スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明けのレビュー・感想・評価
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これで(劇場観賞を)終わりにしよう…
EP1~はもちろん、ローグワンやクローン・ウォーズなどのアニメシリーズまで見た身としては、EP7以降は受け入れ難く、また今後も製作が続くと言うことで、本作をスターウォーズ最後の劇場観賞としました。
なので、前2作で酷評だったフォースの魔法かや無修行でも使いこなせる点、ジェダイの存在否定などに目をつぶって(悟って下さい)、EP7のような旧キャラが出てくる同人作品として。
そして純粋に最新の映像技術で見られる迫力の銀河戦争物(それがスターウォーズ?)として見ての評価で★4。
“いつもの”スターウォーズでした。
もし本作をコアなオールドファンが見るなら、EP7のような旧作のオマージュ作として見ればそれなりに楽しい作品だと思います。旧来のストーリーや世界観を求めるなら、映像や音楽以外は残念な作品でした。
あの8からよくぞここまで……(涙
良くぞ、良くぞここまでの物を……
あの全てをぶち壊した8を無かった事にせず、ちゃんと踏まえた上でここまで纏め上げた手腕には拍手するしかないです。
JJが思うスターウォーズのテーマは“絆”なんですね。
それが物語上でも、そして多くの製作者やファンが関わったスターウォーズという作品全体を見ても、これしかない!という位にはまっていました。
特に後半部分は、JJのスターウォーズに対する心意気みたいな物が溢れまくってて、感動シーンでもないのに自然に涙が溢れました。
何というか、過去の積み重ねに対するリスペクトと、それに対するJJのアンサー、という感じで、地味なシーンでも何かしらの思いが重なるんです。
登場人物の絆が、前向きな思いが、本当に胸を打ちました。
最後はヤバかったですよ。
スタッフロールが無かったら、鼻水流したまま映画館を出る所でした。
8は残念な出来でしたが、あの8があったからこそ、この復活劇にここまで感動したのかもしれません。
そういう意味では8をも肯定しうる作品であり、傑作でした。
ありがとう、JJ。
大きな違和感
42年間、リアルタイムでスターウォーズにお付き合いしてきました。
一番の違和感は、レイが怒りと共にフォースを使用している事です。
ルークに対してヨーダが教えた様に、レイに対してルークをはじめとして歴代のジェダイマスター達は何故この事を諫めないのか不思議です。過去のストーリーとは無関係に話がすすんでいます。
細かい事ですがフィンがレイに対して何を言いたかったのかが有耶無耶にされています。編集でカットになったのでしょうか?
それでも
スターウォーズはいい
非常〜〜にいい
スターウォーズの偉業は消えることはないが…私がエンドロールで拍手できなかった理由
スターウォーズEP9の感想の前に、まずはEP4「新たなる希望から」42年間、私達に大きな影響を与え続けた正史の終幕に拍手を贈りたい。本当にありがとう。
さて、今回のE9「スカイウォーカーの夜明け」だが先述したとおり、終幕にあたる作品として私はある意味満足をしているし、それなりにいい部分もたくさんあると思っている。
というのを前提として、いい部分は他の方がたくさん書いてくれているし、以下、ファンとしては全力で目をつむってあげたい、言いたくはない部分も含めて感想を残すことにした。
■レイの成し遂げた偉業
結論から言うとこのEP9で、レイやベンにとってはそれぞれの出自から起因する葛藤や障壁を乗り越え、銀河にバランスをもたらすという偉業を成し遂げたことになる。しかし…それはEP6でルークが既に成し遂げたはずだった。
そのルークの成し遂げたはずの偉業が打ち消されてしまったのは、シスの皇帝パルパティーンの復活にほかならない。
■消えたルークの偉業
前作EP8でファーストオーダーの親玉だったスノークをあっさり死なせてしまったので、しかたないのかもしれない。しかし、ルークの偉業は?フォースのダークサイドに落ちた父、アナキン(ベイダー)をライトサイドに引き寄せたルーク、ルークへの愛情からパルパティーンを打倒したアナキンの自己犠牲はいったいなんだったのか?
