「おやっつあん!」恋のしずく fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
おやっつあん!
今時女子大生の、ドジっ子&ちょい恋バナ。
そんなイメージで見始めたのですが。
「蔵元じゃけん!」(朝日ソーラーcm風に読んでください)。
日本酒で失敗した過去が元で、日本酒をdisりまくっていた主人公が。
テキトー教授のアミダで、実習先が希望のワイナリーじゃなくて酒蔵に行く羽目に。
私も同じような理由で、日本酒は駄目なんです。においすらNG。
だけど酒米を刈ることから始まり、いろんな過程を得て酒を作っていく過程。
それはまさに命を育てること。
そしてそれに携わる人々も、日々問題にぶつかりながら生きている。
その群像模様が、とても見応えありました。
苦手意識ばっかりの主人公に。
「好きになることが先じゃ」
「嫌いじゃなくて、知らなかっただけ」。
むむ、なるほど。それはどんなことにも言えるかも。
どの役者さんも、ぴったりハマってましたね。
なかでも杜氏のおやっつあんが、迫力あって話が締まってました(小市慢太郎さん)。
甘酸っぱい話もちょっと盛り込みつつも、しっかり蔵元のお仕事物でもありました。
大好きな広島弁に、痺れっぱなしでした。
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