思ってる)にて、
レイの両親が飲んだくれで借金のカタにレイを売り飛ばしたとあったが、それをパルパティーンの孫という設定にする事で、レイの心の葛藤描写と、強大なフォースの持ち主である事にある程度の説明がついた。きっとエイブラムスも戦犯ライアンの脚本嫌いだったんじゃないかな。
◉カイロ・レンの描き方
→最高指導者となった彼の心情の葛藤が僕は本作で好きだった。母を亡くし、父の幻と心の邂逅する事によって、最終的に祖父アナキンと同じくパルパティーンに立ち向かった。彼の最期の優しい笑みがとても切なく感じた。
◉描写がいちいちSW
→冒頭のファルコンでの飛行シーン、砂漠の惑星でのチェイスや、レイの正体を知っても尚彼女を導くレイア&ルークのスカイウォーカー兄妹(ルークの性格が本来のものになっていた)、ファルコンを駆るチューイと老ランド、、前作で観たかったシーンがやっと観れる事によって、今僕はSWを観てるんだ感が凄かった。個人的に、若かりしルークがレイアにジェダイの訓練をしているシーンが短いながらもスゴく好き。
⦅悪かった所⦆
◉相変わらずフォースの描写がよく分からない
→前作でスノークおじさんの小細工でフォースの繋がりを持ったレイとレンだが、今作でもその描写がいちいち出てきて、身近にないものを取ったり壊したり、戦ったり、その都度ややこしい。あと、カイロ・レンとレイが遭遇するシーンが多すぎて、ライトセーバーバトルが盛り上がらない。(結局この新シリーズで盛り上がったライトセーバーバトルのシーンは一切なかったね)あと、レイのフォースライトニングの描写は正直冷めたよ。
◉パルパティーンの存在
→物語の序盤から出したのは良かった。それによって、レジスタンスが銀河の自由を懸けて戦う意味を持たせ、最期の戦いではそれなりに盛り上がった。ただ、パルパティーンは黒幕のはずなのに、操られてる感が凄い上に、結局自分のフォースライトニングで自滅するんかいとツッこんでしまった。
こうして見ると、結構いい映画に仕上げたんだなって思える。前作のブスとフィンの恋仲になりそうな関係を一掃して無かった事にし、前作でレジスタンスから逃亡者が出てるとか訳わからない事を抜かしてたのを、今作では命を賭して戦う戦士達として描いてた。
結局、僕が言いたいのは全ての黒幕は、
シスの暗黒卿パルパティーンでもなく、SW自体をデス・スター級の威力の特大クソ映画で破壊しようとしたダース・ライアンだという事だ。
エイブラムスが彼を葬り去ったおかげで、
この新シリーズもやっとライトサイドに戻る事ができた。ありがとうエイブラムス。
BadRobott!!!???
前半、うとうとしながら。
ディズニー映画。(笑)
やっぱりうーーん今までの踏襲とそのあたりがむつかしそうに感じまして。
まあ、最後は、なんか君の名は状態でした。(笑)(笑)
監督同士の小競り合い!
41年間、劇場で付き合ってきた古参です。
初見の印象を語ります。
まるで監督同士の殴り合いの様相を呈していますね。
結局、JJにはJJの3部作についての大まかなプロットがあったわけです。
前作をライアン•ジョンソンに任せ、上がったものについては否定せず、賛辞。
驚いた様子を見せるが、そこはJJ、大人対応。
紆余曲折して、締めは自分になったJJ。
そのときの彼の真意はどのへんにあったのだろうか?
公式のコメントやインタビューで語っていることは真意でないことは明らか。
あくまで仕事上の公式コメント。
悪態はつけません。
こんなにしてくれちゃって、どうしてくれんだよ、ライアン。
どうやって戻せって言うんだ⁈
なんて、言えるわけもなく。
そして、今作。
JJはライアンに背後からこん棒で殴られたので、お返しに正面から正拳突きです。
脱線して粉々に砕けたものを金継ぎで修復し、なんとか元の路線に戻そうと苦慮しているのが痛いほど見て取れます。
ベン・ソロの心の葛藤が象徴しています。
壊れてしまったものはもう元に戻せないけど、まだやれることはあるはず!
