エクリプスのレビュー・感想・評価
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実話ベースのホラー
すっかり「REC/レックの監督」でお馴染みと化したパコ・プラザ監督の作品。1つ名作を生むとその後はどうしてもインパクト薄になるものだが、本作の扱いもその1つなのだろうか。やや派手目なパッケージとは裏腹に、仕事で疲れ切っている母の代わりに家事や3人の下の子の面倒も見る働き屋さんの主人公ベロニカにじわじわと恐怖が降りかかる。日常の明るいシーンが多いため、昔のJホラーの様なじっとりした恐怖感は無いが、ある程度ポイントは押さえている為飽きずに最後まで鑑賞することが出来た。だが、怖いかと言われれば何とも難しいところで、恐怖のインジケーターが終始平穏な状態だった。また、本作のキーワードとなっている日食も、その存在意義を押し出す事も無く、それが解決の糸口になる事も無く、ただの「現象」という物で終わっていたのは残念だった。確かに実際にあった出来事をあくまでもベースにしている為、エンターテインメント的な脚色は許されるものだろうが、と言えどもそこまで大それた描き方は出来ないだろう。だが日食という珍しい現象であれば不思議な力も生むかもしれないし、それを期待してしまった自分もいる。恐らく私は宣伝文句に煽られただけなのだろう。広告会社の仕事ぶりには感心させられる。
それでも少しづつ近付いてくる得体の知れない恐怖感は十分に感じる事が出来て、日々大変な思いのベロニカに更なる試練が降りかかる様にはかなり感情移入してしまった。全裸で登場する父親の霊と、囁くように名前を呼ぶ異形の物の声は不気味だった。本作の物語はスペイン警察が初めて認めた怪奇現象とされるものだが、世の中にはこの様な不思議な事件がまだまだあるのだろうか。
ギリギリ★3
なんか実話らしい。と言ってもベロニカ本人しか事実はわからないので
実話ベースの物語ってことですけど。
最後のシーンに向かうまではタラタラと話が進み途中で見るのを
やめようかと思った。
ラスト5分が盛り上がったので★2から3にした感じ。
ベロニカがめっちゃ美人だったけど、スペインの9年生って何歳なんだろう?
やたら大人びて見えた。そしてそれ以上に可愛かったのが弟と妹たち。
やったら愛らしいし兄弟達の演技がやたらうまかったな。
表情とか演技とは思えないくらいすごかった。
口が大きい!
降霊術で亡くなったパパ呼び出そうとしたら手順間違えて大変なことになってしまったベロニカと巻き込まれる妹弟たち。
起承転結はっきりしてて面白いんだけどあまり怖くなく深みもなく。
召喚されてベロニカ達を追い回す悪霊のビジュアルがゴツゴツした全身黒タイツの人に見えてしまって少し笑えた。
全裸のパパの姿も面白い。
盲目のシスターのほうがよっぽど怖い見た目してるんじゃないかと思う。
ベロニカが大口開けて叫ぶシーンはかなりの見所だと思う。
インパクトあるし不気味だし、CGには見えなかったんだけど本物なら本当によく開く口だなと感心してしまう。
ベロニカ…ベロニカ…と呼ぶ声が寝る前に聞こえてきそうな不気味さは好き。
ハラハラするところはするし影を使った悪霊のシーンは怖いし面白いんだけど、ただの自業自得な話で終わってしまったのが残念。
亡くなったパパについても深く触れられなかったしそもそも日食あまり関係ない気がする…
ただ、上映中ずっと喋ったりイチャイチャしたりスマホ見たりする中国人カップルが私の隣にいなければもう少し楽しめたのかもしれない。
心眼
母子家庭で多忙の母親にかわり妹2人と弟1人の面倒をみる15歳の少女が、皆既日食の日に友達と遊びで行った降霊術によって取り憑かれてしまう話。
実話か否かは知らないけれど、1991年6月に実際にあった事件の調書に基づくという形で物語りは書かれており、事件の数日前からストーリーは始まる。
クソまじめという訳でもないけれど、妹弟思いの良く出来たお姉ちゃんという感じの主人公が取り憑かれ、徐々にエスカレートしていく出来事にハラハラドキドキ。
音で脅かす演出も勿論沢山あるけれど、音やグロい映像に頼る様な感じではなく、不穏な空気や出来事やリアクション等、ちゃんと内容で怖がらせてくる。
もの珍しさや目新しさがある訳ではないけれど、こういうオカルト一辺倒な作品
にしてはなかなか良かった。
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