「笑える青春映画の良作!」ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル ゆめさんの映画レビュー(感想・評価)
笑える青春映画の良作!
地上波で吹き替えで観たんだけど、かなり面白かった!!
ちなみに前作は未視聴だけど、本作のみで充分楽しめる。
大味ハリウッドアクションものだと思ってたんだけど、アクションもあればコメディとしてもかなり笑えて面白いし、物語の構造もうまいのだ!
ストーリーはバラバラな今どきの高校生4人が、「ジュマンジ」というRPGのようなゲーム世界に取り込まれて、現実世界に戻るために力を合わせて試練をクリアしていく、というもの。
オタク気質で気弱なスペンサー。
スペンサーと幼なじみてガタイの良く気の強いフリッジ。
真面目だけどコミュニケーション下手なマーサ。
美容に気を使いスマホを手放さないベサニー。
まず彼らのジュマンジ世界での容姿とのギャップが面白い。
特にベサニーは今どきの可愛い女子→小太りのひげおじさんになるんだけど、だんだん小太りひげおじさんが可愛く見えてくるから不思議。役者さんってすごい。笑
彼らのジュマンジ上で設定されたスペックもかなり面白い。
弱点・ケーキの動物学者になってるフリッジがケーキ食べて爆発(そして一度死亡)した場面は爆笑してしまった。
物語の作りとして「いい!すごくいいよ!」となったのが、おそらく現実世界では仲良くなれないであろう4人が、異世界で別の肉体を持って脅威にさらされたことで、次第に互いを認め合って力を合わせるようになるところだ。
ベサニーがマーサに男を誘惑する方法を教える(でもベサニーはこの時小太りおじさんなのだがww)シーンもすごく良かったし、幼なじみながら対等の関係ではなくなってしまったスペンサーとフリッジが共闘する場面も熱い(危機的な状況になったスペンサーがフリッジだけを呼び出して弱音を吐くも、フリッジがスペンサーを鼓舞するシーンが好き)。
そういう意味でこの映画は良い青春映画でもあるのだ。
あとアレックスの存在も良い。スペンサーたち4人とは異なる時間軸からきたアレックス。
ベサニーがアレックスを救い、またアレックスがベサニーを救う。そしてアレックスに淡い恋心を抱いたベサニーだったが、現実世界に戻るとアレックスは異なる時間を生きたため、すでに結婚し子どももいる。
でもアレックスは自分の娘に命の恩人である「ベサニー」と名付けており、それを知ったベサニーは嬉しそうに笑うのだ。
このシーン、この関係性、めちゃくちゃ良くないですか!!(伝われ)
他にも見どころ満載で(スペンサーとマーサのジュマンジ世界における不器用なファーストキスも可愛い)、
終わり方も素晴らしい本当に楽しい作品だった。
まんまと公開中の続編が観に行きたくなったぞ。