「酒とシケモク」ハード・コア kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
酒とシケモク
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脱力系オフビートSFファンタジーだと思ってたのに、山田孝之が(胸毛のせいもあるけど)熱い男を感じたので脱力は省きます!
山下敦弘監督作品との最初の出会いは『リアリズムの宿』だったであろうか、『リンダリンダリンダ』で人気が爆発しましたが、それ以前の初期作品が好みです。
盟友とも言うべき山本浩司は出演していないし、ちょっと寂しかった。
小さな右翼組織の会頭に拾われ埋蔵金探しの仕事に精出す山田孝之と荒川良々。天才の家系に生まれながらも精神を病んでる荒川に、童貞を卒業させてやろうと頑張る山田の優しさが伝わってくる。
薬品工場の廃墟で生活していた荒川がそこでロボットを見つけた時から彼らの生活が変化する。どちらかというと『オズの魔法使』のブリキみたいな不細工なロボットだが中身は高度なAIが組み込まれ、空を飛ぶことだって出来るシロモノだ。
ハードコアには強硬派とか貧困層という意味まであるようです。康すおんなんてのが殺人も厭わないみたいだし、強硬派。貧困層は山田、荒川に代表されるというダブルミーニングだったのかもしれない…
どことなくハッピーエンドのようにも感じられますが、弟は死んだままだと思ってるんだろうな~
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