「ある意味、藤井聡太四段の凄さが分かる」泣き虫しょったんの奇跡 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味、藤井聡太四段の凄さが分かる
本作品、ある意味、将棋好きの人達で固められて作られていて、監督の豊田利晃さんも元々プロ棋士を目指していた方で、現役の瀬川晶司さんの自伝的小説の映画化と言う事で作られている。
将棋と言うと地味にニュアンスがあり、映画を見る前は、ちょっと抵抗感がありましたら、蓋を開けてみれば大変に面白い映画でした。
まず、プロ棋士になる為の掟などがある事を知って、それぞれプロ棋士になるために新進棋士奨励会に入会して、腕を磨きながらある意味プロ棋士の定年まで頑張り、勿論、夢を叶える人、破れて去る人、将棋ではありませんが、私も若い頃、夢を追っていた人間として、痛いほどその過酷さや人が追い込まれていく姿に、昔の自分自身と照らし合わせてみる事が出来ました。
ある意味、藤井聡太四段が、話題になったので、本作品が映画化されたのでしょうが、藤井四段が、当時14歳であれだけの事をしでかした事が痛いほど分かり、藤井四段がいかい凄い事もわかります。
また、大変に映画の方もテンポがよく進み、私世代の方には、主人公の部屋の中など懐かしさに浸れます。
ただ、瀬川晶司さんですが、ある意味、羨ましいぐらい、色々な方に協力して貰え、彼のお父さん、最終的にプロを世話された方、棋士を目指してきた仲間、幼友達、確かに諦めなかったら奇跡も起こるんだと思いますが、彼の場合、周りも大変に良かったんだと思います。ま、運も実力のうちとは言いますが・・・・
個人的には、アナーキーの仲野茂さんが出て来たので、更に本作品よく見れました。豊田監督有難う!
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