スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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スター・ウォーズ:サーガ⑪ 最終決戦!平和を掴むための絆
良い映画というのは、何度見ても面白い!ってのが条件だと思ってます。そういう意味では、正にこの「スター・ウォーズ」 シリーズが、そこに該当すると思ってます。
今回、時系列で一作目から見直してみたんですが、どうも「EPⅦ」からは、趣が違うような・・・
確かに雰囲気は変わりますが、迫力ある画面の連続で面白いことは面白いんです。
でも、「EPⅥ」で終わっていても良かったんじゃないかって想いもチラホラ。まぁ、懐かしの人達の再登場で40年の歴史の重みが感じられたのは良かったかな。
映画館で見た時には、年配と思われる方が多かったですね。夫婦で来てる人は、もしかしたら若い頃デートで楽しんだんじゃないかと勘ぐっちゃったりもした次第です。
さて、最終作品となる本作は、まさにお祭りムード満載です。先ほどもチラッと書きましたが、懐かしのトリオ、ソロ、ルーク、レイアを筆頭に、新旧キャラのオンパレードで楽しませてもらいました。
イウォークまで出てきちゃって、最初の「EPⅣ」から映画館で鑑賞していたオヤジとしては感無量でした。
勿論、三人の新メンバーにドロイド達が絡む展開も、次から次へとアクシデントだらけでワクワクしながら魅入っちゃいました。
最後までヤキモキさせたカイロ・レンも良かったんじゃないですか。( ちょっと呆気なかった気もするけど)
チャンバラ、銃撃戦、スペースバトル、どれも大迫力のアクションシーン満載で、楽しませてもらいました。
エンドロールの音楽も集大成みたいで良かったです。
こんなに素晴らしいエンディングで、楽しませてもらって、本当にありがとうございます。感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。
【ネタバレ】
最高のエンターテイメントで楽しませてもらったのですが、ちょっと余談です。 結局、レイがパルパティーンの孫だったってことなんですが、 血の繋がりと暗黒面に密接な関係があるんでしょうか?
ジェダイは、確か恋愛禁止でしたから、家族を持つことはない。
そんな中で、アナキンはアミダラを愛したことで暗黒面に堕ちてゆく。 ソロとレイアの子であるカイロ・レンもまた然り。 家族が有るから暗黒面に堕ちやすいってことなのかな?
ところで、フォースって怪我も直すこと出来たんでしたっけ?正に万能の力でしたね。
「スターウォーズの集大成」の名にふさわしい作品
この作品では、フォースのバランス、ジェダイとシスの戦い、師弟や家族のつながり、宇宙で繰り広げられる大迫力の戦争等スターウォーズの魅力が全て詰め込まれている。
(ここからネタバレだけど、リピートする時とかに参考にしてほしい)
エンディングとしては、フォースのバランスが保たれ、ジェダイにより銀河の平和がもたらされる、というファンが最も望む展開へ。予想はできていたが、やはりそこまでの見せ方が上手いので、ハラハラドキドキしながら楽しめる。最終的には、ジェダイとシスの戦いにフォーカスされていくので、やはりスターウォーズ感が強い。そして、スターデストロイヤーやミレニアムファルコン、Xウイング、tieタガー(tieファイターの後継機)等の名宇宙船の派手なチェイスシーンには最高に興奮するし、映像技術も進歩してるから、迫力がやばい。まぁとにかく、あらゆる点においてスターウォーズクオリティが爆発しているのだけど、集大成としての名がふさわしい理由はここからである。
やはり、過去の作品の要素がいろんな所に散りばめられている。Xウイングをルークがフォースで持ち上げるシーンは、エピソード5でヨーダがXウイングを持ち上げるシーンを彷彿とさせるが、あの2つのシーンでは「フォースとヨーダ」という同じ曲のメロディが使われている。このように、今作品では過去の作品で使われていた音楽が散りばめられており、その裏に隠された製作陣の意図を読み取ると、なんとも驚かされる!エピソード2でヨーダがライトセーバーを起動する時に流れるメロディはベンソロがレン騎士団と戦う時の音楽と同じだし、アナキンが死ぬ場面で流れるメロディは、レイが皇帝の玉座を訪れた時のメロディと同じである。
