スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
全355件中、121~140件目を表示
目に余るチート仕様
EP1をリアルタイムで鑑賞した時、旧三部作(EP4〜6)の熱心なファンからは酷評があったことを理解しつつも、興奮して何度も映画館に足を運んだ。時代的には旧三部作より遡るはずなのに、遥かに進化したライトセーバーの攻防にも、「ジェダイ全盛期はこうだったんだ」と自己解釈で世界観を楽しむことができた。
しかし、今作を含む三部作は酷すぎる。
ただのツッコミ映画に成り下がっている。
指摘したい点はいくつもあるが、どうしても許せないポイントをいくつか挙げたい。
①ハイパードライブを連発しての鬼ごっこ。第一作でハンソロが、「ちゃんと計算してから飛ばないとぶつかるだろうが」と言っていた設定は何なのか?
②突如登場したフォースのヒーリング能力と物体転送能力。
③幽体状態でのフォース使用(ルーク)。死んでるとかもはや関係ないじゃないか。
④取ってつけたようなパルパティーンの再登場とあまりに強大な軍備。旧三部作からそんなに時間経ってないよね??
とまあ挙げればキリがないが、不味いストーリーは百歩譲ったとしても、フォースのチート仕様だけは、スターウォーズの世界観そのものに唾を吐く行為にしか見えない。
監督はファンをおちょくってるのか??
スターウォーズの名を冠さずに、
「スーパーサイキックウォーズ」とでも題して、別映画として勝手に作って欲しかった。
今までの歴史を否定する映画
単体の映画(3部作)としてはある程度まとまっており、見れはします。
しかし、無駄なシーンというか、サブストーリー的なものが多く、
C‐3POの記憶を失うくだりなどは最たる例。
さんざん引っ張って感動するようなセリフを吐いたと思えば10分後には記憶が戻る。
チューイが死んだと思われ、みんなで泣いてると10分後にはやはり生きています、など。
また、過去作の否定や設定をうやむやにすることも多く、
フォースを使って動いてる船を引っ張ったり、死んだ(瀕死?)な人を生き返らせたり、
そんなことできるなら、あのときクワイガン助けれたじゃんや、沼から戦闘機引っ張り出すだけで苦労してたルークは何だったの、ヨーダですら、オビワンの上に乗ってた鉄板一枚であんなに苦労してたのになどなど。
最もなのは、パルパティーンが生きていたことで、アナキンとルークの戦いは意味がなかったと思い知らされたことです。
May the Force be with you.
3世代に渡る物語がついに…といった感じ
オープニングのゴシック体に衝撃を受けたのはいい思い出。
レイとベンは実は双子ではないのだろうか…?なんて思っていたけど、節々に出てくるシーンでどうも当てはまるものがないな〜と思っていたらまさかのパルパティーンの方だったとは…。
レイを暗黒面に落とそうとするシーンは「あれ?これ、6と似てるな」と思ったり、フィンの当て馬感に苦笑い。「え!!そこくっつくん!!?というか死んだ(汗)」と、勝手に好敵手みたいに思ってたのでこの展開は意外でした。
でもライトセーバーを受け取るとこはおおおお!!ってなった。
ハン・ソロ出てきた時は、今度こそセイバーを捨てられたね…って謎の感動。7で刺されたもんね←
個人的にはドロイド達の活躍があまり見られなかったのが残念。いや、してたんだけども…
ファルコン率いる民間船の大群もじーんとなりました。(もしかしたらそれが1番感動したかも)「俺ほどではないけどな!」って!!
最後はルークの育った場所でタイトルの回収。
これからジェダイはどうなるのか、とか色々と想像のできる終わり方でとっても良かったな〜と思いました。
若いアナキンだっていい、若いオビワンだっていい、
何とか上手く着地は出来た作品だとは思う。
でも正直、物足りなかった。
「フォースの覚醒」を見た時に
(話の展開が早い)と思っていたので
公開日の翌日に見に行ったけれど、
やっぱりこの作品も展開が早い。
なのでもう一回見に行きました。
この作品、
「ファンにすり寄り過ぎている。」
みたいな評論をネットの記事でよく目にしたけれど、
どうせだったら、もっとすり寄って欲しかったと思う。
すり寄り方が中途半端である。
何といっても42年分の総決算なんだから、
若いアナキンだっていい、若いオビワンだっていい、
勿論ヨーダだって、何ならCGのアソーカだっていい、
(霊体のジェダイ)が現れるのが、スターウォーズの独特な魅力有る設定だったのではないかと思うのだけれど、
実際出てきた霊体のジェダイはルークだけ?(最後にチョコっとレイアも出てくるけれど、)
しかも最後に歴代のジェダイは声だけだなんて、
そんなの物足りなかった。
チューバッカが死んだかも?とか、シスの剣の話とかよりも、
レイやベンに、霊体のアナキンやオビワンが話し掛けるシーンを見たかった。
霊体のヨーダが見たかった。
スターウォーズを締めくくる作品なのに、
この点は物足りなく、残念だった。
