フェブラリィ 悪霊館のレビュー・感想・評価
全8件を表示
大胆な構成も力を発揮せず
「死霊館」の歴史的なヒットの影響を受け、タイトルが〜館の作品が多数出てきたこの時代に現れた本作。まず、館は関係ない。U-NEXTでは「フェブラリィ 消えた少女の行方」というタイトルなのだが、そちらの方がしっくり来る。
本作は、悪魔に憑依された主人公が周囲の人間を次々と葬っていく物語なのだが、描かれるストーリーが一点だけでなく、三つの物語が展開され、それぞれ三人の主人公が登場するのである。これらはありふれた展開を見せるホラー作品よりも凝った印象であり、冒頭のシーンからかなり引き込まれる。
だが、良かったのはその構成だけである。三人の人生が繋がった瞬間はゾクッとしたものの、終始スローテンポでそのリズムについて行けない。劇中で疑問に思った箇所については、最終的にきちんと回収されるのだが、因果関係含めてあっと驚く衝撃展開になる様なストーリーでもなかったため、意外な展開を見せてもそれほど驚くような事も無いまま終わってしまった。A-24製作とのことで期待していたが、本作はその中でもハズレの方だと思われる。
見て疲れる
時系列を触ってもあまり意味のなかったホラー
ローズ(ルーシー・ボーイントン)、ジョアン(エマ・ロバーツ)、キャサリン(キーナン・シプカ)の3人それぞれの目線でストーリーは進む。
まずドキっとするのが、ブランフォードへ向かうビルが近くまで行くからと、寒空の下で待つジョアンを拾ったのだが、「9年前に死んだ娘に花を手向ける」と言い、ジョアンに見せた写真がローズだった瞬間だ。むっ、ローズはもうすでに死んでいたのか・・・
終わってみると、単に悪魔がキャサリンにとり憑き、シスター2人とローズを殺害。エクソシストも兼ねている校長先生が帰ってきて悪魔を追い出す。そして、同じ悪魔が9年後にジョアンにとり憑いてビル夫妻を刺し殺すといったことか。考えてみると、ビルの家族は9年越しで呪われてたんだなぁ。なんか悪いことしたん?
『ボヘミアン・ラプソディ』観てからボーイントンが気になった人は必見(笑)
なんだったの?
新感覚!?
全8件を表示