スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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SWの“本質”を持った作品
SWのEp.1から6までをギュッとしたようなストーリー展開、それぞれに描かれた役柄をまた引き継いでいるような描きかたがしかしかといってこの映画自体を手を抜いて作られたワケではなく物語として面白く作られていたと思う。
とくにEp4から6にみられたクスッとしてしまうユーモアやBGMにのって描かれる勇気や感動のシーンもシリーズを彷彿させてくれたし、チューバッカやC-3PO、R2-D2といった全作品を通じて登場するキャラクターがいることで “もう40年以上も前に「スター・ウォーズ」を見たんだな” というような一種ノスタルジーさえ感じさせてくれました。
そしてレイ、ポー、フィンの三人が前面にあることでスター・ウォーズという作品のモチーフになった「隠し砦の三悪人」へのオマージュも感じられて良かったと思う。
見終わって「面白かった!」と思える映画でした!
単調に思えた
めちゃめちゃファンというわけじゃないからかもしれないけど
最初から最後まで単調に思えてしまい
(というかSTAR WARSはそういうもんなのかな)
期待してたよりは感情入り込めなかった…。
そう思えたのはメインにスポットが当たりすぎていたからかな?
もっとなんか波乱万丈を期待してしまっていたため、面白かったけどなんか少し残念でもありました
やはりEp8は無きものに
JJがやりたかっただろう物語に戻り、Ep6をなぞるようなストーリー展開とはいえ大筋で満足できる出来映えにしてくれたのは良かった。
ラストに向けてもう大盤振る舞いになったり、あんな人の登場や声が聞こえるとどうしても涙腺がユルむ~
勿論数々のツッコミや不満はあるけど、レイアの未使用テイクを繋ぎ合わせてこの物語を作るには相当な苦労があったんじゃなかろうかと思う。
それが見てとれるだけにJJにはご苦労様でしたと言いたい。
散々な話になったEp8はもはや必要無くなり(だってあれだけ減ったレジスタンスも冒頭からかなり人数も機体も増えてる)、ローズも脇役どまり、主役達には多少魅力も戻った。ベンとレイは特に良かった(最後のアレはいらんけど)。
やっぱりJJも本音ではEp8を嫌ってるんじゃないかな。Ep8から本作を作るのは大変な作業だったと公開日に合わせてヤフーニュースにJJの記事が出るあたり、Ep8を少なくとも良くは思ってないのが分かるよね。
ただひとつだけ気になる事が。
今後スターウォーズの新作が作られるとしても、スカイウォーカーの名を襲名出来るようにするのは絶対に止めて欲しい。
ライアンなら、やりかねんかな・・・
ファンファーレは鳴らない
2017年。
12月15日午前2時32分。
新宿東宝の劇場内はパラパラと乾いた拍手はあったものの、上映前の盛り上がりは一気に静まりかえり、それまで上映されていた最後のジェダイをどう解釈すれば良いか戸惑うファン達が思考停止になり、さながらお通夜の様相だった。
2時間半観続けて、さほど進捗が無かったスターウォーズと言う伝説が崩壊する場所に居合わせて、その内容を解釈し、自分なりに納得する形に落とし込んで、12月19日、期待と恐怖を胸に抱き、カウントダウン上映に向かった。
既に、数時間前に六本木での先行上映を幸運にも観ることが出来たと思われる熱心なファンも居たがその顔は明るかった。
日付が変わると同時に劇場が暗くなりルーカスフィルムのロゴ。
しかしファンファーレは鳴らない。
JJはフォースの覚醒で並々ならぬ重圧を乗り越えて、作品を作り上げ、種を撒いた。
その芽が咲いたと思いきや、ローラ・ダーンが銀河の彼方へ吹き飛ばした。
予告でてっきりクライマックスだと思っていたカイロ・レンの無双に始まり、あっけなくパルパティーン復活。
雑に扱われるスヌーク。
そして、砂漠でのタイサイレンサーとレイの一騎打ち。
そこからチューバッカの取り合いでレイの出生の秘密が明らかになる。
8の誰でもジェダイの新解釈を結局振り出しに戻して、ローズの出しゃばりも極力抑えめにして、8でのチンタラした進行も忘れさせる程の気持ちの良い、それでいてそこまで無理の無い展開。
居ないはずのレイアの演技ひとつひとつに涙をこぼしながら、レイアとハンソロがカイロ・レンを呼び戻す。
涙腺崩壊。
強かったポー・ダメロンが戻ってきて、HEROSのあの人とか、ロードオブザリングのあの人とか、自然な感じにそこにいて、ミレニアムファルコンが宙を舞う。
涙で覆われた向こうにイウォークの姿を見て、最後はあの場所で、二つの夕陽を観てそれにBB8が重なる。
良かった。
観続けて良かった。
信じて良かった。
この映画のそのものが何かしらのフォースに包まれていて、ようやくファンファーレの鳴らないスターウォーズを受け入れられた気がする。
P.S. 前作以後に一緒に観に行こうと約束していた女性との関係は破綻してしまい、僕のフォースは覚醒しませんでした。
大拍手!
