劇場公開日 2018年7月27日

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ウインド・リバーのレビュー・感想・評価

全220件中、81~100件目を表示

4.0痛みを抱えて生きる

2019年12月8日
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鑑賞方法:VOD

要所要所で出てくるコリーの台詞が心に染みます。

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カタヤマ

4.0気分が凹む・・・

2019年10月13日
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悲しい

『ボーダーライン』シリーズが好きなので、同じテイラー・シェリダン脚本でとても楽しみにしていました、監督も務めたんですね! やはり気分が良くなる映画ではないですが(笑)、この人の脚本の映画の雰囲気が好きなんですよねえ。 車が一列で走っているのを空から撮っている場面は『ボーダーライン』シリーズっぽい撮り方でしたね。 エリザベス・オルセンが寒くて着替えをする場面で、Tバックっぽいのをはいてるのが一瞬観れたのはもうけもんでした(笑) あの場面だけで『この映画を観る価値が上がった』と思いました、映画の内容を考えると、バカみたいなレビューですが・・・

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映画は生き甲斐

3.5極限の世界

2019年9月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

その世界では生きるか死ぬかしかない。
正にそんな映画でした。とにかく重たい。そして難しい話で観るのが大変でした。初見だと内容が完全に掴めなかったので、出来れば2回目を見たいです。
総評
やっぱりカンヌ作品は難しい。

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revenger

4.0何年に一回かの傑作!

2019年9月11日
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鑑賞方法:映画館

法律では解決できない不条理な事実。
現実に抗いながら、
不遇から抜け出そうとする登場人物たち。

登場人物たちはどれだけ報われたのか?

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tbgoh

4.0何が起こるか分からない無法地帯

2019年8月22日
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鑑賞方法:DVD/BD

よくある、殺人もののサスペンスかなーと思っていたら、とんでもない。
予備知識なしで本作を鑑賞したため、事の重大さは後にわかりました。
夜間には気温-30度にもなる極寒の地に、ネイティブアメリカンが2万人程生活しているらしく
(というか、昔侵略してきた白人たちに追いやられたらしく)仕事もない、治安も悪い、楽しみが
何もない過酷なウインドリバーで起こった殺人事件。

雪深い森の中で裸足の少女の遺体が発見される。
-30度の気温で走ると、空気の冷たさで肺が凍り出血。肺に血がたまり窒息するのだそうだ。
一番近い人家からは5キロ以上離れており、少なくともそれ以上の距離を裸足で走って逃げ途中で力尽きたとのこと。

考えただけでも恐ろしい話なのに、実際ウインドリバーでは、毎年多くの女性が行方不明、またはレイプ被害にあっており、その被害件数は把握されていないということが、現実に起こっているらしい。この地域は、日本でいう広島くらいの広さがあるのだが、その中に警官はわずか6人。
いつどこで犯罪が起きても、自分で自分の身を守らなければならいない。

アメリカの格差社会を改めて目の当たりにしました。
作品全体に、いつ何が起こってもおかしくない緊迫感、寒く、重苦しい空気感が常に漂っていて
サスペンスとしては面白かったです。
少女が、なぜ逃げなければならなかったのかの過程も描かれていましたが、リアルで痛々しかった。

こういう作品がきっかけとなり、世の中が少しでもいい方向にむかえばいいなとか
いろんなことを考えさせられる作品でした。

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ジジ

5.0復讐の是非

2019年8月15日
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人種差別に対抗するには目には目を歯には歯をしかないのか。
迷いつつ、復讐を応援した。

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アサシンⅡ

3.0サスペンスとしては楽しめるが、現実の世界で日常的に起きていと実感した時の胸クソ悪さは一級品。

2019年8月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

難しい

ネイティブの方の歴史を深くは知らないが、虐げられてきた歴史に向き合う作品だと感じた。

後はやっぱり自然って怖いっすねー。

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ポップコーン男

4.5【極寒のネイティブアメリカン保留地で起こった事件を苛烈に描く。「ボーダーライン」「最後の追跡者」で現代アメリカの暗部を描いて来たテイラー・シェリダン渾身の一作でもある。】

2019年7月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

 天から見放されたような土地に強制移住させられたネイティブアメリカンの境遇をベースに、様々な謎を提示しながら、この苛烈な物語は描かれる。

 白い世界で行われる数々の行為は夢か幻か。

<テイラー・シェリダンは、現代アメリカに巣食う数々の問題
 ・メキシコ移民問題
 ・アメリカ西部、貧困層が抱える問題
 ・アメリカ先住民族問題
 を過去の「ボーダーライン」「最後の追跡者」で描いてきたが、それを下地にブレる事無く、アメリカの暗部を抉り出した作品。

