「殺し屋ですか?」キラー・セッション Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
殺し屋ですか?
コロンビアの麻薬組織と取引を行おうとしていたフランス組織の殺し屋が、組織を抜けようと取引を壊して民家に押し入り潜伏。その後コロンビアの組織に雇われた他の殺し屋と対峙する話。
何から何まで説明しなければならない訳ではないけれど、あらすじを読まないとストーリーは疎か主人公が殺し屋であることも、組織から抜けて人生を変えようとしていたこともわからない。
コロンビアの殺し屋の狂気っぷりに関してはなかなか良かったけど捜索についてはツッコミどころ満載だし、警察は無能だし、町の人間は馬鹿過ぎるし、人質家族のリアクションもイマイチしっくりこない。
主人公の心の揺れとか潜んでいるヤツと追うヤツという構図とかを楽しむ感じなんだろうけど、心境の移り変わりはみてとれないし、駆け引きどころか途中で絡むところすらある訳じゃなくて、しまいにはコロンビアの殺し屋の凄さは潜んじゃうし、激しいやり取りもなくて拍子抜け。
ムダに引っ張るよりは良いけどね。
元も子もないけれど余計なものを省いて、組織から抜けようとした男が追ってから逃げて潜伏するストーリーの方が良かったんじゃないかね。
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