1作目小学生の頃から観ています。
今回これはもうどう考えても傑作です。
文句のつけようがありません。ありがとうございます!
前回8のあの流れからいったいどう着地するのと不安しか無かったのですが
「そう来るか」という納得の連続にもう見事としか言いようがない。
最後館内で拍手が巻き起こりました!
血よりも濃い絆
何をどうしても文句がある人はいるでしょう。それぞれにエピソードやキャラクターへの思い入れ、観た時の思い出があるから。
でも、こんなに腑に落ちるまとめ方で終わらせてくれた監督に拍手を送りたい。
懐かしの人、あの星、あの声。
1から続く、みんなの諦めないで最後まで立ち上がろうとする意志が新しいキャラクターや話に繋がり、川のように流れていく。
途中から涙が止まらなくて、ずっと泣きながら観ていました。
艦隊ではなく人。強大なあの人すらもたった一人ではなし得なかった。
この素晴らしいエンディングをみんなで一緒に抱き合って喜びたい。
そして、また1から全部観返さなくては!
ちなみにあのキスは、男女の恋愛を超え、ただ一人繋がっていて、何もかも乗り越え分かり合える同志への思いだと思ったので良いシーンだと思いました。
とにかく雑
ストーリーが雑すぎて、ご都合主義となんでそうなるの?の連続。
フォースが万能すぎて、去年のガンダムもだけどオカルトに寄せすぎな感じがする。
ラスボスの倒し方とか、ラストとかホントなんじゃこりゃって感じ、夜明けとは・・・
映画館でまたテーマを聴けたことだけは満足。
難産ではあったが、恐らく考えうる最良の完結編
字幕版を鑑賞。遂にスターウォーズシリーズが完結した。初作の Ep.4 を見たのは 42 年前で、まだ大学生だった私はこのシリーズにのめり込んだ。3年おきに作られた 5 と 6 までは非常に順調に物語が進んで、世界観を確立したのだが、実は 4 だけがジョージ・ルーカスの監督で、5 と 6 は違っていたのが意外であった。監督が違っても統一感のあるシリーズが作れるのかと感心したものであった。
6 から 16 年も経ってから、1〜3 が3年おきに作られて、この3作は全てルーカスが自ら監督したものであったが、CG 技術の飛躍的な進歩を喜んだルーカスが、やたらとドロイドの大量出現シーンを繰り返し、ジャージャービンクスのようなウザいだけのキャラクターを登場させたりしたために、期待していない方向に世界観が引っ張られていくのに耐え難い思いをさせられた。この 1〜3 では、後にダース・ベイダーとなるアナキン・スカイウォーカーの誕生と成長が物語の柱となっていたが、アナキンの未熟さが終始鼻につき、例え愛する妻を思うあまりとしても、シスの暗黒面に引き込まれるという流れには全く納得が行かなかった。
Ep.3 から 10 年を経て、Ep.7〜9 が2年おきに作られたが、7 公開の3年前に、ディズニー社がルーカスフィルムを買収しており、物語が大きく変更されてしまうことになった。4〜6 の主要メンバーは伝説的存在と化して脇を固めるのみならず、1人ずつ死去させられるという消耗品のような扱いとなったため、ファンの不満を買った。特に、8 はデタラメさがあまりに酷く、レイが未熟だったためにルークが死ななければならなかったような話になっており、更にレイアが宇宙服も身に付けずに宇宙飛行するという世界観ブチ壊しのシーンなどでファンの逆鱗に触れた許し難い作品であった。
7 と 9 の監督を務めたエイブラムスは、良くぞここまで 8 の致命的駄作から話を回収してまとめ上げたものだと感心させられた。エイブラムス監督で 8 をこれから作り直して欲しいと思うほどである。8 を監督したライアン・ジョンソンは、長編映画4作目での大抜擢であったが、一体誰があんな無能な奴に監督などオファーしたのかと腹立たしい思いはいまだに消えない。