そして、エクセゴルの戦いに参加する宇宙船の中には、ファントムメナスに登場したナブースターファイターやゴーストが混ざっている。また、キジーミにはA1バトルドロイドのスクラップが隠れていたりと、ファンには嬉しい演出がたくさんある。そして、この作品を観終わって初めて、スターウォーズサーガとはスカイウォーカー家を巡る物語だったのか、と気づくことができる。それに気づくと同時に、スカイウォーカーの始まりであるアナキンの故郷タトゥイーンで物語が始まり、スカイウォーカーの血を継ぐレイがタトゥイーンでジェダイとしての修行を終えるというように、何故タトゥイーンに重きが置かれていたのか、という謎も解けていく。そして、スカイウォーカーの夜明けという意味深なタイトルに納得が行く。そう考えると、スターウォーズサーガは9作品全てが1つに繋がって初めて完結する一貫した作品であることを実感できる。今作品で全てが完結し、スターウォーズサーガという42年間の作品が完結しているのだ。
最高ではないが良い
予想を裏切らない程度の出来ではあったが、
レイがパルパティーンの孫であったり、新しい事実があった。
スターウォーズシリーズということで十分に楽しめる。
パルパティーンを復活させたのは謎だった。
とにもかくにも終わった
劇場公開当時、1度映画館で見ていますが、久しぶりに動画配信サービスを利用して視聴しました。ちなみにスター・ウォーズシリーズは1‐9とローグ・ワン、ハン・ソロ、クローン・ウォーズ(映画)、オビ・ワン・ケノービ、マンダロリアンを見ました。
前2作に続いて、言わずもがな、やはり映像は綺麗です。やっぱりお金がかかっていると違うな、といわゆる続3部作については思います。
作品全体で見れば、ある程度小綺麗にまとめたな、という印象が一番です。
色々と突っ込みたいことはあります。
1つ目。パルパティーン生きとったんかい!流石にそれはどうよ、と。アナキンの物語は何だったのか、と。ここで生きてるとか、信奉者がクローン技術的なもので生き返らせたとか、もうなんでもありやないかい、と。しかもものすごい艦隊作れるとか、今まで陰に隠れられていた意味が分からない。そんなんできるなら、エピソード2から3にかけてのわざわざクローン軍作らせるとか、元老院を形骸化させるとかのパルパティーンのあの政治的工作はなんだったのか、と。
2つ目。フォースはなんでもありかい、と。パルパティーン、手から出る電撃強すぎだろ!しかも反乱軍の船だけ攻撃できるとかどういうことよ!?レイだけの特殊能力なのかもしれないけど、ケガも治せんの?今までライトセーバーで殺された人たちは何なんですか、クワイ=ガン・ジンはなぜ死んだ。そう思ってたら、カイロ・レンはレイの居場所を上手く掴めないし。少なくともレイよりも真っ当な修行をしていたレンがその体たらくってどういうことよ。
3つ目。レイとベンの2人で1対うんぬんかんぬんとかなんですか。これでエピソード8からの交信しあう謎が解けたわけですが、急すぎて何がなんやら。しかも、パルパティーンはなんかそのエネルギー的な物を吸い取って、力取り戻してるし。
4つ目。パルパティーンにも子供いるのかい!暗黒面側なのでいてもおかしくはないのですが、レイが孫、というのもよく分からないですね。
もっと細かいこと言えば、レン騎士団の存在意義とは、とか、ライトセーバー戦の殺陣、この3作通じて、なんとなく微妙だな(カメラワーク含め)、とか、スノークの存在、軽すぎだな、とか、出てくるキャラの多くが短慮だな、とか(別にこれはどうでもいいですが)。
この続3部作に言えることですが、ちょっとフォースの解釈の仕方がひどいな、という印象です。少なくとも前6作では、フォースは不思議な力ではあるものの、ストーリーは必ずしもフォースとは関係なかったわけですが、ちょっとフォースを大々的に取り上げすぎなんじゃないか、と思います。
あと、なんて言うんでしょうか、最後の決戦もそうですが、主人公たちが困ると何らかの形で助けが来る感じ。いかにもアメリカらしいな、と思いますが、もうちょい別展開できないのでしょうか。
