「2016年度ドイツ映画興行収入No.1‼️」はじめてのおもてなし Chihiro_0rihihCさんの映画レビュー(感想・評価)
2016年度ドイツ映画興行収入No.1‼️
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難民を受け入れるドイツのエリート家族をコメディタッチで描いた作品。
父親は老いを恐れる外科医、生き甲斐を探している元国語教師の母親、企業顧問で妻に逃げられた長男と冷めているその息子、ストーカー体質の男性に好かれる長女からなる裕福なハートマン一家。その一家に母親の押し切りによって難民を受け入れることになる。
受け入れられた難民は、真面目で賢く、心の優しい青年、ディアロ。彼はナイジェリアから亡命申請中である。
癖の強いハートマン一家がディアロを受け入れることによって、生き甲斐や思いやり、家族愛を取り戻していく。
またテロリストによって家族を奪われたディアロの葛藤や、難民に対するドイツ国民の考えをユーモアを交えて表現している。
難民問題だけでなく、身近な人が抱えていそうな現実を描いていて感情移入せずには観ていられなかった。
不器用ながらも自分自身を受け入れ、大切な存在に気づき、前へ進むハートマン一家とディアロに涙が止まらなかった。
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