■スカイウォーカーの物語への迎合
さらに私にとってスターウォーズはスカイウォーカーの物語だった。もっと言えばルークの物語だった。しかし、それは単に思い入れだとも言えるし、EP7「フォースの覚醒」で登場したレイに、新たなる希望を抱いたのも事実だ。フィンやポーも魅力的に感じた。
EP8「最後のジェダイ」のことはもう言うまい。プロデュースとして思い切ったことをしたかったのは理解できる。しかし思い切ったことをしてるつもりが、まるで見えない何かに喧嘩をしかけるような、見当違いの思い切りを見せる作家を当てて、結果ファンの反感を受け、その意見(というか願望)にEP9でまた迎合したのは明白だ。
EP9の「スカイウォーカーの夜明け」というタイトルで、レイ達の物語であるはずのシリーズはスカイウォーカー家の物語に引き戻された。しかし…レイ・パルパティーンという出自が判明したとき、これはもはやパルパティーン家の物語になってしまったとさえ言える。
■パルパティーン家の物語への変貌
名も無きレイにフォースが覚醒し、何かを成し遂げるというならまだしも…。辛い経験をして貧しさのなかでも必死で生き、人を思いやることができ、勇敢で、正義の心を持つレイに、フォースが宿るのは何らおかしな話ではなかった。
しかしレイがパルパティーンの血筋であれば結局は選ばれし者の物語だ。ルークがベイダーの血筋という葛藤を乗り越え自らの手で運命を切り拓くという物語に、レイの物語を重ね合わせたのだろうというのは想像に難くはないが…。
ベンはダークサイドから帰還し、ルークを守って命を落とすアナキンのごとく、レイに命を与えて果てた。レイはスカイウォーカーの血を引くベンの命を引き継いだんだから、ハン・ソロやルークやレイアに憧れ、意志をついで勇敢に戦ったんだから、ラストでレイ・スカイウォーカーと名乗ったとしても少しもおかしくないし、私も少なからず涙を流した。
一見キレイな結末に思えるのだが…そこにパルパティーンの血筋だという必然性はあっただろうか。血筋を乗り越えて…とい言いたいなら名も無き民の血筋でも話は十分成り立つ。EP8でスノークが消えてしまったから、苦肉の策でパルパティーン登場というのはしかたないにしても…。
やっぱり(EP8でスノークが消え、パルパティーンが登場したことで)ルークの偉業は打ち消されるべきではなかったと思う。ルークとアナキンによってパルパティーンはEP6で打倒され、ジェダイは帰還したはずだった…少なくとも私の中では。
(それはもう終わったこととして)EP9でパルパティーンの血筋の話にしてしまうこともなかったと思ってしまう。「だからレイはフォースが強いのか、遺伝ね。ルークも遺伝だしね。」という安直で非常に残念なお話になってしまった。それよりも、勇敢な若者の魂にフォースが宿る話のほうが希望に溢れているし、ルークに宿ったフォースの話さえも一段上位に昇華することができたのに。
■スターウォーズの偉業
それでも既に劇場で2回観ているがまた観に行くし、ブルーレイも買う。終わってほしくない気持ちでいっぱいという、ルーク達やレイ達に何度でも会いたいというアンビバレントな感情が支配している。
正史EP10とかはもう要らない。でもやったとしたらきっと観に行くのだろう。この時代に生きていることを心から感謝したい。本当にありがとう。そして…さようなら。
ルークの偉業は消えたとしても、EP4「新たなる希望」から42年間に渡るスターウォーズの偉業は消えることはない。
前作から急回復したシリーズ終着点
前作から挽回、まとめ上げた内容。ストーリーとドラマ其々がバランス良く展開する。
見ている側も、今までの骨子と残された課題だけ分かっていれば程よく乗っていけるし、詳しければ過去との絡みでの発見もある。解明されていない謎が解きほぐされ、過去との連鎖が解き明かされる。
長い映画でどうかと思ったが、全くその長さを感じさせなかった。アクションや美術面でも映像的にも楽しめるし、これはスターウォーズとして十分な作品だと思う。
しかし残念な前作が鬼門になって、ここまで広げた風呂敷が広くて個々のドラマの焦点がバラバラになっていて、収拾つけられるのか大いに疑問だったが、良く何とかできたと感じる。
ずっと続いたスターウォーズがこれで終着点。感慨深いものがある。それが何とか形になって見れて本当に良かったと思う。
終わった…
初めてオヤジに連れられて、映画館で洋画を字幕で観て、
『映画って何て面白いんだ』
『SFって凄い!!』
と心から感動した、スターウォーズから40年…
色んな思いが込み上げて、思い切り泣いてしまいました…
最後を飾る、素晴らしい映画でした。
監督同士の小競り合い!
