「【”哀しきタクシー運転手が、何度タイムリープしても、世界的外科医の娘を轢き殺した訳。”今作は、突っ込み処満載の韓国タイムループ映画である。】」エンドレス 繰り返される悪夢 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”哀しきタクシー運転手が、何度タイムリープしても、世界的外科医の娘を轢き殺した訳。”今作は、突っ込み処満載の韓国タイムループ映画である。】
■国連で働く世界的名医の外科医・ジュニョン(キム・ミョンミン)は、飛行機から降り、記者会見をしてから、娘ウンジョンの誕生日に約束の場所へ向かう途中、交通事故現場で亡くなっている娘を発見する。
次の瞬間、彼は再び飛行機に乗っていて、ウンジョンは変わらずタクシーに撥ねられていた。
◆感想<Caution!ちょっと、エラソーに書いています。&内容に触れています。>
・あのさあ、タイムリープ映画は何本か観たけれども、この作品はちょっと脚本が杜撰と言うか、後だしジャンケン設定が気になったのだなあ。
・タイムリープ映画の逸品トム・クルーズ主演の「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を観れば分かるのだが、彼の逸品では主演の軍の広報員ケイジ少佐は、間違いで謎の侵略者と戦う最前線に配属され当然何度も殺されるのだが、彼は殺される事を繰り返す中で、只管に戦闘スキルを上げて行く過程が面白いのである。
つまりは今作の様な”実はタクシー運転手カンシク(ユ・ジェミョン)の息子ハルの心臓は、助かる筈だったのに、心臓病の娘ウンジョンを助けるためにジュニョンが、勝手に移植してました!”などという後だしジャンケンは一切ないのだな。
・後、この作品が分かりにくいのは、妻ミギュンが妊娠しているのに出産を望まなかった男、救急隊員のミンチュル(ピョン・ヨハン)が登場する事と、何故にカンシクはハルが乗っている車を猛スピードで運転していたのかが、全く描かれていないためにスッキリしないんだよなあ。
<けれども、流石韓国映画。外科医・ジュニョンは何十度目かのタイムリープで空港に到着した時に、”3年前に自分が行ったタクシー運転手カンシクの助かる筈の息子ハルの心臓を、自分の娘ウンジョンに移植してました、御免なさい。”と謝るのだが、私はもし息子が同じ目に遭わされていたら、絶対に許さないかんね。
マア、簡単に言ってしまえば、脚本が宜しくないんだよな。あんまり、こういうレビューは書きたくないんだけどね。スリリングさは、ナカナカだったから3点ね。じゃーね。>