また、銀河の運命がスカイウォーカーの血筋とパルパティーンの血筋に左右されすぎだろ、と。カイロ・レンがレイアの子供だからフォースが強い、みたいなところから、薄々思ってはいたんですが、続3部作は、血筋やら家族にこだわりすぎです。前6作は、結果的に親子関係が重要なカギになっていましたが、なんでもかんでもスカイウォーカーに絡めなくてもいいんじゃないですかね・・・。
ただ、最初に映画館で見た時よりかは、つまらなくは感じませんでした。最初に見たときは主にフォースやジェダイについて突っ込みまくっていて、しっかり見れなかったんだと思います。
また、エピソード8よりかはつまらなくなかったです。各キャラも成長している様子は感じられました。
本作単体で採点をつけるとすれば、3.0点です。冒頭にも書いた通り、小綺麗にまとめたな、という感想です。しかし、正直この続3部作が正統な続編だというのが辛いですね。ディズニーだからこそ続編を作ってくれたわけですが、これか・・・、という感じです。個人的には、スター・ウォーズの世界観が一般受けするように大分変えさせられたな、という印象です。(特にフォースのあたり)
もし、仮に、さらに、映画が制作されるとしても、フォースやジェダイの表現はどうにかしてほしいですね。あと、オビ・ワン・ケノービのドラマも見たのでよりそう思うのですが、もうスカイウォーカーは絡ませないでほしいです。エピソード1よりも以前の時代を描いてもいいわけです。スター・ウォーズの世界はスカイウォーカーしかいないわけではないですから。
あ、そこ違う、でもいい!
戦闘シーンや、砂漠のシーンがあの
地球侵略映画とどうもかぶってしまうが、
まあ、まーいいや。お疲れ様でした。
フィンと女の子がデストロイヤーから
ファルコンで助けられた時に宇宙服を
来ていなかったけど?お、おい!
宇宙空間ではなかったのか?!
スターウォーズだからさその辺のつめ
宜しく!ありがとうございました!
スターウォーズと思わなければ楽しめる
スターウォーズを前作通して観てきたが新3部作は正直いってかなりイマイチだった。CGの質もよく戦闘シーンは見応えがあるがそれだけ。YouTubeの戦闘シーン切り抜きでじゅうぶんに思える。ディズニーが憎い訳では無いが、フォースの使い方が妖精の魔法レベルに安っぽいので別ファンタジー作品の様に思えるしぶっちゃけスターウォーズじゃ無くてもよくね…?って感じの演出の連続だった。
舞台装置としては、元トルーパーのフィンやBB8に女性ジェダイレイ、帝国の残党組織、旧作からのレジェンドメンバー等とかなり胸アツで面白く、7公開当初はかなりわくわくしたものだ。実際出来栄えも、最高!とは言えないがまだスターウォーズの正式な続編だ!という感覚があった。が8、9と経て落胆に変わった。
最近のディズニーは多様性を表現する傾向があり、この作品もその影響を受けたのか謎に色んなポッと出のキャラが登場する。アジア人の女性やらなんやらかんやら。フィンの様にしっかりとキャラ付けしてくれるなら面白いのだがあくまで使い捨て割り箸みたいな立ち位置のキャラにはイマイチ感情移入出来ない。
その割に宇宙人が少なく、宇宙生物たちは謎に可愛らしい生き物ばかり。ここはメルヘンの王国じゃないんだぞという感じ
更に言えば旧作レジェンドを殺しすぎ。
代替わりをテーマに描いているのはわかるが、もっとやり方があったはず。ルークやハンソロですら呆気なくぽっくり。死に方も謎。
無理に「次の世代へ、次の世代へ」ってセリフや演出をぶち込んでる感が否めずあまりストーリーに入り込めない。
そもそもルークのキャラ崩壊が著しい。
新しいスターウォーズを目指し過ぎて、もはやスターウォーズでは無くなってしまっている。
窮地にハンソロとチューバッカが駆るミレニアムファルコンが駆けつけ逆転…!とかレンとレイの最後の対決で追い詰められたレイにルークが参戦からの共闘とか、そんなわかりやすいものでいいからスターウォーズらしいあの熱くなる展開が欲しかった。
何故あそこまで面白いベースがあって使いこなさないのか。勿体ない。
まとめとしては、多くのスターウォーズファンの求める作品では無かったと思う。
全く違うSF作品と思って観れば楽しめるかもしれない。
結論は「見ても見なくても大丈夫」!