 彼の優れた脚本の魅力が全面的に表れている作品でもある。

<2018年7月27日 酷暑日に映画館でセカンド上映にて鑑賞。
 ヒンヤリした気持ちで映画館を後にした作品。>

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NOBU

4.0ネイティブアメリカンの闇

2019年7月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

アイヌ民族と同じく、ネイティブアメリカンについては更に無知な自分がこの映画でその世界を垣間見ただけでも、とてつもなく悲しい。
少数民族は無くなってよいのか?そんなはずはないのに、消えていくのを待ってるかのように黙って見ている現在。
終わりのほうで父親が、教えてくれる人が居ないから自分でやった、という死化粧。
なんと貴重なものが消えていっているのか。
この映画は決して社会派ではないが、私の印象に残る場面だ。

事件の捜査の仕方は、保護居住区ゆえの不利な制約が多いが、その代わり、罰し方は胸がすっとする。
殺人事件で、一人しか殺してないから死刑に出来ない、前例無いし、とか言ってる日本の裁判がアホらしくなる。

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バニラ

3.5素晴らしい内容だがメッセージ性はあるか?

2019年6月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

雪地かつ先住民の場所で起きた殺人事件に見える残酷な事件、先住民的なメッセージ性がどこにあるか疑問に感じた。映画自体は非常に残酷だしなかなか良かったけどね.

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素子

4.0good

2019年5月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

観てね

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ゴルフバカ

4.5アメリカ先住民保留地

2019年5月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

とても寒いアメリカ先住民保留地で殺人事件が発生、警察権を唯一持っているFBIから若い女性捜査官(エリザベス・オルセン)が派遣されてくる。
彼女はハンターをしている白人(ジェレミー・レナー)を頼ることに。
かなり陰惨な話だが、エリザベス・オルセンの、捜査官としてはイマイチで天然だけど、真面目で一生懸命なキャラが救いとなり、最後まで目を離せない。

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いやよセブン

4.5運など無い世界

2019年5月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ネイティブアメリカン。インディアンは土地を追われ過酷な地に生きるしかない。
生き抜くためには運など無い。
自分の生きる力だけが全て。

インディアン保留地で起きた事件。
厳しい土地。何も無い土地。
絶望感しかない。
生きるために10キロも走って亡くなった彼女。
酷寒の土地にフロリダから来たFBIの彼女と事件を追う。
法が及ばない土地。
復讐劇。

とても秀逸な作品だった。

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chai

4.0悲痛で言葉にならない

2019年4月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

重く重く、底はかとなく悲しく、非道な行いが続く…静かで凍てつく町。

この場所で生まれ育って、こんな運命を辿らなければならないのはあまりにもむごすぎる。

犯人の卑劣で必死に逃げようとする行動は腹立たしくて仕方ない。

観終わっても余韻を引きずって悲しみから抜け出せない話。

そして、ジェレミー・レナーの引き込まれる演技。
過酷な環境と悲しみを抱えながら冷静沈着ででも心を持っている強く逞しい姿が素晴らしかったです。

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☆ユウ☆

3.5意志の強さ

2019年3月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

萌える

「アベンジャーズ」でおなじみの二人が共演しているとは知らず、FBIの登場シーンには、思わずくすりと笑ってしまいました。

内容を振り返ってみると、特別これといったシーンはないのですが、割と最後まで物語に引き込まれていました。

とにかく、ジェレミー・レナーが終始かっこよかったです。
演者の力は偉大ですね。

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ユージーン

3.0暴力と銃でしか解決できない場所

2019年3月25日
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アメリカには、色々な場所があるとはいえ、
このネイティヴアメリカンが隔離された辺境の地は、
鹿児島ぐらいの広さの場所に警察官は6名しかおらず、
レイプは、犯罪にならない。なんていう貧困と秩序なんか何もない場所。

若い女性がその場所で生きていくには、どれだけの危険と隣り合わせにいるか。

映画のストーリーは、ほぼ西部劇のようだけど、
それ以上に誰も守ってくれなければ、銃を持ち、自分の身は自分で守るしかないという、
危険地帯が現実にアメリカにもいたる所にあるということだと思う。

貧困が支配する社会の恐怖をもっと知るべきだと感じた。

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七星 亜李

2.5雪深い田舎だと考える事は同じか。

2019年3月16日
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鑑賞方法:VOD

うちの近くでは、中高生の通学バッグはTHE NORTH FACEだらけ。頼むからアウトドアや休日で使ってくれ。

愚痴から始まりましたが、今回のレビューはウインド・リバー。ある女性が雪深いの地にて遺体発見される。地元のハンターと雪深い地に慣れていない女性FBI捜査官が真相に迫る物語。