41年間、劇場で付き合ってきた古参です。
初見の印象を語ります。
まるで監督同士の殴り合いの様相を呈していますね。
結局、JJにはJJの3部作についての大まかなプロットがあったわけです。
前作をライアン•ジョンソンに任せ、上がったものについては否定せず、賛辞。
驚いた様子を見せるが、そこはJJ、大人対応。
紆余曲折して、締めは自分になったJJ。
そのときの彼の真意はどのへんにあったのだろうか?
公式のコメントやインタビューで語っていることは真意でないことは明らか。
あくまで仕事上の公式コメント。
悪態はつけません。
こんなにしてくれちゃって、どうしてくれんだよ、ライアン。
どうやって戻せって言うんだ⁈
なんて、言えるわけもなく。
そして、今作。
JJはライアンに背後からこん棒で殴られたので、お返しに正面から正拳突きです。
脱線して粉々に砕けたものを金継ぎで修復し、なんとか元の路線に戻そうと苦慮しているのが痛いほど見て取れます。
ベン・ソロの心の葛藤が象徴しています。
壊れてしまったものはもう元に戻せないけど、まだやれることはあるはず!
その心意気で出来上がったのが今作ではないでしょうか。
私にはJJ=ベンにしか見えなかった!
ということは、JJは作品完成後、フォースになったのか⁈
そして、JJらしいファンへの配慮が随所に見られますね。
特に4、5、6が大好きな往年のファンはガッツポーズの連続でしょう!
設定ゴリゴリ感など、難はありますがファン向けのSWになったのだと思います。
JJはSWを取り戻しました!
元々SWはそんなに小難しいものじゃなかったんですけどね。
センス オブ ワンダーに満ちあふれた、ただのスペースオペラなんです。
遠い昔、小僧だったルークが成長してヒーローになり、やがて父のようなジェダイになり、銀河を救うわけです。
素直にジェダイマスター(賢者)にしてあげればよかったのに。
前作のような、ダメな大人の反省物語はいらなかったと思います。
それはほかの映画でやりましょう。これは英雄物語です。
もちろん過ちや失敗を描くのはいいと思います。
キャラクターに人間らしい厚みがでますから。
今3部作は、クリエイティブ面での音頭とりが機能していなかったのが敗因ですね。
やっぱり全体的な骨子は大事です。
それぞれ自由におやりください!なんてうまくいくはずないです。
4、5、6はルーカスがその役割をしていたので、ある程度場当たりでもなんとかなったと思います。
後付け設定も多いけど(笑)
まあ、大混乱のうちに終わりました。
やっっちゃったもんはしょうがない。
そもそも、今回の3部作はやる意義はあったのか?
スカイウォーカーを題材にしてやる意義はあったのか?
そこは考えないといけない部分ではあると思います。
さてまた見に行こう!
もうちょっと深い理解をしてこよう!
