「新参者にはとっつきやすかった」スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け 塩昆布さんの映画レビュー(感想・評価)
新参者にはとっつきやすかった
トイストーリー3以来、7.8年ぶりくらいに映画館で映画を見ました。
これはどーしても見たい!って思って1人で見に行った。
アラサーなので単純に主人公達に共感する部分が多かった。(当初は)何者でもない女性がやるべき事に目覚めて闘う、自分は何者なのか、カイロレンに至っては親とうまく関係を築けなかったり偉大な祖先を持つ故の苦悩なんかも感じた。
9に関しては話の展開が早くて急ぎすぎ感がすごかったけど、ドンドン変わる展開に引き込まれた。円盤化したらじっくりみたい、というかもう一回くらい見に行くかも。
本当に早いのでキャラクターの言動と心理描写がよく分からず、その辺が残念な点ではあった。
やる事が多すぎて詰め込み詰め込みで仕方ないんだろうという感じ。
賛否の別れるレイとベンのキスシーンが近づくと自分も「え、まさかここでキス?!」って思ったがなんか色々報われる気がしたし自分の命と引きかえにレイに命を与えたベンの笑顔と、そのまま息耐えたベンと同時にレイアのも消える(ベンを待ってた?)ところに号泣…
カイロレンでいたら一生笑う事などなかっただろうに。ベンに戻って死ねてよかったなと。泣けるとこがいくつかあってティッシュかハンカチ持ってればよかったと思った。
(黒のロンTで駆けつけたベンがイケメンすぎて泣きながらもニヤニヤしてしまった…w)
自分は789しか見てないので、たぶん456の頃とは全然違うんだろうというのは予想できるし批判する人の気持ちもなんとなく想像できる。最初に大当たりしたクオリティを保ち続けるのは大人の事情が複雑すぎて難しいだろう。
元のキャラを超えてもいけないし、リスペクトありきで物語に絡めて行かなくてはならない。
初代キャラがどんどん死んでいくのは、実際のキャストの年齢を考えると仕方ないと思うし下手に重要な役を与えて次の撮影まで健在とは限らないので仕方ない事だと思った。実際一番若いから残したであろうレイアが現実では最初に亡くなってしまったし…
フィンがフォース適応者である匂わせのままだったのが、なに?って思ったけど彼の出地も明かされていないし、続編の話もあるのでフィンが闇落ち?を予測してしまった。
とりあえず789しか見てない自分にはとっつきやすかったし、まさかの萌えポイントもあって好きすぎた。