その心意気で出来上がったのが今作ではないでしょうか。
私にはJJ=ベンにしか見えなかった!
ということは、JJは作品完成後、フォースになったのか⁈
そして、JJらしいファンへの配慮が随所に見られますね。
特に4、5、6が大好きな往年のファンはガッツポーズの連続でしょう!
設定ゴリゴリ感など、難はありますがファン向けのSWになったのだと思います。
JJはSWを取り戻しました!
元々SWはそんなに小難しいものじゃなかったんですけどね。
センス オブ ワンダーに満ちあふれた、ただのスペースオペラなんです。
遠い昔、小僧だったルークが成長してヒーローになり、やがて父のようなジェダイになり、銀河を救うわけです。
素直にジェダイマスター(賢者)にしてあげればよかったのに。
前作のような、ダメな大人の反省物語はいらなかったと思います。
それはほかの映画でやりましょう。これは英雄物語です。
もちろん過ちや失敗を描くのはいいと思います。
キャラクターに人間らしい厚みがでますから。
今3部作は、クリエイティブ面での音頭とりが機能していなかったのが敗因ですね。
やっぱり全体的な骨子は大事です。
それぞれ自由におやりください!なんてうまくいくはずないです。
4、5、6はルーカスがその役割をしていたので、ある程度場当たりでもなんとかなったと思います。
後付け設定も多いけど(笑)
まあ、大混乱のうちに終わりました。
やっっちゃったもんはしょうがない。
そもそも、今回の3部作はやる意義はあったのか?
スカイウォーカーを題材にしてやる意義はあったのか?
そこは考えないといけない部分ではあると思います。
さてまた見に行こう!
もうちょっと深い理解をしてこよう!
長文・乱文失礼。
無難に終わらせたスターウォーズ、少し物足りなさを感じる
ファイナルオーダー戦にて味方が最後たくさん駆けつけてくれたところとかは
すごく感動はした反面、、今回の新作スターウォーズエピソード7〜9にかけて
はっきり言えることはまず宇宙感がなく、SFが乏しいというのを感じた。
まだ旧作エピソード1〜3のCGを使った宇宙人も多く魅力的なキャラがたくさんいたけど
新作は旧作エピソード4〜6に比べ人間っぽさが多すぎで機動戦士ガンダムや
宇宙戦艦ヤマトと変わらない。
監督が変わったりしているからしょうが無いのもあるがそこが残念なところであった。
二つの夕日
全編に渡ってスターウォーズだった。おなじみのセリフや、過去の作品を思わせる演出が盛りだくさん。中でもラストのタトゥイーンの夕日のシーン。善と悪、男と女、双生児、ドロイドとクローン、原住民とウォーカー等々。対になる2つの関係性が物語を構成しているSW。ルークがみつめていたそれをレイがみつめる。愛する人の命を救うためにダークサイドの力を欲したアナキン。その孫はダークサイドから脱却し、愛する人の命を救うことで命を落とす。パルパティーンが死ぬときはスカイウォーカーが死ぬときだって言ってたとおり皇帝とレンが死んでフォースにバランスがもたらされた。強い光は影を作る。青や緑のライトセーバーに対しては赤のライトセーバー。黄色っぽいオレンジのライトセーバーはジェダイでもシスでもないことの証か。夕日の話に戻るが、BB8のシルエットが2つの夕日の形と重なる。7制作時にこのシーンを考えていたのか?と思いたくなるようなラスト。8をJJがとってればもっと面白かったのかもしれない。アクションが少し弱い気がするので-0.5、8のせいで苦労したようなので-0.5。
無難に・・
新章の期待に溢れたエピソード7から急転直下のエピソード8。
さて、最終作となる今作はどうなるか?