あと、新3部作(エピソード7,8,9)共通して残念なのは、
私の大好きなR2-D2が隅に追いやられてしまい、
BB-8がその座を奪ってしまった事。
こんな事書くとBB-8のファンは怒るかもしれないけれど、
私にとってはR2-D2が先でBB-8は後、
スターウォーズって作品は、
(私独特な解釈かもしれないけれど、)
C-3POとR2-D2の視点で描かれていて、
人間は年老いてもこの二人(?)は(全9作品)に同じ調子で出続けると思っていたので、
(実際に出続けてはいるけれど)
それがR2-D2は妙に古びた、くすんだ外観にされてしまい、隅に追いやられてしまった。
この点は些細な事に見えて、新3部作を物足りない作品にしてしまった要素の一つだと思う。
まあでも、この9作目で着地は成功したと思うし、
ベンにハン・ソロが話し掛けるシーンや
霊体のルークがXウイングをフォースで海から持ち上げるシーンには泣きそうになったし感動した。
楽しめたし42年分の締めくくりは出来た作品だと思う。
J.J.エイブラムスに感謝
スカイウォーカー家の物語が終わりました。
批判的なコメントが多いですが、私は素直に楽しめました。
監督も言っていますが、それぞれに思い入れの強いスター・ウォーズですから、全員が納得するような完結編なんて簡単にできるはずがありません。
特にフォースの解釈についての批判が多いと思います。ミディクロリアンによって受け継がれる潜在能力を武士道的な鍛錬によってのみ習得できる崇高な超能力から、魔法使いが使いこなせる魔法的なものになってしまいました。ファンの怒りはよく理解できます。確かにepisode 8の宇宙遊泳、テレパシーによる会話、今回の創傷治癒、物質移動などフォースの新たな力には驚きましたが、そもそもスター・ウォーズはSF的なおとぎ話だったはず。ルーカスのスター・ウォースでも科学的な矛盾点をあげたらきりがありません。宇宙船の中の重力はどうなっているのか?エネルギー源はどうなっているのか?あんな生物が生存できるのか?などなど。でもいいんです。昔々、どこかの銀河でのおとぎ話なんですから。
ディズニー色が強くなったものの、子供からオールドファンまでのお客さんに見てもらうにはこれもありかなと私は思います。私は、監督の苦悩を想像しながら鑑賞しました。
批判が多いけど、みなさんだったらこんな難題をどうやって終わらせますか?どうやって監督しますか?ものすごいストレス、プレッシャーだと思います。
それなりの着地点に持っていって終わらせてくれたJ.J.エイブラムス監督に感謝しかありません。
最後に、邦題は疑問です。ラストシーンは夜明けというより夕暮れに見えました。
Rise of Skywalkerを日本語にするのは難しいですね。
まだ感想が定まらないけど…
小学生低学年くらいから訳も分からずカッコいいと刷り込まれ
テレビで放映される度に何度も観てきたシリーズなので
オープニングのテーマが流れるだけで涙が出そうになります。
でもストーリーはお決まりの
敵の圧倒的な軍勢、味方劣勢、主人公別行動、敵ボス倒す、敵軍勢倒す。
なので、新鮮味はまったくないですし
その敵も突然沸いて出た復活パルパティーンですから
なんだかなぁって思ってしまいます。
EP7から存在を匂わせておけば深みが出たんでしょうけど
シリーズものでありながら単発の出現なのでうっすいです。
今作のパルパティーンに限らず、EP7以降はファーストオーダーにしろ
カイロ・レンにしろ、全体的なストーリーにしろ
監督とっかえひっかえだったせいでしょうけど
育て切れず単発映画になっているのが残念。
あとは極めて個人的な感想ですが、カイロ・レンが馬面のプロレスラー体型でなければ
もう少し印象が良かったと思います。
冷静に考えるとネガティブな感想がいっぱい出てきますが
映像、音響はさすがに桁違いですし(これだけで観る価値がある)
観ていて不安や不快になることはないですし
なんだかんだいってスターウォーズですし楽しめます。(楽しみました)
ここまで書いておいて、、、
EP7~9。作り直しませんかね?
ターミネーターみたいに「あれはなかったことにする」って言っても怒りませんよ。
あともう一つ、ルーカスだったらどういう映画になっていたのか気になるところです。
夜明けは永遠の希望に繋がる
"スター・ウォーズ" シリーズ第9作。
ドルビーシネマで鑑賞(字幕)。
ノベライズは未読。
プレッシャーもあったでしょう。罵詈雑言を浴びたこともあったでしょう。それでも、歴史の重みを背負ってサーガをフィナーレへ導いたJ・J・エイブラムス監督に心からの賛辞を。
駆け足感はあったものの、散りばめられていたものは回収したんじゃないかなと思いました。いよいよレイの驚きの出自が明かされ、衝撃のあまり呆然唖然。そう来たか、と…
「最後のジェダイ」の罪は重いです。彼女の出自に関して真実なのかそうでないのかよく分からないことをカイロ・レンに言わせていたし。しかし持ち直したのは本当にすごい!
