「素晴らしい映画」鈴木家の嘘 PTAandHALさんの映画レビュー(感想・評価)
素晴らしい映画
たくさんの人と分けあいながら少しずつ悲しみを小さくしていく物語。
この映画は、『人にはみんな事情がある』と気づかせてくれます。
優しい嘘をつくことも、家族だからこそ強い言葉で相手を責めてしまうことも、みんなそれぞれに気持ちや事情があるから。
自殺が珍しくないこの国が嫌になることは多いけれど、『ああ、この不器用な優しさを私は知っている。』『この純粋で静かな思いやりを私は受けたことがある』と、日本人の優しい良いところを、この映画が思い出させてくれました。
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momokichiさんのコメント
2025年11月3日
>この映画は、『人にはみんな事情がある』と気づかせてくれます。
大きく同意です。
>『ああ、この不器用な優しさを私は知っている。』『この純粋で静かな思いやりを私は受けたことがある』と、日本人の優しい良いところを、この映画が思い出させてくれました。
家族の嘘も優しいですが、家族以外の登場人物も優しかったですね。不器用に。
・夫を急に泣くし借金抱えても明るく胡瓜の漬物をくれる米山さん。
・そんな米山さんを理解してフォローした日々野さん。
・キツイこと言うが雨にびしょ濡れになりながら傘を差しだす叔母。
・罵倒しながらも、イブの連絡先を探して教えてくれたソープの黒服。
PTAenHALさんの言われるように正に優しさを想い出す映画でした。
素晴らしいレビューをありがとうございました。