端的に言えば最後の最後になんとかまとめた感じ。
色々粗やツッコミどころもあるし、
正直、点数をつければ78点といったところ。
・・・ですが、スターウォーズファンとしてはあの「機体」とあの「家」だけでももう何もいうことはありません!100点です!・・・・いや、89点ぐらい・・。
欲を言えば、アレで出てきたのが二人だけで、他の人が出て来ないのはちょっと寂しい・・。まあ、ベタだし冗長になるかとは思いますが・・・。
あと、最後のエンドロールの曲。ep4,ep5印象的なテーマが良いのは当たり前ですが、ep1の曲も入れれば良いのに・・・。なんだかep1~ep3がなかったかのような扱いでちょっと悲しい。
しかしまあ、前作はあまりに酷すぎた。
スターウォーズという最高の素材を味噌煮込みにすると言い出した上に、隠し味だとばかりに本当のクソを混ぜる異常者が監督をしたため、どうにもならない状態であった。
そんな台無しになったスターウォーズをなんとか食べられるレベルに引き戻したJJエイブラムスにはお疲れ様でしたといいたい。
血の呪縛からの解放と思いきや…!?
悪くはなかったと思う。
レイの出自がパルパティーンであったことには本当に驚いたし、カイロ・レンがベンに戻ること、デススターの残骸での決闘などなど。スターウォーズファンにはたまらない場面の連続だった。
ただこの物語が一体何だったのか疑問に思ってしまう。最後のレイ・スカイウォーカーに全く納得がいかない。
途中レイがパルパティーンの血筋でありながらジェダイとなったことが明らかになったのは、ある種の自由主義というか、血や家の呪縛から解放される物語のように思えた。
ところが、世俗的なものから超越した絆を感じていたように見えたカイロ・レンとは恋愛関係になり、最終的にレイ・スカイウォーカーを名乗る。
あれってものすごく単純化すれば、つまり、スカイウォーカー家に嫁いだってことだよな。スカイウォーカーの血縁者が誰もいなくなり、嫁であるレイだけが残ったと。だから、ここがスカイウォーカーの夜明けだってことでしょ?
そうなるとなぜスカイウォーカー家は残し、パルパティーン家は残してはいけないのか。罪を犯した先祖を持つ家は消されても仕方がないし、功績のあった家は残すという話になる。
そんな古くさい価値観の物語なのか?シスに罪があるわけで、レイに罪があるわけではない。レイは両家を名乗るか、ただのレイでよかったのだ。
フォースとはバランスであるとか、精神性の高い話をしていた割に、結果、家制度という前近代的なシステムの呪縛に捕らわれるという、堅苦しいエンディングになった。
難しいこと考えずに見ればいいのかもしれないが、EP8のようにバカには理解できない作品を見させられると、そのレベルを期待したくなるもの。
まあ、終わらせることに意味がある作品だから、☆は及第点だと思います。
一言では表せない
私はep4より後にうまれ、東京ディズニーランドにあるスターツアーズでスターウォーズの世界観にハマり、そこからDVDを購入して更にスターウォーズが好きになり現在にいたる者です。なのでそんな私が熱く語りすぎるのは……という感じですが、思ったことを書きます!
⑴ 内容がぎゅうぎゅう
展開が早いです。「え?ここでまた新たな展開?」と、追いついていけないです。感情移入しきれないです。
もう少し話を引っぱって欲しかった…と思う部分もありました。
⑵ 全エピソードの完結編
「過去のあの出来事があったから、このep9のこの場面・話・言葉などが成り立っているんだ…」と、思いました。過去の偉人がいたからこそ、今回出てくる登場人物はあの道に進めたんだと思います。
⑶ 結局それは……?
⑴で述べた通り、話がぎゅうぎゅうなため、結論(意図)が分からず終わってしまう内容があります。
私が特に気になるのは、最後のシーンのレイのライトセーバーが〝黄色〟なところと、フィンがレイに何かを言いたかったところ。気になります。
まだまだありますが…総じて言えるのは、スターウォーズを映画館で観られる時にうまれていて良かったということです。ただ単に敵と戦って平和にする物語ではなく、仲間や家族との繋がりなど深い、深すぎる映画です。スターウォーズは1度観ただけでは理解しにくい部分が多く、尚且つ1つの作品・シリーズが長いため、興味を持たれにくいですが、いろんな人に観てもらいたい映画です。そして受け継がれていってほしい映画です。
改めて、スターウォーズに出会い、スターウォーズを映画館で観られる時代にうまれて本当に良かったです。スターウォーズの作製に関わった全ての方に感謝いたします。
May the force be with you ...