レイアのシーン、なんの違和感もありません。未公開シーンを繋げてつくっていると云う話でしたが、元々本作のために撮ったんじゃないかってくらい自然にストーリーに収まっていて驚きました。最後の勇姿、そして最期の名演。改めてご冥福をお祈り申し上げます。
クライマックスの決戦は圧巻。圧倒的なシスの大艦隊を前に、劣勢に立たされたレジスタンス。もうダメだ。諦めかけたその時。こう云う系の興奮、「アベンジャーズ/エンドゲーム」以来でした。
全ての想いを賭けた最終決戦にしびれました。まさに総力戦。懐かしのキャラクターやメカニックも大挙登場して、華々しいフィナーレを彩ってくれました。
親子愛。贖罪。赦し。…シリーズが語って来た要素も集大成を迎え、しっくり来ないところもあったけれど、概ね見事な大団円だったんじゃないかなと思いました。
~2019年映画館納め~
[以降の鑑賞記録]
2020/04/12:Amazon Prime Video(字幕,レンタル)
2021/02/26:金曜ロードSHOW!
※修正(2024/06/24)
↓観ようか考えてる方へ…
結論から言うとフォースの能力がインフレしすぎ
〈悪いポイント〉
・レイの名前みんな気にしすぎ
「パルパティーン」より予告に出てきた「ダースモール」か「オビワン・ケノービ」の血統のほうがまだしっくりくる。
・パルパティーンの息子か娘はフォース無かったんかい。孫だけ強くなりすぎやろ。
・カイロレンがセーバー捨てるにしても突然お父さんの幻影はやめてくれ、ソロはフォース持ってません。
・予告の「ダースモール」の武器持ったレイは結局フォースの幻影ですか…そうですか…。
・ep8同様2人ともフォースで空間繋げるのやめて。
四次元ポケットみたいに背中からセーバー出さないで。
・パルパティーンの戦闘シーンは相変わらず短いし、
死に方が某魔法界の「名前を言ってはいけないあの人」
と同じ。
・レイア姫宇宙から帰れるほどのフォース持ってるくせに「ベン…」の一言のテレパシーで消滅て。
ともあれありがとうございました
キャリーフィッシャー様
・ベンとレイの恋愛いらん
レズビアンのカップルは良かった
・何をとってもフォースの能力が増えすぎるし
強すぎる
(物を寄せる、相手に暗示、空間繋げる、テレパシー
幻覚を見せる)
最初の2つ以外要らない。
〈観たかったポイント〉
・戦うルーク
・クローンで蘇るのがパルパティーンではなく
ダースベイダーがよかった
・
もう書くのめんどくさくなりました
お疲れ様でした
観ようが観まいがあなたの心に残る保証はありません。
意外と皆が言及していないことについて
そもそも共和国は何をしていたのか?共和国軍を作りファースト・オーダーを潰すべきなのに、レジスタンス任せ。それもファースト・オーダーがしょぼい組織ならまだ分かるがスターキラーや旧作よりでかいスターデストロイヤーが登場する・・・。この金はどこから出ている?この7での最大の不満点がやはり今作で厳しいツケを払うこととなったようだ。
パルパティーンが何故か生きていた・・・のみならず、彼は大地に埋もれていた(もしくは土塊から作った?)無数のスター・デストロイヤーを蘇らせる!!・・・・・・いや、もう何でもありか。レイアの宇宙遊泳も、回復術や死者蘇生もこれにくらべたら可愛いもんでしょ。なんの為にプリクエルで共和国を乗っ取ったのか。皇帝の力さえあれば何でもできるじゃん。エイブラムスはどんなに荒唐無稽でも敵の力を強大に描けば、スケール感が出て盛り上がると思っているのか。
そして、前述したように共和国側の描写が今回のトリロジーには一切ないので、最後カルリジアンが援軍を連れてきても何の感動も沸かない。設定が適当で荒唐無稽だと、普通なら感動する援軍登場の展開もただただ白々しくなってしまう。
シークエルと比べるとプリクエルはお話が荒唐無稽になりすぎず良くできていた。個人的にはジャージャービンクスも好きだ。皆、8の冒頭が嫌いなら、ナブーの戦いのドタバタの方がまだ好きってことでしょ。ルーカスが魔法をかけたスター・ウォーズはルーカスにしか調合できなかった。ハワード・ザ・ダックやイウォーク・アドベンチャーをB級ファンタジーとして馬鹿にすることは誰でもできるが、そのB級ファンタジーのテイストがスター・ウォーズにどのように貢献しているかは誰も理解していない。
やはりプリクエルを馬鹿にしていたオタク共は所詮スター・ウォーズを理解していなかったという事が、エイブラムスの今回の仕事ではっきりと示されたことだろう。そもそも7でミディクロリアンの否定→血統によるフォースの力の否定を描いてトリロジーを始めたのはエイブラムス。だが8でライアン・ジョンソンがそれを引き継いで拡大して描いたらファン(個人的には一部だと思うが)が激おこ。それに日和って8でスカした要素をあわてて全部ひっくり返したもんだから、レイがパルパティーンの孫になっちゃって(笑)思いっきり血統の話に戻ってしまった。こんな事ならライアン・ジョンソンにそのまま思うがままに9を作らせた方が絶対良いものになったはず。本当の映画の面白さを分かっていないスター・ウォーズオタクが8を必要以上に貶したせいで、その先に行くことをエイブラムスがこわがり剰えさらに荒唐無稽な要素を盛り込んでいったせいで、シリーズ史上最大の駄作でトリロジーが終わってしまった。8は7を継承して新しいところへ行こうとしていたし、実は話にも無理はない(ローラ・ダーンが最後の決戦地を皆に明かさなかったのは、逃亡する者を縛り付けたくなかったからだろう)が今回は本当に散々な出来。
スター・ウォーズ好きには不満でも一般層はこれで満足だよという人もいるが、そうだろうか。私を生贄にしろという皇帝に最初は逆らうが、結局戦って倒すという筋書きは一般の人にとっても意味不明ではないだろうか。
最後に重ねて言うが、8は決して悪い映画ではなかったが、スター・ウォーズオタクどもが必要以上に貶した。おそらくそのせいもあり、9は映画として最低の部類のものになってしまった。はっきり言ってこの映画を褒めている人は目の前の悪夢を否定したい、7は良くて8は糞だったという自分を正当化したいだけのように見えるが如何がか。
ビックリの連発
まずは、ダサいタイトルにビックリ。
本編でキャリーフィッシャーがガンガン出てくるのにビックリ。
ハリソンフォードが出てくるのにビックリ。
スパイもあっけなくフェイドアウトし、活躍しないのにビックリ。
そして、1番のビックリはレイとレンのキス。
なんじゃそりゃ?