スターウォーズはナンバリング全作品とローグワンを見ています。
正直かなり既視感がすごかったです。
映像は砂漠や海といった自然美にも力を入れていた印象を受けましたが、
巨大近未来都市とか、見ている方がワクワクする要素も欲しかったです。
キャラクターにももっと個性が欲しかったです。
かなり主観的な感想ですが、この3部作で話が盛り上がることはないと思います。
その点、エピソード1~3が出たときは、友人たちも大いに盛り上がったことを覚えています。
個性的な敵キャラも多く、コーラか何かのキャップにつけるフィギアをめちゃくちゃ集めた記憶があります。
やっぱりこんなもんか、という印象が残った3部作でした。
個人的にはエピソード8の映像が美しかった点だけ、印象に残っています。
これが最後
スターウォーズシリーズ、派生もの、スターツアーズも好きなので終わって欲しくないという気持ちともう終わりにしてくれという謎の感情で見てきました。
正直前回があまり好きではなかったのでどう終わるのか怖かったです。
スターウォーズ6が本当に好きなので…
ただ心配は杞憂に終わりました。
不安なレイ、葛藤するベン、明らかになる出生。
ベンがライトサイドに戻ってくるシーンも結局"親の愛" スターウォーズシリーズは親の存在がいい意味でも悪い意味でも強調されてる気がします。
最後のキスシーンは確かにモヤリましたが自分があの立場ならしてしまうかも…と解釈しました。
良い所だけ言うと…
批判的な意見が多い今作ですが、良い所もありました。良い所だけあげると…
ハン・ソロのカメオ登場です。
ベン・ソロの幻覚としてカメオ登場した
ハン・ソロ。まさか、また
ハリソンフォード演じるハン・ソロが
スクリーンで見られるとは…
ライトサイドに帰還したベンとハン・ソロの
親子の会話に涙しました。
更にフォースゴーストとなって再登場した
ルーク・スカイウォーカーとレイとの
会話のシーン。
かつて、【帝国の逆襲】でルークに
ヨーダが見せたXウィングを水中から
フォースで引き上げるシーン。
これを今度はルークが教える立場となり
レイのためにXウィングを引き上げた
シーンにも涙してしまいました。
以下のように良い所だけあげると
たくさんの場面が浮かびます。
個人的には続三部作の中では
今作が1番過去作との繋がりを
感じました。
ありがとう。
スカイウォーカーサーガ
終わりに相応しいかはさておき…
スターウォーズシリーズで一番ひどいと感じた前作から考えると、かなり上手く纏まっていると思うが、フォースの何でもアリ感と急に復活して重要ポジションに入るパルパティーンと少しついて行きづらい場面も散見された。前作が酷評されたのか分からないが、露骨に避けられた部分もあり、中途半端に思えることもあった。
ただ今作は過去の愛らしいキャラクター達がしっかり活躍していたし、7に残した謎もしっかり回収していたので面白くはできていた。ただ、レイとベンが結ばれるような描写は?だった。ファイナルオーダーも案外あっさりで薄く感じた。ここで終わらせるために駆け足は仕方ないかもしれないが。
何はともあれ、数ヶ月通してスターウォーズの世界観に浸れたので楽しかったです。
35点
映画評価:35点
もう何と言いますか。
宇宙戦争ではありますけど、
今まで積み重ねてきたスターウォーズではないです。
感情移入すらしてなく、
何の思い入れもないレイが
パルパティーンを倒し、
ハイ!終わりました……って。
どいつもこいつも
新入り、新入り、新入り
何の感動もなく、ただ尺を長くされているだけ
新参者の私ですら
こう思うんだから、
長年のファンの方々は怒るんだろうなぁ。
それも理解出来ます。
全体を通して
私なりに何で詰まらないのか考えてみましたが、
話しをはしょり過ぎなんですよね。
ここまでガタガタなら
わざわざ三部作に拘る必要なかったのに、
もっとちゃんとレイやカイロ・レンを
しっかり時間を使って好きにさせてほしかった。
もっとバックグラウンドを外伝でいいから教えてほしかった。
とても残念。
まるで社会の教科書みたい
年代と事件の名前だけしか教えてもらえない。
スターウォーズの面白さって
その事件の背景にあるんじゃないんですか?