疑問多し
スターウォーズの大ファンというわけではなく、普通に前作観てきた人間です。
エピソード1が中学生のときに公開されそこから全ての作品を映画館でみてきました。
前作が絶望的におもしろくなく、でも最後ということでみてきました。
感想は、ん~まぁ思ってたよりはマシか。
レイ・スカイウォーカーの終わりかたは悪くない。でも途中でなんとなくわかってしまった。
それよりも、疑問が多すぎます。
いつから死ぬとき消えるようになったの?
なんでレイアとベンは一緒に消えた?
キスする必要ある?
レイアのライトセイバーは緑じゃないの?
なんで二刀流のときどっちも青なの?
など、、ダークサイドの下りエピソード1~3でやってたし、くどいし。
メッチャスターウォーズ好きな人はどう思っているのか。
大人になったからかなぁ
昔の方がおもしろかったなぁ
ただただ ありがとう‼︎
同じ感想を持たれた方々も数多くいらっしゃるようですが率直な感想は
「あーあ、とうとう終わっちゃったなぁ(T_T)」ですね。
思い起こせばルークを育ててくれたおじさん、おばさんが無残にも焼け焦げた映像を見て、とてもショックを受けたのが40年以上も前のことというのが信じられません。エンディングでその生まれ育った家にレイが訪れたシーンではストーリーに関係なく涙が出てたまりませんでした。
当時のSFX技術(死語?)を駆使して作られた最初のシリーズ ep4〜6はBlueRayで見直しても面白さも迫力も全く遜色なく本当に感動です。
ひとつの偉大な歴史が終焉を迎えた虚無感、STAR WARSロスをどのように乗り越えていきましょうか?正直映画そのものにはレビューできなくて申し訳ありません。でもやっぱり評価なんてできません!(ep8は酷評したにもかかわらず)ディズニーがどうしたこうしたなんてどうでもいいです。
封切の都度都度現役で40年観続けられたことにただただ感謝です!ありがとう!
【追伸】
当時よくあった長めの髪型をした友人に(彼は洋画をほとんど観ないひとだったため)冗談で「ダースベイダーに似てるね!」って言ったらハリウッドスターか何かの名前と勝手に勘違いして喜んでくれたのが昨日のことのようです!
すべて終わらせる→全てやり直すに変えて
場当たり的な制作陣たちによる一貫していない新シリーズの綻びを、なんとか修正した形。
レイの出生の秘密は明かされるも、前二作とのつながりから唐突感は否めず、また、その設定ならば、エピ7からいくらでも違う展開をみせられたはずなのでは?と思わざるを得ない。
期待したランドの登場も地味。エピ8のローズ(私は嫌いではない)は、まるでいないかのような扱い。新たなキャラ、ジャナもフィンに心寄せる。フィンってそんなもてキャラ?
全編、エピ8が必要だったのか?と思わせる慌ただしさ。
完結して思う。
キャッチコピーを「全てやり直せ」に変えたい。3作一貫したストーリーがないのなら、作るべきではなかった。各エピソードの納得できない部分を振り返ってみようと思う。
●エピ7
・エピ4の焼き直しのようなストーリー
・カイロ・レンの軟弱さ
・フィンが使いこなしてしまうことにより、ライトセーバーの扱いが軽くなってしまったこと
・戦いに勝った側が30年後に窮地に陥っていることで、エピ4~6(そしてローグワン)の出来事がまるで意味がなかったかのような喪失感
・政治を行う場面や交渉シーンが一切無いことで、レジスタンスの規模が非常に小さく感じ、それに伴い世界観の小ささも感じた。
●エピ8
・ルークの隠遁の酷すぎる動機。弟子を闇討ちするような性格に変えたことへの憤り
・レジスタンスの杜撰すぎる計画。冒頭の爆弾輸送船ののろさ。輸送船なら脱出がばれないからと旗艦船廃棄しておきながら、向かう星が丸見えなのでバレバレ。
・レイが何者でもなかったことへの憤り(この時点では)
●そして今回
・おしゃべり大好きパルパティーンは、レイをなぜ殺したがったのか?