長文・乱文失礼。
無難に終わらせたスターウォーズ、少し物足りなさを感じる
ファイナルオーダー戦にて味方が最後たくさん駆けつけてくれたところとかは
すごく感動はした反面、、今回の新作スターウォーズエピソード7〜9にかけて
はっきり言えることはまず宇宙感がなく、SFが乏しいというのを感じた。
まだ旧作エピソード1〜3のCGを使った宇宙人も多く魅力的なキャラがたくさんいたけど
新作は旧作エピソード4〜6に比べ人間っぽさが多すぎで機動戦士ガンダムや
宇宙戦艦ヤマトと変わらない。
監督が変わったりしているからしょうが無いのもあるがそこが残念なところであった。
ありがとうスターウォーズ
いよいよ待ちに待ったエピソード9でした。
年齢的に1〜3の新三部作世代なのですが、そこからは欠かさず映画館で見てきました。
続三部作は不評だけど、おれ的にはまあ別にいいんじゃないって感じ。
主役が女性だとか、相方が黒人だとか、気にならないわけではないが、最近の映画業界は多様性がブームとか聞いたことあるし、同じことやっても仕方ないじゃない。
さて、レイが果たしてどういう出自なのか、それが気になる点の1つでした。
7見たときは、どうせルークの子どもでしょと思ってました。
8見たら、普通の人とか言い出したけど、さすがにそんなことないよなーと。
レイとカイロ・レン、続三部作はダブル主人公のシリーズなんだなっていうのが、最初の感想です。
ナルトとサスケみたいな。
夜神月とLみたいな。
おれって結局派手好きだから、ライトセーバーの戦闘をもっとみたかったのが本音。
スターウォーズて元はそこがメインじゃないから、おれがズレてんのは確かなんだろう。
エピソード4だって、宇宙空間の戦闘機がクライマックスだったし。
ローグワンもそうだったよね。
だから、その点でみるとエピソード3は最高でした。
続三部作を締めくくる映画として抜群でした。
オビワンとアナキンの戦闘を期待してると、今回は残念ながらなので注意だな。
ふと思ったけど、3では火山の星での戦闘だったから、今回は海?っぽい所で戦闘したのかな。
あとはラストシーン。
うん。
副題通りですね。
スカイウォーカーの夜明け
うん、1〜9の作品を締めくくるにふさわしいラストシーンでしょう。
ただ、全体的には期待通りであるが、期待以上ではなかったです。
正直なところ。
でも、完結篇としての賛辞を込めて、評価を1つ上乗せして、4.5点にしました。
程よくできた二次創作
8については隙をみてうやむやにして、とにかく物語を終了させて及第点を取れたのは、一重にエイブラムスの手腕である。正直全然面白く無かったし、まだ8の方が考えさせてくれる要素を盛り込んでくれた分楽しめた(ストーリーは全然面白く無かったけども)と感じる。
4-6を観た時に感じた魔法的な感動を今に再解釈・再構築した映画を観せてほしいと思っていたが、7-9を通して期待外れであった。これがファンが作った二次創作であれば、なかなかよくできたものだと感嘆したかもしれないが、第一線の人たちが、少なくない予算をかけて作った作品である。その意義やいかにと思わざるを得ない。また同時に、表面的にしか作品を評価しない世の中に対しては、興行収入の観点で見れば、十分合格なのかもしれず、それに対しては個人的に嘆かわしく思うものの、あくまでそれは私個人の感想である。これだけ一般化した作品であり、ルーカスすら大批判に晒されてしまうようなシリーズである。形骸化した幻影が教典化してしまい、その創始者すらも排除してしまう様子は、それこそがドラマになりそうな程人間的であるとも感じる。作品単体というよりそのような背景まで含めてみて楽しむものかと思う。
二つの夕日
全編に渡ってスターウォーズだった。おなじみのセリフや、過去の作品を思わせる演出が盛りだくさん。中でもラストのタトゥイーンの夕日のシーン。善と悪、男と女、双生児、ドロイドとクローン、原住民とウォーカー等々。対になる2つの関係性が物語を構成しているSW。ルークがみつめていたそれをレイがみつめる。愛する人の命を救うためにダークサイドの力を欲したアナキン。その孫はダークサイドから脱却し、愛する人の命を救うことで命を落とす。パルパティーンが死ぬときはスカイウォーカーが死ぬときだって言ってたとおり皇帝とレンが死んでフォースにバランスがもたらされた。強い光は影を作る。青や緑のライトセーバーに対しては赤のライトセーバー。黄色っぽいオレンジのライトセーバーはジェダイでもシスでもないことの証か。夕日の話に戻るが、BB8のシルエットが2つの夕日の形と重なる。7制作時にこのシーンを考えていたのか?と思いたくなるようなラスト。8をJJがとってればもっと面白かったのかもしれない。アクションが少し弱い気がするので-0.5、8のせいで苦労したようなので-0.5。
無難に・・
新章の期待に溢れたエピソード7から急転直下のエピソード8。
さて、最終作となる今作はどうなるか?
