「それほど泣き虫ではなかったが。」泣き虫しょったんの奇跡 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
それほど泣き虫ではなかったが。
惜しげもなく投入されては去っていく豪華キャスト陣。エピソードの描き方が希薄ながらも人物像が見えてくるのは彼ら役者の力量の成せる業。その中心にどっしりと居座る松田龍平の安定感がいい。やや淡白にもうつるその性格や行動も、周りの熱量との対比が際立つ分、かえって存在感はあった。
ただ、瀬川の努力や天才性が見えてこず、ましてや一局一局の勝負のどこがすごかったのか伝わってこないので、どこか味薄感で終わってしまった。
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