さて、7 で登場した新キャラクターたちは、4〜6 と違って互いの関係性が非常に希薄であり、主人公レイについては出自さえ不明のままであった。フィンもポーも何故主要キャラ扱いなのか全く不明のまま 8 まで過ぎてしまった訳で、遂に本作でレイの出自が明かされ、壮大な伏線だったことが判明するのだが、これを伏せたままのストーリーは釈然としない訳であるから、7 と 8 の脚本家は気の毒であったと思う。
だが、見終わった後でも不明なのはカイロ・レンの存在である。必要もないのにマスクを被る幼児性、両親に対する反逆心の理由は結局不明であり、実の父に対してやらかした行為も全く釈然とすることはなかった。プレステのゲームのファイナルファンタジー7で、折角育て上げた主要キャラのエリアスを訳もわからない理由で殺されてしまうという展開とよく似ていた。単に悲劇性が必要だからという理由しか思い付かないのである。結局のところ、全く容認できない話であった。
8 では、フォースは特定の家系に遺伝するものではなくて、誰にでも持ちうる能力だという話になって、まるで女系天皇を容認しろとでもいうような方向性が嫌悪感を増していたのだが、本作では完全に血統の重要性が復活してシリーズの一貫性が保たれたと思った。ただ、あの結末ではこれまで受け継がれてきた重要なものが絶たれてしまったことになり、大きな喪失感に襲われた。レイの最後の一言に大きな感動を受けたのは、失われたものの大きさゆえではないかと思った。
結局 7〜9 でちゃんとキャラが立っていたのはレイだけで、他はかなり不満の残る結果となった。ポーは 7 の冒頭で自軍をほぼ壊滅寸前まで追い込んでおり、いくら成長した姿を見せるためとは言っても、あれで犠牲になったクルーには何の慰めにもなっていないと思った。フィンがストームトゥルーパーの脱走兵だという設定は何のためだったのか、レイに伝えたがっていた話は何だったのかも未回収ではないかと思った。
誰かの犠牲によって皆が救われるという話は、古今より感動作で繰り返し使われてきた鉄板の手法であり、ワーグナーもプッチーニもそうした作品を多く残している。本作で自己犠牲を見せるキャラは、このために 7 と 8 があったと言われればそうなのかも知れないが、やはり起点にそもそも無理があるので、やはりあまり釈然としないと思った。
このシリーズに最も貢献したのは、ジョン・ウィリアムスの音楽である。全9作とも、上映中に音楽が途切れることはなく、まるでワーグナーの楽劇のような作りになっているためにスペース・オペラという別名がある訳であるが、各シーンのタイミングに合わせて音楽を書くというのは容易なことではなく、それを 42 年にも亘って継続してくれたことにはもう敬意を払うのみである。26 年かけて「ニーベルングの指輪」四部作を書き上げたワーグナーの偉業を凌駕していると言っても過言ではないと思う。途中での作曲家交代などがなかったことは、我々にとってこの上なく幸運なことだったと思わずにはいられない。今作の予告編では、従来より増4度も高いテーマが流れて、トランペットのハイトーンに非常に痺れたのだが、本編では流れなかったのだけが心残りであった。
怪我した大蛇の造形が、スターウォーズのクォリティとは到底思えないほどチープだったり、惑星の爆発があまりにスケール感に乏しいものであったり、いつからお前ら恋仲だったの?とか、物質転送などのフォースの拡大解釈といった難点もいくつか気になったが、ひとまずエイブラムス監督には感謝したいと思う。誰が作ってもコアなファンからの不評が避けられないのは分かり切った話であり、特にあの悲惨な 8 を受けての 9 の製作には頭を抱えたはずである。根っからの SW ファンを自認するこの監督ならではの偉業であったと思う。