ネイティブ・アメリカンネタ(差別、今の暮らし)が絡んでいるものの、雪深いド田舎&冬何もやる事が無くなる習慣を考えればこのネタで無くても起こり得る事件だし、日本は今治安が良いから感心が湧くのであり、昔なら日本でもあったろうなと思う。
(雪深い県の方が籠りがちで、やる事も少なくなり性的行為が季節的に多くなる傾向は、統計で拝見し自分も雪深い県出身なので納得しております。)

なので私には凄い事件・内容だとも思えず、寒い山間地域への予備知識が増えたぐらいでした。山育ちだからだろうな。。。。

「雪山登山や、山菜収集登山、夏登山する時は服装は十分注意下さい!」と思える映画でした。(内容からかなりかけ離れてますがw)

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巫女雷男

3.5ネオウエスタン映画

2019年2月3日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

ネオウェスタン映画。
”ファーゴ” (1996)を思い起こさせるような、雪山での殺人事件。テイラー・シェリダーと言えばといえるであろう銃を用いたサスペンスアクション。そして、ネイティブアメリカンの社会の闇という触れることが難しいテーマ。深いところまで見ていくと、とてもユニークかつ、ディープな映画であることは間違いない。カンヌ国際映画祭で「ある視点」部門を受賞したのはまぎれもない証拠。

ストーリーだけを見てみると、いわゆるcliché(使い古されたもの)。いろいろなことがミステリーテイストで起きるのだが、ほとんど全てが予想のできるもの。銃撃戦の展開も、FBI捜査官の若い女性とハンターの関係性も、誰が死ぬかということも。だから、この多くのサスペンス映画が上映されている時代には、視聴者を満足させることは難しいだろう。自分もワクワクすることはできなかった。10年前だったら少し違ったかもしれない。
唯一予想できなかったのは、殺されたナタリーの両親の感情の行方。最初にFBI捜査官ジェーンがナタリーの両親家に行くシーンは一番のシーンだったと思う。現地の警察官と、ナタリーの両親そして現地のハンター、コリーの関係性の強さが見られ、ジェーンがようやくこの事件を単なる文書上の事件ではなく、人の命、家族の命が関わっている殺人事件だということを理解したという瞬間。
そして、エンディングでのコリーが家族を訪れるシーン。全くどうなるか予想できなかった。それを上回る、いいエンディングだったと思う。
ギル・バーミンガムは個人的にハウスオブカードで顔を知ってるかもしれないが、かなりいい役だなと思った。

この映画を観終わった後、思ったことは、この映画は、エリザベス・オルセン演じる若い女性FBI捜査官の話ではなく、ネイティブアメリカンが住むウィオミング州の小さな町の1つの家族の物語であるということ。おそらく、テイラーシェリンダーが描きたかったことは、そこにあるのだろう。
エリザベスオルセンのキャラクターとジェレミー・レナーの家族の歴史なんかは、付け加えられただけのようなものであった。プロデューサーの意見などが入ってしまうスタジオ製作の作品なだけに、しょうがないという部分でもあるが。こういう監督ほど、NETFLIX製作で作ったら面白い作品ができるんじゃないかと思った。

“ファーゴ”(1996)、”スリー・ビルボード”(2017)なんかは、もっと狭い部分に狭った作品です。もっと多くの人にこのような作品を見て欲しい。社会の現状を知れるとともに、自分の住む小さな世界に照らし合わせれるような、小さなかつ、強い芸術が必ず見つかります。

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Editing Tell Us

4.0男は強く、女性を守るというステレオタイプでありながら、主人公が素直...

2019年1月26日
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男は強く、女性を守るというステレオタイプでありながら、主人公が素直に格好よく、抵抗感なかった。遠くから的確に銃を貫通させるシーン、女性警官を下に見る言動、言葉に直すと、教科書通りだけど、説得力のある演技やカットで、伝えたいことが上滑りしてない。その世界に没頭できる。10キロも歩いた女性の強さというキーワードで、レイプ被害にあった女性の姿を描こうという制作者の着目点も、惨劇ではなく、悔しさみたいな気持ちに誘導できてて、鑑賞した後の後味の悪さをなくしてくれてる。

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terakotta

3.5雪に狂いそう

2019年1月26日
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鑑賞方法:映画館

最初から最後まで雪に溢れ、家の中まで寒々しい空気を醸し出している。その大地に生きるネイティブアメリカンの強さを、ネイティブでないがネイティブと生きる主人公を通して、感じられる。その強さが無いと、被害者の兄貴や警備員の様に、雪に飲まれてしまう。雪に、世界に、負けない強さは、自らと向き合えるかに問われているようだ。

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WALLE