劇場公開日 2018年1月12日

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「重厚なアクションと重たいテーマ。圧倒的スケールの大作!!」戦狼 ウルフ・オブ・ウォー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0重厚なアクションと重たいテーマ。圧倒的スケールの大作!!

2018年1月17日
PCから投稿

悲しい

怖い

興奮

【賛否両論チェック】
賛:予備知識は無くてもついていける。極限状態で繰り広げられる怒濤のアクションの連続に、思わず息を飲む。
否:展開はご都合主義で、無理もかなりある。グロシーンも多め。

 なんとなく前作の知識はあった方が良さそうですが、最悪無くても大丈夫かと思います。
 内戦と疫病で混乱するアフリカの地にあって、最愛の人の仇を探す元特殊部隊員の主人公。そんな彼が凶弾に倒れていく人々を見過ごせるはずもなく、強力な傭兵組織に単身で戦いを挑んでいく様は、出来すぎとは分かっていてもやはりカッコイイです。
 アクションもこれでもかというくらいド迫力。生身の戦闘は勿論、戦車との戦い等のスケールは圧倒的で、他の追随を許しません。
 また、ヒロインが語る、
「アフリカは文明発祥の地。でも文明を笠に着た人達が、困難を持ち帰った。」
という言葉や、救助ヘリに乗せる人間を人種によって選ぶ重役に対し、主人公が、
「ヘリは俺が呼んだ。乗せる者も俺が選ぶ!!」
と、平等に女性子供を乗せようとする姿に、人間の本質を改めて痛感させられるようでもあります。
 ツッコミどころは多々ありますが、重厚なアクション大作を是非チェックしてみて下さい。

映画コーディネーター・門倉カド