「川栄はカワエエのう!!」恋のしずく アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
川栄はカワエエのう!!
リケジョが日本酒造りに挑むという好奇心を刺激する出だしに引き込まれましたが、本編はショボい男の子二人の話で、かなりガッカリしました。主人公が酒造りに目覚めて蔵元に嫁入りするというシンプルな話の方が良かったですが、研修は曖昧になり主人公はいてもいなくても同じような感じでした。子供の頃から大人たちと接しているだろうし、あのお父さんがいて中学生のメンタルのようなこの息子というのは、しっくり来ませんでした。主人公が籤に外れたから来たと正直に話した時の大杉さんの演技は、とても温かかったです。大杉さんが最後までいないと締まらない映画でした。ラストで主人公の笑顔は極上でしたが、主人公が何故息子を好きになったのか分からないので、もうかなり微妙でした。お酒の説明も取って付けたような感じで、酒造りの描写も観客が興味を持つにはまだまだ足りないと思いました。津田寛治の登場は笑えました。
コメントする