端的に言えば最後の最後になんとかまとめた感じ。
色々粗やツッコミどころもあるし、
正直、点数をつければ78点といったところ。
・・・ですが、スターウォーズファンとしてはあの「機体」とあの「家」だけでももう何もいうことはありません!100点です!・・・・いや、89点ぐらい・・。
欲を言えば、アレで出てきたのが二人だけで、他の人が出て来ないのはちょっと寂しい・・。まあ、ベタだし冗長になるかとは思いますが・・・。
あと、最後のエンドロールの曲。ep4,ep5印象的なテーマが良いのは当たり前ですが、ep1の曲も入れれば良いのに・・・。なんだかep1~ep3がなかったかのような扱いでちょっと悲しい。
しかしまあ、前作はあまりに酷すぎた。
スターウォーズという最高の素材を味噌煮込みにすると言い出した上に、隠し味だとばかりに本当のクソを混ぜる異常者が監督をしたため、どうにもならない状態であった。
そんな台無しになったスターウォーズをなんとか食べられるレベルに引き戻したJJエイブラムスにはお疲れ様でしたといいたい。
J・J・エイブラムス監督の手腕が発揮された完結編
ネタバレを含むtweetなどをTwitterのタイムライン上で目にする前に早々に観に行こうと思い、公開初日の12月20日(金)に、イオンシネマ京都桂川にてドルビーアトモス2D字幕版上映で鑑賞。
ネタバレを極力回避しながら、次より感想を述べさせて頂きますと、
前作Episode8『最後のジェダイ』でお話しの筋道を横道に逸らされて滅茶苦茶にされた上に、大風呂敷を広げられた状況下で、SWシリーズの監督に、Episode7『フォースの覚醒』に続き再登板させられたJ・J・エイブラムス監督の手腕が試された本作のシリーズ完結編でしたが、いろいろと難癖付ける古参ファンなどもいるようですが、Episode8『最後のジェダイ』のあんな無茶苦茶な状況下で続きを作るようにバトンを渡されて、あの内容で、しかも、ほぼ納得が行くラストシーンでまとめ上げた事を鑑みますと、もう本当に充分でした。
あのEpisode8『最後のジェダイ』を振り返り、極論を言えば、ルーク・スカイウォーカーとベン・ソロとの逸話のシーン、そして、様々な逸話を盛り込んだ本作の142分とを併せて、2章に分けて製作すれば良かったくらいに、今作の最終章では、あの前作のEpisode8『最後のジェダイ』の内容をも活かした上で、足早に色んな逸話を盛り込んで完結編としても整合性のあるお話しにしようと思ったら、あの筋書きの内容で精一杯だったのだと思います。
今作は世界的にも(特に中国市場などでは)興行的に苦戦しているらしいですが、それは前作のEpisode8『最後のジェダイ』の出来映えに失望してしまったファンが多かったからかも知れないですが、そんな中、今作は、完結編に相応しい本当に良く出来たお話しでした。
レイが、いったい何故にあそこまで強大なフォースの力を有するのか、いったい何者なのかといった、その理由や出自も今作で明らかになります。
最後の台詞のシーンに至っては、SWシリーズのスカイウォーカー・サーガの最後を象徴するシーンで実に良かったでした。
Episode7『フォースの覚醒』以降からすると、一見すると、あたかもレイを中心とした続3部作と思われがちですが、あのダースベイダー卿の孫であるカイロ・レン(=ベン・ソロ)の苦悩を描いた続3部作とも言えるシリーズでもありました。
今作でドロイドのC-3POが「最後に、友の姿をこの目に焼き付けておきたいのです。」と語る台詞ではないですが、私たち観客も、いつまでも焼き付けておきたいシーンが沢山盛り込まれていた最終章になっていたかと思います。
例えば、今作から登場する新たなドロイドのD-Oを併せて、レイ、フィン、ポー・ダメロン、チューバッカ、C-3POに、BB-8とで、計7名の勇姿はあたかも『七人の侍』のオマージュ的な演出だったのかもと思えたり、また、ポー・ダメロンの元仲間で、今作からの新キャラの運び屋のゾーリ・ブリスなどの活躍も見どころでした。