(映像5+脚本4+役者4+音楽5+演出4)×4= 88 点。
そんな父に見せたかった。
エピソード7、フォースの覚醒からの新3部作完結編。父がスターウォーズのファンでしたが新3部作を観ることなく他界しました。自分がスターウォーズ新たなる希望が上映された時は1歳でしたので、最初の3部作、「ジェダイ復讐」(だったかと?)あたりを映画館に連れて行ってもらった記憶が薄らあるくらいです。「スターウォーズを観ろ」と口うるさかった父に勧められ、小学生になってからようやく見直したとらいう、そんなスターウォーズ弱者です。
新たなプリークウエル3部作などはスターウォーズ熱も全く薄く、観ていないです。
そんな父が観ることはなかった新3部作の「フォースの覚醒」を何気に観に行ったら、これが凄く面白かった!スターウォーズってこんなに面白かったっけ?と思うくらい楽しめた1作となりました!
しかし、次のエピソード8がうるさ方ファンから酷評の嵐でしたね。自分は十分に楽しめましたが、やはりスターウォーズ弱者の自分が「エピソード8面白かった」とは言えない空気に。
監督交代や色々あってのエピソード9。開口一番、面白かった!このメンバーはやはりイイなあ。レイ、フィン、ポーの3人にベン(あえて)はやはり良い役者だな。新たなメンバー、お馴染みのメンバー、全てが良かった。
自分が父になって息子に「スターウォーズって面白かったよ」って言いたい。「スターウォーズ観ろ」って言ってた父の気持ちをこの歳に分かったような気がします。
SW好きなら批判気にせず見ましょ!
自称映画評論家があーだこーだ言っていますが、SW好きなら是非劇場で観てください!
個人的に今作品はフィナーレと呼ぶのにふさわしいと思いました。最後を見届けれてよかったです!
この物語は私達のメモリーに刻まれた…
野暮な事は言いっこなし!
キチンと落としてくれたエイブラムスに感謝。
小学6年生だった私が当時読んでた「ジャンプ」や「サンデー」をはじめ全ての雑誌が巻頭カラーでスターウォーズ特集を組んでいました。
ワクワクして劇場に観に行きました。
期待は裏切られずに(途中???ってありますけどw)
50を過ぎてその最後を観られたことの幸せ。
次は吹替え版ですね。
どうにか頑張った! JJサンキューな!
正直に言うとノレなかった、中盤まで。このまま終わってしまうのか… そう感じてました。
しかし終盤で追い上げ、ラストはグッと心に響きました。これはJJに礼を言わねば。
EP7は楽しみEP8はガッカリし、日に日に「どうして8はあんなことに…」と怒りに近い感情をつのらせていた私(特に8監督とそれにゴーサイン出したディズニーに)
なので9は「J・J・エイブラムス監督頼みますよ!」という気持ちで臨んだですよ。
序盤は「…これ何の話だっけ?」みたいな気持ちに。妙な装置とか小刀とか探す件は、惑星を破壊できる相手にそんなミニマムな事やってる場合か?と(これは8の時も思った)。あとチューイの件とかツッコミどころ多数。脚本が粗い印象は否めない。
パルパティーンが早々に正体明かして話進めるのも、早く進めないと尺が足りなくなるからでしょう。(それを考えると8もJJが撮ってればと…)
しかし、海上でのカイロ・レンとのチャンバラ! こういうのがSWの楽しみであり見所。そして驚きのハン・ソロの姿が! 想像であってもあれは嬉しかった!