意味わからん。
途中で、殺してしまったハンソロや、ルークを幻影で登場させるのは少しやり過ぎ。
確かに以前のシリーズでもオビワンとかがそうであったがやり過ぎちゃうか?
全体的に夢や希望が欠如している。8作目で殺してしまったルークは、殺さないで本作で大活躍して欲しかったし、予想外でホントにこの世を去ったキャリーフィッシャーのレイア将軍ともども大活躍して頂ければ、ほんとにライズオブスカイウォーカーになったのでは?
フォースも生かされてなくただ、ライトセイバーを振り回すだけの意味わからんストーリー。
我々おっちゃんの世代が、小中学生の時見た、スターウォーズは、忘れられない映画になっているが、この新シリーズを見た小中学生達は、果たしてそうは思わないのではないか?
カイロレンをはじめポーやフィンなど、申し訳無いがキャストにも魅力無いのが致命的やな。
そのせいかどうかは知らんが、今作では、フィンやローズは、ほとんど出演無し。
スターウォーズ4のエンディングのような大円団で、気持ち良く終わって欲しかったわ。
凄いお金賭けた映像がきれいなだけの駄作
スカイウォーカーの家系断絶そして
旧主要キャラはほぼすべて死亡・・・
EP7~8の失敗を無理やり帳尻合わせそしてラストが
パルパティーンと相打ちで死んだパルパティーンの孫レイを
死にかけのカイロ(ベン・ソロ)がキスして生き返らせて消滅とか
フォース何でもありあり過ぎ・・・絶句の展開
最悪なのがラストにパルパティーンの孫がスカイウォーカーを名乗って終わり。。。
レンタルが出て100円とかで見るのがよいとおもう
1800円金払ってみてものっそ損した気になった駄作
壮大なシリーズの終焉
42年にも渡る壮大なストーリー、遂に終わったのか!
見終わった後に思ったのはそんなくらいでした。
スター・ウォーズの新3部作で採点を付けるとしたら、
・7「フォースの覚醒」 星4つ
・8「最後のジェダイ」 星2つ
という感じです。
そして、今回の最終作が上記の通りなので、スター・ウォーズはマーベルのアベンジャーズに完全に追い抜かれたと実感しました。
ストーリーの矛盾はそもそも前作からそうなのですが、それでも楽しめたのはやはり映像の美しさと圧巻のバトルシーンがあったからだと思います。
前回ではもうファースト・オーダーがレジスタンスを結構追い詰めて、レジスタンスは反撃する話になるのですが、今回は新三部作に今まで出てこなかった銀河帝国のパルパティーンがいきなり登場します。
そして、主人公レイの正体がパルパティーンの孫というのも判明します。
まぁ、パルパティーンの孫でも別に良いのですが、これでは「じゃあカイロ・レンとの繋がりは何なの?」となってしまいます。
そもそも何故カイロ・レンとあんなに繋がってたのでしょうか?
個人的には、ここはルークの生き別れた娘の方が良かったのでは?
また、カイロ・レンは暗黒面に落ちるために父のハン・ソロまで殺してしまうのに、今作ではレイに負けた後にハン・ソロが幻影として出てきたらあっさり味方になってしまいます。
何でわざわざ父を殺してまでダークサイドに落ちたんだよ!?
