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映画「青春夜話 Amazing Place」 青春夜話 Amazing Place
劇場公開日:2017年12月2日
解説
「怪獣使いと少年 ウルトラマンの作家たち」などで知られる評論家・切通理作の初監督作品。ひょんなことから出会った20代の青井深琴と野島喬は同じ高校の卒業生だが、4歳の年齢差のため一緒に高校に通った時期はなかった。意気投合した2人は男女の仲を意識し、ともに一晩を過ごすこととなるが、喬はラブホテルではなく、2人の通った高校の校舎へと深琴を連れて行く。深夜の母校で深琴は喬が「青春のやり直し」をしたがっていると思うようになり、学生時代にいい思い出のなかった深琴も、誰もいない学校で好き放題に「復讐」してしまおうと盛り上がる。しかし、その夜の母校は無人ではなく、ほろ酔いで学校に戻ってきた当直の女教師・山崎と、山崎を裏門で待ち受ける何者かがおり、青春の過ぎ去った大人たちが学校で過ごす一晩が訪れる。
2017年製作/74分/日本
配給:シネ☆マみれ
スタッフ・キャスト
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2018年10月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
学校への復讐は社会への復讐だろう。偶然出会った男女が過ごす出身高校での一夜は、うまく生きることができない大人たちのファンタジーとして成立していた。
主演の深琴が魅力的で、切通理作監督との舞台挨拶も楽しかった。
【同時上映】天使の歯形(短編)★☆ 「青春夜話」のオマケとして上映された短編。深琴がキャンディを舐める、舐める、舐める…だけだが、これも十分に魅力的だ。
2017年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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TBSラジオ系サブカル枠の臭さが爆発したような作品。監督及び、制作者の作品の意図が今イチ分りづらい内容であった。どの層に訴えたいのか、そもそもテーマが存在しているのか、自分にとってはエモーションが伝わりにくいと感じてしまった。
浦島太郎をベースに、冴えなかった学生時代に復讐するという体で、母校でささやかな悪戯と、青姦を楽しむ、出会ったばかりの男女の甘酸っぱいラブコメというのは表層で、実は男の妄想劇という捉え方も出来る。只、如何せんキャスティングの悪さが足を引っ張っているように感じた。演技力不足がこのストーリーを陳腐化しているのではと残念ながら感じてしまう。ヒロイン役の女優は、そもそもウェット&メッシーをパフォーマンスの中心に据えているようだし、当てはまるピースを埋めている感が否めない。それに、展開やシーンの繋ぎ目の不自然さが目立つのだが、それを力技で昇華させるのが役者の力量だと期待するのだが、宜なるかな・・・
監督の気持ちだけが空回りしてしまっている、そんなイメージを抱いてしまった次第である。