終盤もツッコミ所がないわけではないが十分に盛り上げてくれたと思いました。(もう少し遅かったら私の心が死んでいた)
ラストのレイのシークエンス。EP9のタイトルの意味がわかる。ここ素晴らしい! 血族の話であったSWが魂の継承の話となった。EP7・8・9はカイロ・レンの苦悩のシリーズだと考えていたのですが、9は堂々たるレイの話でした。デイジー・リドリー良かった。
8で混乱しどうなることかと思ったシリーズですが、JJが大風呂敷を畳んでくれました。そんな心境です。
一介のミーハー人間から見た正直な感想
まず第1にこの偉大な作品を完結させた
製作陣の皆様には多大な感謝と労いの言葉を捧げます。
偉大な作品の最後として綺麗にまとまっており
良作であったことは間違いないです。
ただ映画が好きで色んな作品を鑑賞したと
勝手に思ってる自分からする正直な感想は
コアなファンじゃなきゃ微妙かもな、です
というのも、スターウォーズという偉大なシリーズだからこそほかの神作品と比べてしまいそれ故に微妙に感じてしまったのです。
決戦の前の檄的なもの、最終決戦の援軍到着、レイvsパルパティーン
これらが王の帰還のアラゴルンの演説、
エンドゲームのアッセンブルやアイアンマンvsサノスと比べると弱く二番煎じ感が強かったのです。(私がマーベル好きなのも一因か?)
コアな方は喜ぶだろうところも自分としてはあまり刺さらず…
なのでもしかなコメントを見た方がいらっしゃるなら少しでも軽い気持ちで見に行ってくださいませ。
期待が大きすぎると自分が辛いです。
血統よりもイズムの伝承… それはいいんだけどこの虚しさは…辛すぎ…
昭和からのファンで、文句言わない主義だったが、今回はひどすぎる…
映像美と役者の演技以外…軽々過ぎてドタバタ過ぎて残念です。
8のルークとの別れであれだけ泣けたのに今回は全く泣けない…
わくわくもドキドキもない…
何か一つでもいいから深く心に響く瞬間があればよかったのに
結局、エンドロールの音楽がいちばん良かったという虚しさ…
仮に続けるにしても9はちゃんと締めてほしかったです。
まあ、でも、最低あと2回は劇場で見ますけどね。
なかなか良かった
遂に完結しました。一応。
ディズニーはどこまでもこのフランチャイズで搾り取るつもりだろうから、終わらないでしょうけど。
見終わってみると、結果なかなか楽しめたかな、と思います。
4、5、6から1、2、3と来て、最後は7、9の2部作でしたね。8は無くても良い構成になってます。
実際あれはかなり酷い出来なので、それで良かったと思います。
8を見終わった後は、ほんとにこのシリーズ止めるべきだったと思いましたもの。基本的に物語には終わりは必要だと思ってますけど、それでも台無しにされた感が大きくて。
7が始まった時、正直このシリーズは何が描きたいんだろうと言うのが疑問でした。
4、5、6は新しいジェダイの騎士が、帝国を撃ち破って宇宙に平和をもたらすという主人公ルークと仲間たちの冒険譚でした。
1、2、3は4、5、6に登場したダースベイダーの生い立ちと誕生の経緯を描くシリーズでした。
7を見た時は、全てが焼き直しで出来ていて、しかも中途半端だったので、やる必要があったのか疑問でした。
が、この9でジェダイとシスの戦いに終止符が打たれた事で、何とかテーマが出来たのかなと思います。ただ、ここに来てパルパティーンが復活するのはかなり苦しいですね。それ以外に無かったとしても。
映画としてはダレる部分もなく、割と勢いで最後まで突っ走る作りになってます。
時間は長いですが、最後まで一気に見せてくれます。ただ、それだけにかなり駆け足になってて、出来れば9でやった事の1/3を8でやって、今回の唐突に出現した設定や振りの伏線を貼ってくれたら、より良かったよな、と結果として思います。
シリーズ通してエイブラムスが監督をやるべきでしたね。
最後の助っ人の民間船の登場シーンとか、前振りがもっと無いと感動が薄いです。
ただ、かなり制約がある中で、ここまで持ってこれたのは凄いと思います。お疲れ様でした。
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