だったら両親に憎しみを抱えてる設定の方が全然良かったです。
また、終盤でファースト・オーダーに追い詰められそうになると、味方の軍が一気に押し寄せてくるシーンがありまして、熱いシーンになるはずがそんなに熱くなれませんでした。
と言うのも、そんなに印象深いキャラクターがいないので盛り上がらなかったんだと思います。
アベンジャーズ/エンドゲームでは、アッセンブルのシーンがあんなにも熱くなった理由は、何作にも渡って主役のヒーロー達を描いてきたことで、ヒーロー達に愛着が沸き、そのヒーロー達が一気に集結したことであんなにも熱くなれました。
今回のスター・ウォーズはそこがありませんでした。
とは言え、前作までに亡くなったルークやハン・ソロが幻影として登場したり、オビワンが声だけで登場したり、エピソード4の始まりの場所も出てきたりと、ファンサービスが多かったのは非常に嬉しかったです。
また、僕は新三部作の中で一番好きなのはジョン・ボイエガ演じるフィンなのですが、彼に関する心情も深く描かれます。
また、ポー・ダメロンやレイとの友情の深みも観れたため、最後のバトルが終わった後に再会するシーンは感動しました。
とりあえず完結して良かったという所に安心を覚えました。
良い形で今年の映画館納め出来て良かったです。
第十三代石川五ェ門見参
もはや昨年末となった超話題作。いまさらネタバレでもないだろうけれど、Blu-rayの発売で見る人のために一応付けときます。
トレーラーで一部チラ見せがあったシーンだが、まさか生身のレイがジャンプしてライトセーバーだけでタイファイをぶった切るとは。ルパン三世の五ェ門のお決まりシーンを想い出した観客は少なくないはず。笑いをこらえるのがやっとだった。
まあ、とにかく今回のレイのフォースは縦横無尽。飛ぼうとしている宇宙船を落としちゃうんだから驚き。こんななんでもありって……でも、前回のルークのテレワーク決闘を思えばかわいいほうか。超能力か神通力か知らないが、そんな便利な力があるのに崖っぷちのライトセーバーの戦いはお決まりなのか愚直にとり行われる。
ツッコミは絶えないのだが、そんな冷笑にムキになって辻褄を合わせようとしている狭量さが見え隠れする。
まず、レンのマスク。エピソード7から「もう素顔見せるの?あれ、必要?」との声が上がってエピソード8にいたってはほとんどかぶっていないかったのだが、今回想い出したように傷を金継ぎまでして再登場させていた。でもやっぱり脱いでいる時間が長い。マスクのエピソードがないとね。
そして「フォースとかジェダイとかいうけど、結局、巨大戦艦とかデススターに勝てるもんじゃないのになんでそんなに重宝する?」という、「必殺技をなぜ最初にやらない?」的な黙殺していいツッコミに、無謀にもパルパティーンのフォースで船団を沈めるという暴挙で答えた。お約束なんだから無理して辻褄あわせなくても……と誰もが思うのだが、かなりの神経症的気質が見受けられる。やはり前作のテレワーク決闘の非難が強かったのだろうか。
さて、このシリーズ、やはり最後まで「父性」との葛藤がついてまわった。エディプスコンプレックスの古代ギリシャといわず、恐らく人間の祖先が家族を構成したときからあったテーマだったのだろう。宇宙を飛び交う時代になってもそれを克服できないという示唆かもしれない。
そしてそれに伴う血統のテーマ。自由と人権の共和国、アメリカでこんなにも血統に羨望にも思える信奉があるのは意外であった。このシリーズに限らず、娘の見ているディズニーチャンネルにお姫様物語の多いこと。血は水より濃し、は万国共通なのかもしれない。
シリーズのなかで最初のアナキンの父親についてはとうとう触れられず終いであった。これがまことしやかにうわさされているように、パルパティーンだとすれば理屈の上では調和する。孫にあたるレイも「スカイウォーカー」を名乗るのが、ただルークやレイアを慕っているからだけではなく、同じ血統だから、もしかするとパルパティーンがダークサイドに落ちる前の姓かもしれない。
思えば最初の三部作の最後、エピソード6はまだシネコンもない時代だった。たまたま東京にいて新宿の劇場で初めて立ち見、それが2時間超えで長く感じた。エピソード3はコマ劇場改修前の歌舞伎町の映画館。シネコンはあったけど、見たのは昔ながらの古い映画館だった。そして今回も新宿。ずいぶんとこの地に縁がある。大作の終わりはIMAXで満喫したが、どんな劇場でもそのときの印象に古さを感じないのは大作たる由縁だろう
ディズニーのことだからこれからスピンオフも出るだろうし、新シリーズも作るかもしれない。でも恐らくもうオリジナルメンバー、マーク・ハミル、ハリソン・フォードは出ないだろう。キャリー・フィッシャーは死んでるし。それが名残惜しかったのだろうか、この筆を執るのに4か月を要した。少年時代に描いた空想は一区切りを迎えた。随分長い間たのしい夢を見させてもらった。感謝したい。
完全に蛇足だがツッコまずにはいられない。
賛否、というか批判の多かったレイとレンのキスシーン。私にはレンの生気をレイが吸い上げて生き返ったオカルトに見えた。
毎回共和国とかレジスタンスの大勝利で終わるのに、その次の回で帝国は大艦隊を整備しているのにもかわらず、レジスタンスはまた地下に潜っているのはどうして?戦後の政治に問題でも?レイアに至っては王女だったはずなのに将軍にまで格下がっている。
C3POのメモリーを削除するのに、みんな薄情だったのは意外だった。ひどい。
映像の創造の聖地、ハリウッド
今は無き、テアトル東京の70mmシネラマで幼き私を父に連れられて見た『アラビアのロレンス』。
高校時代にそこで同じテアトル東京の70mmシネラマで『未知との遭遇』を鑑賞。
その次に公開された『SW EP4』を同じく70mmシネラマで鑑賞。これはスペースオペラの壮大さを感じましたね。
その後に同じシネラマ70mmで『エイリアン』を鑑賞。あれは大画面故に恐ろしさが加担していた。
こうして、42年続いたSWシリーズを見続けた。但し、EP5ではもうテアトル東京は無くなっていた。
SWって家族の物語だろうけど、現実世界でも家族の事もクロスオーバーする様な感じ。
このEP9のラストでスカイウォーカー家と直接の血統が無いのにレイが嘘を言って良いんだろうか?