古来、シスは弟子と行動するとされてきた。レイが孫であれば、最初からレイをダークサイドに取り込もうとしてもおかしくない。素材としてはレンよりレイのほうが勝っているのに、レイを諦めるのが早すぎる。それにより、レイに自分を殺させてレイを乗っ取るという計画が思いつきにしかみえない。
また、レンとレイをフォースコンタクトで結びつけておいて、自分が窮地に陥る間抜けっぷり。何のためにレイとレンを結びつけたのか。
・・・やはり、エピ7制作時にはそういう設定ではなかったのだろう。だから行動に一貫性が全くない。かつて最高議長だった頃の、用意周到なパルパティーンからは想像がつかない。
そしてパルパティーンはいったいいつ子供を作ったのか。理由はなぜか。最高議長の時代なのか。子供はフォースの片鱗も見せなかったのか。妻は誰か。
・フォースの拡大解釈・・・物の瞬間移動とか、傷を治すとか、命を与えるとか、エピ8から引き続きもはや何でもアリに。シスの「死を欺く術」が生命力を吸い込むことだと仮に設定するとしても、修行が足りずジェダイでもシスでもないレイやレンが、その応用術を使えてしまうことに、言葉がでない。行き当たりばったりの脚本といえよう。
また、幽体のルークがXウィングをフォースで持ち上げられるのなら、ジェダイ総出演でパルパティーンに立ち向かえばいいじゃない。フォースは魔法じゃないんだぞ!
●ぶれぶれのカイロ・レンを振り返る
・マスク修理したのにほぼ被らない
・レイにしつこくストーキング。挙げ句「おまえの力を試した」とかのたまう
・レイとの二戦目、腹刺され「殺せ」と開き直るも、「私はおまえとは違う」とフォースで傷を治してもらうという屈辱を受けた直後、今更のように母親と父親のことを想い改心する
・レイを助けにパルパティーンの元に向かうも、自分のライトセーバーを捨てたので、レン騎士団にリンチされる。
・・・どうしてもレイアのライトセーバーを使わせたかったのかもしれないが、皇帝に対して丸腰で乗り込むとかありえない。レン騎士団との戦いで落としてしまって、レイが渡すという流れでも良かったのでは。
・なんでレイに対して両親は酒のためにおまえを売ったと嘘をついたのか?→脚本変えたんだなという制作陣の裏側が透けて見えて興ざめ。
そもそもレンが憎んでたのは両親じゃなくてルークだけでしょ?そんなの母親を殺せなくて当然だし、ルークへの反発だけで帝国に寝返るとか幼稚すぎる。彼に目的や理想がなさすぎる。
あっさり星を破壊したり、カイロ・レン憎しで情報を反乱軍に渡していたハックス将軍の方が、よほど一貫した人間といえる。弱いけど。
「パルパティーンの孫」「ハン・ソロとレイアの息子」という最高の素材を手にしながら、発展性がなく、キャラクターの動機づけが不十分な脚本にしかできなかったのが、本当に謎であり、もうちょっと娯楽性に富んだものにできなかったのか残念を通り越して失望。
もちろん誰もが納得できる脚本にするのは無理だとは思う。だが、新三部作は、未知の話に誘われるワクワク感というものが全く無かった。うだうだしてるレンを延々と見せられた感じ。
レンとレイの恋愛が軸になるもはいいのだが、これだったらレイの両親を殺したのは共和国側で、レイは暗黒面に落ちてしまい、共和国側にいた自信過剰な青二才のベン・ソロがレイに恋してしまって、暗黒面に落ちたレイを命を賭してレンが助けるというロミオ&ジュリエット的な完全恋愛映画でも良かったのじゃないですかね。
また、コルサントやナブーや、他の星の様子や統率者たちがほぼ出てこなかったことが、STAR WARSの多様性や世界観を縮めている。グリーヴァスやドゥークーのような魅力的な悪役が皆無なのも、痛手。
エピ8の異質感が残って7、9はまるで心に残らなかった。本当に、何年も楽しみに待った挙げ句これか、と虚脱感に襲われた新三部作であった。
中学生の頃に最初の『スター・ウォーズ』を観てからのいろいろな思いも...