上部だけのスターウォーズは
スターウォーズじゃない。
いずれにしろ
完結おめでとうございます。
【2021.3.25鑑賞】
全ては熱いキスで終わる。
8が、本当にこの世から消えて欲しいほど面白くない作品で、正直9もそんなもんなんだろうと思っていた。
しかし、スターウォーズの終結を毛嫌いで見ないわけには行かないので観に行きました。
スターウォーズのファンとして、すべてを愛すというそんな阿呆なことは言わず、せめて最後はきちんと見届けなければと、なんとも自分勝手な都合ではあるがそんな気持ちでみにいった。
ついにこの監督も毒されてしまったのだと悲しくて悲しくて仕方がなかった。
正直この監督ならなんとかと、思うところもあったが。
この監督も結局ディズニーの前では、あの駄作の前では、手も足も出ずなすがままであったなと。
今回の3部作を通して感じたのは、監督を統一して欲しいということ。
もし、8が今回の監督の手で作られていたのであれば、きっと9がこんなにもひどい終わり方になるはずがないのだ。
7で築き上げてきたものを、何食わぬ顔でぶち壊して行ったのが8なのだから。
大きく転けた後の、今回だからこうなっても仕方がないとは思うけれども
8同様、客寄せパンダの登場と昔馴染みのあるキャラの雑な扱い、そして何も語られず訳が分からないまま現れる新しいキャラクター。
加えて最後に、匂わせすぎな恋愛模様。
8とディズニーに毒されてしまったとしか思えない今回が、1番みていて悲しく虚しくなってしまった。
だからこそ、もしジョージルーカスが今回の三部作を作るのであればどんなものになるのだろうかという気持ちが強くなる。
9の予告で、パルパティーンとランドーが出てくることを素直にワクワクした。
どういう出てき方をして、どういう立ち回りをするのか。
昔のキャラクターが出てくることによって、今のキャラクターと昔のキャラクターとの繋がりを結びつけてくれるのではないかと。
最初の文字でパルパティーンが出てきた瞬間に力が抜けた。
あとは何がしたいのかわからないまま雑に扱われる昔と新しいキャラクター。
もう無理なのだなと。
本当の自分を恐れないで
映画「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」
(J・J・エイブラムス監督)から。
これだけ長くシリーズ化されると、
途中から観た人は訳がわからなくなるのでは?と思う。
全作観ている私でさえ、もう分からなくなっている。(笑)
1作目の冒頭、衝撃的な映像だった宇宙船、
今は驚きも少なく、自分が年齢を重ねたことを実感。
今回は、どの台詞を選ぼうか迷っていたが、
メモを読み返すと、何度か繰り返された
「本当の自分を恐れないで」が浮かび上がった。
そして「レイ、血よりも強いものがある」
「恐れとの対決はジェダイの宿命、君の定めだ」
「パルパティーンから逃げればジェダイは終わる」
いろいろな面で顔を出す、不安や孤独なども、
これは自分ではない・・・と否定するのではなく、
本当の自分を認めながら受け入れていく。
私たち人間の誰の心にも必ず持っている
「恐れ」という本質を味方にするくらいの気持ち・・
大切なんだろうなぁ、ジェダイには。
物足りない
嫌いではないけど、物足りない。
カイロレンをただの悪役ではなく善と悪の葛藤に足掻く
人物に終始描いてしまったがため、常に行動に迷いがあり
また女々しい感じが、この様なスペースオペラ、冒険活劇には
敵キャラとしてはちょっとインパクトに欠ける。
また、フィンやポーなどのキャラクターの立ち位置が微妙で
行動を共にする事が多い割には何だかぼんやりした感じだった。
パルパティーンが生きてたとか意味わからん。
しかもフォースが強すぎ。最初に出てきた頃と比べ
フォースの力が上がりすぎてて、もうひとりでレジスタンスと
戦えるんじゃね?とか思っちゃったよ。
あとレイとカイロレンの恋愛要素いるのか?
惹かれ合う理由が弱くない?