そればかりが心残りでした。女帝がどうのこうのと言う声が聞こえますが、現実世界でもはやマイノリティとかは抵抗しようがありません。日本では、新幹線運転士、タワークレーンオペレーター、JASDFのF-15ライダーに女性戦闘機パイロット、色々活躍されておられますし。
USではもっと進んでおり、F-16サンダーバードのチームに女性が居る。三沢の米軍基地に、夫婦共々対地爆撃に任務しているママさんパイロットが居る。
『どうせ女だから出来ない。』と言う古くて硬い考えは終わった時代ですね。
この映像の創造の聖地ハリウッドを2年前に訪れましたが、NYは別だろうけど、そこには日本の昭和の名残のような古き良き街並みがありました。『ブレードランナー』の映画上のような高層ビル群はロサンゼルス市街のダウンタウンに少しあるだけ。むしろ現代の日本での東京の方が高層ビル群の林立の方が凄い。
とにかくこの42年もの続いたSWシリーズが終わった。。
次は、スカイアクションものとして34年ぶりに復活するTOP GUNこと『TOP GUN2 マーベリック』に期待しています。この映画は元祖ものも含めて実際に戦闘機にカメラを持ち込んだ超リアル映像ですし。
SWのタイファイターよりも、今度のF/A-18Eスーパーホーネットも本物の本物(トムクルーズは苦労してあらゆる機体のパイロットライセンスを取っているが、実際に操縦桿は握っていない。)。
ちなみにANAのスターウォーズジェットは、2020年東京五輪の前に通常塗装に戻すらしいです。
https://www.ana-sw.com/
これも、SWが終わった事になる感じですね。
ありがとうJ.J
ネタバレを含みます。ご注意ください。
簡単に言えば、嫌いではないけど好きでもない映画でした。
続3部作、そしてスターウォーズ全9部作の完結となるスカイウォーカーの夜明けですが、その役目は果たせたの?そもそも続3部作って無理矢理作る必要あったの?と思わざるを得ない出来だったと思います。
とは言え、私はエピソード7は完全擁護派です。、、、、でした。レイ、フィン、ポー、新キャラクターはみんな輝いて見えたし、カイロ・レンも未熟で不安定ながらも、ビジュアル含め好きなキャラクターです。それぞれのキャラクターが今後どうなって行くのか、とても気になったし、観た直後にエピソード8を隣で上映していたら迷わずそのまま観に行っただろう、と言えるほど楽しんだことを覚えています。
そのエピソード8ですが、私は正直大嫌いです。エピソード8好きな方、本当に申し訳ありません。やりたいことはとても強く伝わってくる映画だったとは思います。全く新しいスターウォーズを。けれどその手段はファンが予想していたであろう展開の真逆を繋げただけ、というもの。最後にはもうどうでも良いやと思ってしまうくらい、うんざりしていました。加えて、じゃあエピソード7のあれは何だったの?そのキャラってそんな人じゃなくない?このシーン全部無駄だったの?などなど、考えれば考えるほど気になる点、突っ込みどころが出てくる映画だったと思います。
そしてエピソード9について。最初に書いた通り、嫌いではありませんが、好きでもありません。まず、エピソード8後の軌道修正を図ろうとしたのは隠しようがない事実だと思います。
・ローズの出番激減、C-3PO、マズ・カナタの出番大幅増加。
・ライトセーバー同士の戦闘大幅増加。
・レイ、フィン、ポーの絡みの増加。
◎捨てられそうになったライトセーバーをルーク(霊体)がキャッチ、ジェダイの武器は大切に扱え、私は間違っていたと発言。沈んでいたXウィングをフォースで引き揚げる。
・ホルド提督が行ったハイパースペース特攻への釘刺し。
・アクバーJr.登場。
・カイロ・レンが壊れたマスクを修理。
・8では影も形もなかったレン騎士団ようやく登場。
・スノークの正体。
・レイの出自。
・修行らしいジェダイの修行。
などなど、エピソード8でなされた、なされなかった数々のことに、大小ありますが軌道修正・補足がありました。見たかったものが見られたというものも勿論あります。ライトセーバー同士の戦闘はやはりスターウォーズならではですし、ちゃんと師としてレイを導いてくれたルークを見られて嬉しかったし、ハンやランドやウェッジをまた見られるとは思ってもいませんでした。もう一度最後にベンのもとに現れるハンのシーンには目頭が熱くなりました。フィンとポーの掛け合いはエピソード7の時もそうでしたが最高です。シーンだけを切り出せば良い部分もあったとは思います。けれども、これ7から9でちゃんとしたヴィジョンがあった結果なの?と思うしかない展開もありました。
一番引っかかったのはパルパティーンの再登場。アナキンが文字通り命と引き換えに葬り去った悪の親玉が復活したってことは、無駄死にだったということになってしまうわけで、、、。エピソード1〜6でやってきたことは何だったんでしょう。本当は、当初はスノークをラスボスとして設定していたのではないでしょうか。そうでなければ、わざわざパルパティーンを引き出してくる理由が無いと思うのです。