勿論、旧三部作から再登場のミレニアム・ファルコン号の元船長のランド・カルリジアンの活躍も私達オールドファンにとってはかなり嬉しかったです。
また、レイア・オーガナ将軍役の故キャリー・フィッシャーの急逝により、今作の脚本も大幅に修正せざるを得なくなった訳なのですが、しかしながら、何よりも、レイア・オーガナ将軍の出演シーンは決してCG技術で再現するような事はせずに、故キャリー・フィッシャーが生前のEpisode7『フォースの覚醒』に出演した際に未使用だったフィルムを活用し上手く繋ぎ合わせて、お話しを上手く完成に結び付けた点も、実に素晴らしかったでした。
主題は、フォースの力の<光と闇>は<血筋>よりも<強い絆>に由来するとも言うような展開で、旧三部作(EP4~6)、新三部作(EP1~3)を通して、SWシリーズのスカイウォーカー・サーガに一貫しているお話しの流れとしても整合性を保つことが出来ていて、非常に上手く仕上げてあったと思いました。
私的な評価としましては、
よくぞあのEpisode8『最後のジェダイ』の状況下から、単体の映画としても成り立たせて、且つ、新三部作(EP7~9)の最終章として、また全9章のシリーズ完結編としても上手く成立させる様な話し運びにした力量は凄いと感服しましたし、J・J・エイブラムス監督の手腕が見事に発揮された完結編として、42年に亘る壮大なSWシリーズのスカイウォーカー・サーガを無事に完結に導いてくれた監督はじめ関係者各位を労いたい気持ちと、ただただ感動と感謝の気持ちでいっぱいでした。
従いまして、前作で広げた大風呂敷の伏線が多少回収しきれていない点や、今作が足早に展開しすぎな面など気になる点もあるにはあったのですが、細部に囚われすぎて、「木を見て森を見ず」という諺(ことわざ)の様にならないように、シリーズ全9作品の全体を通して、俯瞰的に見れば、実によく出来た整合性の採れた完結編になっていましたので、あえて文句を付けることなく、五つ星評価的には、満点に相当する★★★★★(5.0)の評価でも相応しい作品だったと思いました次第です。
血の呪縛からの解放と思いきや…!?
悪くはなかったと思う。
レイの出自がパルパティーンであったことには本当に驚いたし、カイロ・レンがベンに戻ること、デススターの残骸での決闘などなど。スターウォーズファンにはたまらない場面の連続だった。
ただこの物語が一体何だったのか疑問に思ってしまう。最後のレイ・スカイウォーカーに全く納得がいかない。
途中レイがパルパティーンの血筋でありながらジェダイとなったことが明らかになったのは、ある種の自由主義というか、血や家の呪縛から解放される物語のように思えた。
ところが、世俗的なものから超越した絆を感じていたように見えたカイロ・レンとは恋愛関係になり、最終的にレイ・スカイウォーカーを名乗る。
あれってものすごく単純化すれば、つまり、スカイウォーカー家に嫁いだってことだよな。スカイウォーカーの血縁者が誰もいなくなり、嫁であるレイだけが残ったと。だから、ここがスカイウォーカーの夜明けだってことでしょ?
そうなるとなぜスカイウォーカー家は残し、パルパティーン家は残してはいけないのか。罪を犯した先祖を持つ家は消されても仕方がないし、功績のあった家は残すという話になる。
そんな古くさい価値観の物語なのか?シスに罪があるわけで、レイに罪があるわけではない。レイは両家を名乗るか、ただのレイでよかったのだ。
フォースとはバランスであるとか、精神性の高い話をしていた割に、結果、家制度という前近代的なシステムの呪縛に捕らわれるという、堅苦しいエンディングになった。
難しいこと考えずに見ればいいのかもしれないが、EP8のようにバカには理解できない作品を見させられると、そのレベルを期待したくなるもの。
まあ、終わらせることに意味がある作品だから、☆は及第点だと思います。
一言では表せない
私はep4より後にうまれ、東京ディズニーランドにあるスターツアーズでスターウォーズの世界観にハマり、そこからDVDを購入して更にスターウォーズが好きになり現在にいたる者です。なのでそんな私が熱く語りすぎるのは……という感じですが、思ったことを書きます!