そんなこんなでカタルシスってもんがなかったな。
ただし映像美はすごいけどね。
こんな映像を描くことができる人たちが
ルーカスフィルムにはいるのかと思うと
自分も絵を描くけどあまりにレベルの違いがあり
なんだか悲しくなるよな。。。
しがらみの終焉
本作をもってスターウォ-ズ、42年の終焉、実に感慨深い。中世騎士物語のような超アナログと最新のデジタルの融合した弩級のスペース・オペラでありました。
ジョン・ウィリアムズの壮大なテーマ曲と宇宙をバックに登場する巨大なSTAR WARSのロゴに興奮した昔が懐かしい。
毎回ユニークなキャラやロボットに出会えることが楽しみだった、それが回を重ねるにつれ妙に教育映画じみてきて娯楽性が薄まった。
多種多様な星人の登場や絆は良いとしても善と悪との内面的な葛藤やシェークスピアの悲劇のようなドロドロの血脈物語はむしろ雑味に思えてきた。
本作をもってこれらのしがらみが終焉したのであるから、シン・スターウォ-ズがどんなシチュエーションで登場するのか今から楽しみですね。
スカイウォーカー・サーガの終焉
以前に劇場で鑑賞したが、記録を残していなかったのと、金ローで再見することが出来たのでレビュー。
さて、スターウォーズは、初めからスカイウォーカー一族にまつわる話であった。ジェダイもシスも、銀河帝国や皇帝も、全てがそのサーガの基に収束したと言えよう。
象徴的なのがラストシーンである。
名も無きレイは、ついにスカイウォーカーを名乗る。ジェダイとして生きる決意をみなぎらせて。
J.J.エイブラムスは、大団円にルークの故郷を持ってきた。かつてルークがR2D2と眺めた2つの太陽を、今度はレイとBB8が眺める。これほどの確かなオマージュがあろうかと思うし、これでしか終われないとも思う、まさにサーガを締めくくる名シーンだった。
また、なぜ、今三部作が女性を主役にしたのかも納得がいった。
スカイウォーカーの血というのが、俗世にまみれており、エネルギッシュだが、すぐに色恋に走るという欠点がある。一方ジェダイマスターは生涯結婚せず、優秀な子供を弟子=後継者として育てる。
愛や恋は裏返せば憎しみや復讐に繋がるからだろう。血統も危険である。スカイウォーカーは、命が尽きたレイに、レンに自分の命を全て与えることによって、末後のキスのみが残された命として潰えた。セクシャルな表現は避けているが、これはレイにスカイウォーカーの子種を託したことの象徴にならまいか?
そもそも、優秀なジェダイの素質のあるアナキン・スカイウォーカーが年齢の離れたパドメ・アミダラ姫と恋に落ちる(エピ2)ことが、全ての始まりだった。愛した妻が双子を出産したと知った時、パルパティーンの陰謀により、師匠を裏切り、結果ダースベイダーと化す(エピ3)。その子たちによって、ルークらへの愛ゆえベイダーは命を落とすが、帝国は亡び、大団円を迎える。(エピ6)
続く新三部作では、ストーカーのレンと、皇帝の孫レイの奇妙な愛憎劇を踏まえている。何度も命懸けの喧嘩するけど、実は愛し合っており、殺すまでは行かない。思いを遂げた時は、レン、あるいはレイの命の尽きる時であった・・・北斗の拳か?
俯瞰してみた時、エイブラムスはなんと的確な仕事をしたかと舌を巻く。エピ1からの布石を全て拾い、誰もが納得するフィナーレをつくりあげた。およそ40年に渡るスターウォーズ・サーガも、本を閉じる時に思わずため息が出る「嗚呼、これで終わったんだ・・・」と。
え、題名スタ恋?モノマネ王座決定戦?
8が余りに受け入れられず、スターウォーズなんてもういいやと棄てて忘れていた。
しかし、ふと観たマンダロリアンの面白さが想像を超えてきたので、この勢いで9を観ようと重い腰あげて観たが。
なんだろ、たぶん自分は、キャラが好きじゃないんだな。レイやカイロ・レンなどがどうも受け入れられない。惹きつける魅力が描き切れていない。強い!弱い!しか描いていない。チャーミングさとかミステリアスさもない。若者男女。惹かれ合い、殺し合い、助け合い、最後キス。なんなの。もしかしてティーン向け映画なん?スタ恋?え?誰が狼ちゃんとか当てるヤツなん?もしかしてフォースダンスだった?
もうそうなったら、
なんでフォース使ってんの?
なんでルークとかレイヤとか気安く呼ぶなよ。
てかお前ら誰だよw
は?
レイ・スカイウォーカー名乗ってるし。
って止まらない。
実は誰々の孫だった!
実は生きていた!
ここでご本人後ろからご登場で〜す!
最後はさぁ皆さんで〜!
バカにしてんの?