レイの出自の真実とその葛藤、ポーの過去、フィンと同じく元ストームトルーパーの中隊、レン騎士団、など掘り下げれば面白そうな展開が3部作最後で急に出てくるのも不自然です。それもかなり急ぎ足で片付けられる。エピソード8でやっていれば、新キャラクターにももう少し愛着が湧いたし、エピソード9でのカタルシスももっと大きかったのではないでしょうか。個人的にレン騎士団はビジュアルの格好良さや、レンとともにルークを裏切ったという背景から、とても気になっていたので、結局雑用と噛ませ犬としての役割しかなかったのが残念でなりません。
結局何がしたくてどこに話を着地させるのか、その辺りを一貫したヴィジョンとして描けていなかったのではと考えてしまいます。
加えて引っかかったシーンを挙げていくと、
・チューイが死んだと思ったら生きてた、C-3POの記憶データが全部消えたと思ってたら全部もとに戻せた、レイが死んだと思ったら生き返ったと思ったらベンが死んだ、など肩透かしというかまどろっこしい展開が多い。
・ランドやウェッジ、アクバーJr.登場は嬉しかったけど、正直ファンサービス以上の理由がない。
・出自は関係ない、お前はお前だ、ということに落ち着いたと思ってたら、スカイウォーカーを名乗る。
・8のローズとフィンのキスと同等かそれ以上に取ってつけたようなレイとベンのキス。思わず目を背けてしまいました。
・フォースデリバリーの演出。最後のレイからベンへのライトセーバー受け渡しは完全に手品。
・パルパティーンとの最終決戦。どっかで見たことあるようなよくある決着の付け方。全く盛り上がらない。
・やりたいことは分かるけど、双子の太陽のシーンは8でやっちゃってる。
・ハックスが裏切った理由が超絶的にダサいし、死に方も超絶的にダサい。
ちゃんと思い出せばもっとあるかもしれません。
長々と書いてしまいましたが、私個人の感想としては、よく出来た映画とは言えないというのが正直なところです。続3部作が出揃った今、遡ってエピソード7の評価が下がったかもしれません。
頑張って終わらせようとしたんだろうな、とは強く伝わってきますが、どうしても急ぎ足すぎて無味乾燥な感じが拭えません。本当にもったいないと思います。
エピソード8の出来からあまり期待はしていなかったので、まあとりあえず終わってくれれば良いかなと思っていたのですが、本当にその通りになってしまいました。
とは言え、スターウォーズを、本作を嫌いになれないのも本心です。そしてJ.J.エイブラムスはエピソード8の流れから、とりあえずでもよく終わらせてくれたと思います。ありがとうJ.J。お疲れ様でした。
私個人の感想です。不快になられた方は申し訳ございません。長文、駄文失礼いたしました。以上です。
批判もわかるけど、面白かった。
スターウォーズに対しては見る側もハードルがあがるから批判が出るのは仕方ない。
素直に面白かったけど、批判のネタになるところはスゴいわかる。
●オープニング・ロールからパルパティーンが書かれてるのはしっくりこなかった。劇中で登場してビックリ(まあ、予告でネタバレしてるけど)する流れかと思ってたから。
●新キャラがつまらない。
●ライトセーバーがコロコロと何本も出てくるなど、雑なところがいくつかあった。
●フォースの新能力も多すぎて何でもあり感がピンと来なかった。
●エピソード8からのキャラや流れが分断されている。
こう書くと批判レビューみたいだけど、俳優の芝居もいいし、うまく大団円になったところは良かった。前評判が悪かっただけに逆に楽しめたかも。
普通に面白い映画だと思うけどスターウォーズなだけに許してくれないんだな。
レイの出生の秘密とは?レイがあれだけの強さのフォースを持っているその理由とは?泣けたシーンが3つあった。〇〇〇が墜ちた場面。〇〇〇〇が現れた場面。ラストシーンでレイが〇〇を尋ねられて応えた場面。
以下ネタバレがあるので未見の方は注意してください。
レイの出生の秘密とは?レイがあれだけの強さのフォースを持っているその理由とは?泣けたシーンが3つあった。〇〇〇が墜ちた場面。〇〇〇〇が現れた場面。ラストシーンでレイが〇〇を尋ねられて応えた場面。
Movix堺で映画「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
(Star Wars: The Rise of Skywalker)を見た。
私が最初のスターウォーズを見たのは中学生のときだった。
朧げな記憶では兄か弟と一緒に叔父に連れられて和歌山のぶらくり丁にあった映画館で見たように記憶している。
当時和歌山の繁華街と言ったらぶらくり丁だけだったと思う。
それから40年以上経った今年、スター・ウォーズの最後のエピソードをこの目で見ることは感慨深いことだと思った。
7作目では頼りないジェダイ戦士のタマゴだったレイがこの作品では立派な一人前の戦士になっている。
予備知識を持たないで見た。映画はなるべく予習しないで見ることにしている。その方が面白いと思うから。
中盤以降に驚きがあった。
レイの出生の秘密とは?
