「何かが違う」劇場版 Infini-T Force ガッチャマン さらば友よ 彼方久遠さんの映画レビュー(感想・評価)
何かが違う
コンドルのジョー 、昔ガッチャマンを見ててかなり好きだった記憶があった。
正統派に熱い健とはまた違う黒い熱さというところを見せてくれてよかった。
共闘もあったしアクションもよかった。
だけど…なんか違う、だいぶ違う。ガッチャマンとしても、インフィニティフォースとしても。
もやもやする部分としては…
・本来のガッチャマンとは違う、平行世界のガッチャマンだから大鷲のジョーも並行世界だと思ってたけど違かった(平行世界で生きていたジョーに合うと思ってた…)
・南部博士は平行世界の人間だからジョーも健もなぜそこまで入れ込むのかがわからなかった(感情としてはわかるけれども…)
・問答の先に結局南部博士も変わらない、ジョーも変わらない
・テッカマン、ポリマー、キャシャーンがただの質問、解説役、戦闘員で本筋?に絡んでこない
・ネクサスをなんとかしたいのか、南部博士を何とかしたいのかこの世界を何とかしたいのか曖昧(せめてネクサスを笑がなんとかするべきだったんじゃ…)
・ジョーの扱い方が雑、雑!!(殺す場面でも殺される場面でもなかった。てか健追いかけろよ)
・(敵が量産型のガッチャマンだとどうにも…燃えないよね)
もやもやする部分を上げるときりがなくなるので良かった部分としては
・やはりアクションがかっこいい、かっこいい
・笑の性格がテレビ版を通してみると成長が感じられるし良かったと思う
…いい部分よりも悪い部分を上げられる、というのはきつい
映画を見てて思ったことはギャラクター(と呼ばれてるもの)とギャラクターに対して戦うなりふり構わない南部博士とインフィニティフォースの面々の三つ巴にすればよかったんじゃないかと思った。
もし続編があるならお布施するのでそれぞれのキャラクターの個性を生かした作品を作ってほしいです。