⑴ 内容がぎゅうぎゅう
展開が早いです。「え?ここでまた新たな展開?」と、追いついていけないです。感情移入しきれないです。
もう少し話を引っぱって欲しかった…と思う部分もありました。
⑵ 全エピソードの完結編
「過去のあの出来事があったから、このep9のこの場面・話・言葉などが成り立っているんだ…」と、思いました。過去の偉人がいたからこそ、今回出てくる登場人物はあの道に進めたんだと思います。
⑶ 結局それは……?
⑴で述べた通り、話がぎゅうぎゅうなため、結論(意図)が分からず終わってしまう内容があります。
私が特に気になるのは、最後のシーンのレイのライトセーバーが〝黄色〟なところと、フィンがレイに何かを言いたかったところ。気になります。
まだまだありますが…総じて言えるのは、スターウォーズを映画館で観られる時にうまれていて良かったということです。ただ単に敵と戦って平和にする物語ではなく、仲間や家族との繋がりなど深い、深すぎる映画です。スターウォーズは1度観ただけでは理解しにくい部分が多く、尚且つ1つの作品・シリーズが長いため、興味を持たれにくいですが、いろんな人に観てもらいたい映画です。そして受け継がれていってほしい映画です。
改めて、スターウォーズに出会い、スターウォーズを映画館で観られる時代にうまれて本当に良かったです。スターウォーズの作製に関わった全ての方に感謝いたします。
May the force be with you ...
疑問多し
スターウォーズの大ファンというわけではなく、普通に前作観てきた人間です。
エピソード1が中学生のときに公開されそこから全ての作品を映画館でみてきました。
前作が絶望的におもしろくなく、でも最後ということでみてきました。
感想は、ん~まぁ思ってたよりはマシか。
レイ・スカイウォーカーの終わりかたは悪くない。でも途中でなんとなくわかってしまった。
それよりも、疑問が多すぎます。
いつから死ぬとき消えるようになったの?
なんでレイアとベンは一緒に消えた?
キスする必要ある?
レイアのライトセイバーは緑じゃないの?
なんで二刀流のときどっちも青なの?
など、、ダークサイドの下りエピソード1~3でやってたし、くどいし。
メッチャスターウォーズ好きな人はどう思っているのか。
大人になったからかなぁ
昔の方がおもしろかったなぁ
ただただ ありがとう‼︎
同じ感想を持たれた方々も数多くいらっしゃるようですが率直な感想は
「あーあ、とうとう終わっちゃったなぁ(T_T)」ですね。
思い起こせばルークを育ててくれたおじさん、おばさんが無残にも焼け焦げた映像を見て、とてもショックを受けたのが40年以上も前のことというのが信じられません。エンディングでその生まれ育った家にレイが訪れたシーンではストーリーに関係なく涙が出てたまりませんでした。
当時のSFX技術(死語?)を駆使して作られた最初のシリーズ ep4〜6はBlueRayで見直しても面白さも迫力も全く遜色なく本当に感動です。
ひとつの偉大な歴史が終焉を迎えた虚無感、STAR WARSロスをどのように乗り越えていきましょうか?正直映画そのものにはレビューできなくて申し訳ありません。でもやっぱり評価なんてできません!(ep8は酷評したにもかかわらず)ディズニーがどうしたこうしたなんてどうでもいいです。
封切の都度都度現役で40年観続けられたことにただただ感謝です!ありがとう!
【追伸】
当時よくあった長めの髪型をした友人に(彼は洋画をほとんど観ないひとだったため)冗談で「ダースベイダーに似てるね!」って言ったらハリウッドスターか何かの名前と勝手に勘違いして喜んでくれたのが昨日のことのようです!
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