中学生の頃に最初の『スター・ウォーズ』を観てからのいろいろな思いも詰まってしまうので、感慨深いと言った方が良いかな。思っていた終わり方とちょっと違ったけど、これで良かったという感じ。
たいへんよくがんばりました
昨日鑑賞して、今日1日引きずってました。
鑑賞後のエンドロールで、月日がたったことを実感しました。S.W.が終わってしまうことも。まずは、たくさんの批判承知でまとめあげてくれた監督に感謝です。ファンのいろいろな気持ちに応えてくれました。
私的には、ハリソンフォードがハンソロとしてまた出てくれたこと(あの場面は星10位あげたいです。さすが、現役の名優です。かわいそうなベンちゃんの場面がぐぐぐと引き締まりました。)それとレイヤの死に泣き叫ぶチューイには一番共感しました。みんな亡くなっちゃったんですね。現実の役者さんもたくさん・・・・年月が流れましたね。
映画的には途中でハリーポッターか?と思うようなとこもあってちょっと?があるものの、まったく時間が気にならない、ずっとこの時間が続いてほしいと思える作品でした。予告通り、S.W.らしい一体感や前向きさがあったからでしょう。
とにかく小技もたくさんあり、もう1回見たいなと思ってます。何をどうやっても批判は出るでしょうが、やめてほしいな。ファンの皆さんには、ぜひ、自分の思い出とともに、共感でこきるところを見つけてほしいです。おもしろくて、寂しくもなる映画でした。
いかにもJ.J.らしい
1回目:通常スクリーン
2回目:IMAXレーザー2D
いわゆる続三部作(シークエル・トリロジー)全体の総合点をつけるなら、スコアはもっと低いです。
せいぜい★2.0あたりかな。
これまでJ.J.が作ってきた作品のほとんどに共通して言えることだと思っているが、基本的に主要キャラクターに葛藤がない。
葛藤がないから、人として成長もしない。
成長しないから、作品全体に奥行きや深みがない。
人は目の前の出来事や問題に際し、悩み、迷い、葛藤することで内面に変化が生じ、やがて人として成長するものだと思っているのだが、J.J.の作品にはそのような描写がほとんどない。
ただストーリーが進行していくだけ。状況がキャラクターに合わせて変化してくれる運びとなっている。
だからグッとくるドラマ性を感じないし、キャラクターの心の動きや変化がわかりにくい、或いは短絡的に感じられる。
今作でいえば、レイに暗黒面の資質があるのかもと判明してから、その点で少し葛藤しているようにも見えるが、ボリュームはお世辞にも十分とは言い難いように思う。
ポーはパイロットから指揮官へと役割の変更を求められるが、本人が成長していないので「やっぱりパイロットの方が性に合ってるぜ」と言わんばかり。
フィンは脱走兵から戦士へと成長できていたかな。ただ、それも本人による葛藤の末の変化というよりは、状況がそうさせただけとも言える。
キャラクター個人を堀り下げるようなフォーカスの当て方をしない一方で、ストーリーは進行するもんだから、どうしても内容は全体的に薄っぺらくなってしまう。
新作を見ても昔のようにワクワクできなくなったのは、単に私が歳を取ったからというだけではないように思う──こう感じてしまうことが、旧三部作から追いかけている往年のファンとしては残念でならない。
全355件中、161~180件目を表示