7,8で主人公もドロイドもサブキャラも人気イマイチだからって過去キャラに頼ってるのダサ過ぎでしょう。
親ガチャ失敗して葛藤するとか、自分自信と向き合うとか、自分の中の悪とか、もう既出ですから。なんか新しいテーマを考えた方が良かったんじゃない?
100歩譲ってレイが葛藤の末に悪に目覚めて女版ダースベイダーになるなら、おおそうきたかとなったかもしれないが。それでカイロ・レンがジェダイとして…なら対決シーン(?)も見ものだったが。
よくもまぁここまで汚してくれたもんだ。
スターウォーズのファンだから、酷評したくない・良い思い出としたい・新しいモノを受け入れられないオヤジ(オバサン)だと思われたくないとか、受け入れようとした人も多いと思う。
それこそダークサイドに堕ちた奴だろ。
こんな作品は素直に拒否れ。
ローグワン、本作前作など酷い作品が続いていたらからもう諦めていたけど、
取り敢えずマンダロリアン に救われている。
どうせなら
「ファーストオーダーの悪者たちがダースベイダーを復活させようとして色々頑張るけど、本人の霊が現れてそれは違うと説いて心を動かされた現場が上層部に反抗する」とかそう言う展開が見たかった。
目新しいものを見せるにもノスタルジーを強調するにもやり方って言うものがあるでしょ。
レイ=スカイウォーカーがもはや詐称レベルで白けた。
シリーズ最悪の超駄作
EP8の時、レイが孤児だという設定は正直受け入れがたかった。しかし、なんとか2年間をかけて自分なりに飲み込んだのだ。これが新しいスターウォーズなのだ。「誰でもフォースを扱える」というメッセージを、ディズニーがラストの箒の少年に込めたのだ、と。
が、蓋を開けてみれば、パルパティーンの孫。なんという行き当たりばったりの展開。ならば、7、8と時間をかけて布石を打つべきだった。
さらに許せないのは、フィンの扱い。名もない一般人で、元ストームトルーパーの脱走兵という、シリーズ通しての成長を期待させ、シークエル3部作を引っ張るポテンシャルを秘めたキャラクターだっただけに、最終作まで脇役に留まったことは残念だ。
対して、アダム・ドライバー演ずるカイロ・レンは、初めはベイダーの足元にも及ばない中二病の引きこもり青年のようだったが、3作かけて深みが増していき、悪役でありアンチヒーローでもある、複雑な役になれたのは素晴らしかった。
が、孤児からの、いきなりパルパティーンの孫設定を追加された主人公レイや、
最後までキャラの定まらなかったエースパイロット、ポー・ダメロン、
ナイスキャラだったのに、ぽっと出のオッサンにその座を奪われてしまったハックス将軍、
いつのまにやら死んでいて登場しなかったキャプテン・ファズマ、
扱いの酷さはシリーズナンバーワンのローズなど、キャラの描き方が総じて雑すぎる。
ただでさえ、7、8の既存キャラを描き切れてないのに、ジャナだのゾーリだのプライドだのD-Oだの、誰だコイツ?みたいな新キャラを次から次へと誕生させたJJの創作センスには脱帽する(笑)
レン騎士団に関しては、言葉も出ない…。
多くのファンを世界中に持ち、映画史的にも名だたる映画の最終作が、中身のないものになってしまったことは悲劇以外の何物でもない。
企画段階から2年ごとと決め、見切り発車で作るのでなく、練りに練られた脚本を5年でも10年でもかけて用意すべきだった。レイア役キャリー・フィッシャーが亡くなったのだから、再考の時間はなおさら必要だったはずだ。
捨てられたルーカス案、首にされたトレボロウ案、どちらにしても今作より製作者のこだわりの詰まった、気概に満ちた作品になり得たであろうことは疑いようもない。
現ルーカスフィルムのトップたちは総入れ替えした方がいい。『マンダロリアン』を成功に導いたデイヴ・フィローニやジョン・ファヴローなら、既存キャラも大切にしつつ、新キャラたちを生き生きと描けたに違いない。
タイトルなし
次から次へとテンポが早いというか、忙しなく、疲れる。レイがまさかパルパティーンの孫だったとは。ルークがベイダーの子供だった衝撃には叶わない。カイロレンはジェダイに改心するのは予想してた。これでスターウォーズも終わりかぁと言う感じ。
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