パーフェクト・スナイパーのレビュー・感想・評価
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娘を殺されたことにより復讐のため売春マフィアのメンバーを殺してく...
娘を殺されたことにより復讐のため売春マフィアのメンバーを殺してくれという依頼。冒頭から自家製爆弾によって不特定多数の男どもを殺すチャーチ(フンスー)。一人殺すごとに1万ドルの報酬だ。やがて元潜入捜査官だったというジミー(ベーコン)から武器をレンタルして次々と殺していくが、依頼主は「こんなに巨大組織だったとは・・・」などとうそぶき、狙いをボスの側近に絞るよう依頼する。
チャーチの前に不思議な14歳の少女メイが現れ、拘束して彼女の麻薬中毒を治す。彼女の協力もあって殺しの仕事をこなしてゆく。『レオン』を参考にして作られたのか?とも思ってみたが、結局は彼女はとっくの昔に死んでいた亡霊。そっち路線か~~
依頼主は結局、ナンバー2を殺して自分がナンバー2になりたかっただけなのか。まぁ、ボスの息子だったことも判明するし、ギャング側の描き方はハリウッドにはかなわない。が、ジャイモン・フンスーがなかなかの好演。女の子もいい。そしてエンドロール時のテロップには毎年200万人もの少女が売春するため売られていく・・・などと社会派メッセージがずしりと響く。避妊のために注射を打つなんて途中の台詞にもあったけど、生でセックスさせるからエイズなんて問題も起こるんだな・・・
印象に残るのはボスが右頬から左頬へと串を刺すシーン。これはCGなんかではなく、本当に刺してるんだと思う。ずっと傷跡が残っていたし・・・原題の“白い象”の本物も登場するが、休戦協定の意味があるらしい。ストーリーの中ではそんなに重要じゃないと思う・・・
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