「松田龍平の抑えた演技だからこそ効いてくる」泣き虫しょったんの奇跡 菜野 灯里 (ナノ アカリ)さんの映画レビュー(感想・評価)
松田龍平の抑えた演技だからこそ効いてくる
将棋は大好きなゲームなので、その関連映画はついつい観てしまいます。
サラリーマンが年齢制限を超えてプロ試験を受けてプロ棋士になった実際の出来事がベース。あとで観たら、監督自身が奨励会出身なんですね。それは作り手の実感がベースだけに心強い。
松田龍平は感情が表に出ない中で演技するのに長けていて、父親譲りなのか、感情が少ない表情なのに存在感ある。そんな主人公が泣くシーンは、ピリッと効いた味をたのしむような感覚になるからいい感じになりますね。
過剰な演技ではなく、抑えた演技だからこそ、クライマックスで効いてくる。
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