「存在していた嘘。」鈴木家の嘘 yuta nさんの映画レビュー(感想・評価)
存在していた嘘。
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嘘が時に人を救うこともある。
しかし、その反対で救えないこともある。
何事にも表裏一体と言えるものだと思わされる。
どこか皆、「自殺」という単語を重く捉えられがちな気がする。
いわば、安楽死を望む事と同じで
答えを自分で決めただけだったのだと思う。
それをあの子が死んだのは私のせい。
そう全てを抱え込んでしまうのは少し違う様にも思える。
それが時に映像としてもわざとらしくも思えてしまう。
しかし、
優しい嘘は時に人を救う。
子供にサンタクロースはいないと最初から言うのはきっと違う。
夢だったとしても
その人が「存在した」と言うことの方が大事に思えた。
重い題材でもあるため、苦しくなる場面はもちろん多々ある。
しかし、それを支える周りの家族の
初めは小さかったかもしれない 嘘 が、
大きな 嘘 に変わったとしても、
その先には家族を想う優しさに溢れていたのだと思う。
星が3つなのは、
明確にすべき所も曖昧な部分が多過ぎる故に、輪郭が少しぼやけてしまい、
言わんとしている事はわかる。わかるんだけれども
曖昧にした後にいきなり笑いを入れてこようとする温度差の様な波が激しく、私には少し色々のみこめるのには難しかった。
ので、
どちらとも言えない。。という意味での3つにしておいてみた。
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