レイがあれだけの強さのフォースを持っているその理由とは?
泣けたシーンが3つあった。
レイア・オーガナ将軍が墜ちた場面。
ベン・ソロの前にハン・ソロが現れた場面。
ラストシーンでレイが出生の地を訪れたときに苗字を尋ねられて応えた場面。
ありがとう、スター・ウォーズシリーズ。
40年以上にも渡る長い楽しみを私にくれたことを感謝する。
上映時間は142分。
満足度は5点満点でもちろん5点☆☆☆☆☆です。
May the Force be with skywalker
ep1から外伝も合わせて一気見した勢です
パルパティーンが生きてたのは予想外でしたけど、正直それだと結局ep6で命がけでパルパティーン倒したアナキンの意味が...っていうのがありました。まぁ闇落ち戻りてきな事としては残るので良いと思うんですけど、個人的には面白かったけど、もしep6から戦争が終わってなかったら見たいなifとしてみるのが良いのかなぁって感じでした
ジョージ・ルーカスは言っていた
ジョージ・ルーカスは言っていた。
「スター・ウォーズ」はスカイウォーカー家の物語なのだ、と。
そう、1〜6はその通りで「血統」の物語であった(フォースはある程度遺伝する、というミディ=クロリアンの設定もあり)。
しかし、そうだとするならば、人は「生まれ」によって人生が決まる、ということにならないか。
本作におけるレイの葛藤は、「生まれ」か「自分の意思か」にある。
カイロ・レンは彼女に「運命に身を委ねよ」と呼びかけたが、レイはこれを拒んだ。
困難があっても、彼女は意思を持って自分の人生を選んだのだ。
そしてラスト、「スカイウォーカー」を名乗って「生まれ」をも超越した。
これこそ、本作が伝えたかったメッセージではないか。
本作で登場したスターデストロイヤーは惑星を破壊するほどの威力を持つ巨大なレーザー砲を、艦の底部に装備している。
これは男根の象徴ではないか。
シスによる支配は、まさしく世界を力づくで蹂躙するレイプのような行為であり、これに対して最後、女性のジェダイであるレイが勝つ、という点にもメッセージを感じる。
勝利に沸く反乱軍の群衆シーンでは女性同士のキスシーンがあったし、ポーとフィンの関係にも単なる友情ではない、もう少し複雑な感情があるように感じた。
トランプ政権後、人種(生まれ)差別やジェンダー、セクシャリティの問題が、明らかな排除やヘイトを伴って取り上げられることが目立っていると思う。
いくらテクノロジーが発達しても、人類はこうした問題を解決出来ていない。いや、インターネットというテクノロジーは、差別を助長することにも使われてしまっている。
「スター・ウォーズ」の世界もしかり。強大なパワーやテクノロジーを手にした「帝国」は、どういう社会を作るのか。
ラスト、エクサゴルの空に次々と出現した反乱軍への援軍。これは作り手の、作中の帝国支配や現実社会の人種や宗教、ジェンダーなどの差別に対する強烈な拒否感を表していると感じた。
第1作「新たなる希望」の公開から42年もの年月を経て完成した完結編。
上記のようなメッセージは極めて現代的であり、「スター・ウォーズ」もまた、時代とは無縁ではないのだという感慨を持った。
イウォークが出てきたり、ラストシーンがタトゥイーンだったり、水中から浮かび上がるXウィング、廃墟のデス・スターなど旧作へのオマージュも悪くない。
この3部作では、オリジナル3部作の主要キャラクターが1人ずつ命を落としていくことになったのだが、レイアの死を知ったチューバッカの、1人残された悲しみは胸に迫るものがあった。
細かい点ではツッコミどころはあるものの、「スター・ウォーズ」サーガの完結編としては(あの前作を受けて、ここまで話を収束に持っていったという点も含めて)概ね満足。
打ち切りにされた漫画の最終回のような駄作。FUCKディズニー、FUCKJJエイブラムス。
前回あそこまで全面に押し出してたローズ(笑)が批判からか一切出てこなくて笑ってしまった。
伏線っぽかった子供も出てこないし、まさに船頭多くして船山に登るといったところか。
アクションシーンだけ力を入れているが、ストーリーはほぼ無いと言っていい駄作。
自分を殺せと言っていた皇帝がカイロレンが合流しただけで掌返して殺しにかかってきたり、パルパティーンの血を受け入れたかと思ったレイが最後にスカイウォーカーを名乗ってしまったり(両親を否定する事になるのでは?)とツッコミ所だけは多かった。
7と8で大きく広げた風呂敷を一切畳むことができず、とってつけた悪役をただ倒して終わり。
まるで打ち切りにされた漫画の最終回を読んでいるようだった。
ディズニーでさえなければ、そしてJJエイブラムスでさえなければ、まだもっとマシなものが作れただろう。
今回のSWの件でディズニーがすごく嫌いになってしまった。
ディズニーは大人しく子供向け映画だけ作ってたら良いと思う。
FUCKディズニー、FUCK JJエイブラムス。二度とSWに関わるな。
全355件中、121~140件目を表示