君の膵臓をたべたいのレビュー・感想・評価
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ほぼ原作どおり
実写版は北川景子を引き立てるために演出したという感じだったが、アニメ版はほぼ原作に沿って作られており好感が持てた、アニメ技術は海外下請けが多すぎたせいか平凡なものだったが、最近ひどい海外依存度の高いTVアニメのような変な色彩はなく、日本的な落ち着いたものだった。映画の出来としては悪くないが、アニメとしては平凡過ぎた。
待っていました
昨年実写化映画を観て、今回のアニメ化すごく楽しみでした。とても切なく、哀しいですが、生きる意味、日々の生活の大切さを感じさせられました。
実写化もアニメ化も、どちらも良い作品は、中々無いと思います。
僕が、咲良が死んで母親と話すシーンがとても泣けました。
いいおっさんが久しぶりに感動した作品でした。
詳しく話せないので、是非作品を、観て下さい。
「役者」が「人」を演じるということ。
実写と原作はともにわかってる上での感想です。
画もきれいに丁寧に作られてました。サブ的な話の進み方や順序は原作に近い感じで崩し過ぎないように入れてありました。
しいて言うなら「共病文庫」の使い方が非常に雑に使っていたような感じ(結構「致命的」な感もありますが・・・)。
俺が一番感じた「違和感」は・・・話の中の人間の「間」(ま)です。「余韻」と言ったらわかり易いでしょうか・・。
アニメでは人間の「息ずかい」は表現しずらいんでしょうね。
実写では違います。急ぐ時には急ぎ、ゆっくりした感じを出したいときにはゆっくり演技してると思うんです。この作品では全般的にそうなんですが・・・後半のゆっくりと時間をかけたいところは顕著に「やっつけ感」を感じるくらいに速く感じました。実写では役者さんが非常に丁寧にやってたのを感じました。
原作・実写・アニメそれぞれが個々に表現が違う話になるのはしょうがないんです。
今回は「役者が人を演じる」ってことのすごさを感じさせてくれたきっかけの作品になりました。
乱筆乱文失礼しました。
さよならだけが人生だ
なーんて昔の人は言いました。
「またね」、「また明日」が当たり前に訪れるとは限らない。だからこそ今与えられた時間をどう過ごすのか、どう生きるのか。命の価値は生きた時間の長さではないのだから。
膵臓の病気を患う桜良と僕の不思議な距離感。
恋人?友達?いいえ、でも仲良しな人。
曖昧で不思議な距離感を保ちながら過ごす一夏の思い出と一生の思い出。あぁこれが青春か。
まぶしい…
病気を患っている事実を知りながら、ありきたりな日常を過ごす。(与えてくれる。)
「真実と日常を与えてくれる。」とても印象深い言葉です。魔法のような言葉でもある。
偶然の出会いから始まり、ありきたりな日常を過ごす二人。与えられた時間を幸せな時間で埋めていく二人。幸せ…でもどこか儚げな桜良。
少しずつ人との関係を築き始める僕。
曖昧で不思議な距離感は続いていく。
はっきりさせる必要はなかった。恋人でもない友達でもない、でも大切な人。その曖昧さがあったからこそ、二人で過ごす時間には真実と日常が混在し続けたのだから。
恋をし始める時が一番その人のことを考えている瞬間だと個人的には思う。恋人同士になった時よりも。
出会いと別れは一瞬。その繰り返しの中で、沢山の選択を迫られる。それは一生続く。
その中で人は成長し、未来を想像することができる。どんな出会いやさよならだったとしても人はそれを乗り越えて前に進むんだと思います。人で乗り越えられないときは、家族や友人、大切な人を頼りましょう。桜良がそうだったように。僕がこれからそうしていくように。
と、色々感想を書いてる内にまた観たくなってきた!
映画を観終わった後色々ことを考えさせられる作品です。全く前情報の無い人の方が楽しめかもしれません。私がそうでした。
頭を空っぽにして、観てほしいです。
儚くて、切ないけど、観た後に自然と笑みがこぼれる。そんな作品だと思います。笑ってあげて下さい。桜良や"僕"のためにもね。
上映時間全108分が桜良と僕が過ごしてきた生きた証です。見守ってあげて下さい。
そして、一日一日を大切に過ごしましょう。
さよならだけが人生なのだから。
☆の数は4です。
もう一つの☆は星のお姫様にあげちゃいました笑
だから実質満点!
なんちゃってー(^^)
やはり泣けた
原作は未読、実写版は鑑賞済、の状況でしたが、やはり泣けました。アニメ版としては、さくらからのメッセージ性が少し強く、感情の説明的な内容も増えているので、脳内補完による広がりは、逆に狭まる感はあります。
後日のエピソードを重ねたことで、感情を抑えつつ、涙を隠して、映画館を後にできることも、おそらく計算通りでしょう。
"桜良"と"僕"、"恭子"の"3人の未公開シーン"を楽しめる感覚
"キミスイ"劇場版アニメである。原作を知ってても、実写版を観てても、やっぱり泣ける。オチは同じなのに。
原作小説については言わずもがな。2016年の文芸書ジャンルのベストセラーであり、昨年、浜辺美波主演で実写化されると35.2億円の大ヒット。日本アカデミー賞でも優秀作品賞に輝いた。
泣けるとはいえ、"実写版の翌年にアニメ版を?"という疑問はある。実写版は"東宝"、アニメ版は"アニプレックス"である。"映画化"や"アニメ化"といった許諾はメディア別だから仕方ないともいえるが、アニメ化の企画は、原作小説の発売直前の2015年に決定していたというから、東宝に追い越されてしまったのは、"パワープレイ"か?
また、リメイクなら10年くらい空けるのが商売のような気もするが、アニプレックスは自社で「心が叫びたがってるんだ」(アニメ2015年→実写2017年)のリメイクをやっており、良くも悪くもそういうマーケティングを是としているようだ。
そんなこととは関係ないと思うが、アニメ版は、実写版とストーリー構成が異なる。どちらかというと原作に近いが、アニメ版にはアニメ版のオリジナリティがある。
昨年の実写版は、"女優・浜辺美波"の存在感を知らしめたともいえるが、それ以上に脚本家・吉田智子がキモだ。
吉田脚本による"キミスイ”は、エピソードがスマートに再構成されていることと、"桜良"と"僕"の高校時代の話を振り返っているので、12年後の遺書というミステリー要素が新たな感動を加えている。
実写版では、サン=テグジュペリの「星の王子さま」を貸し出すきっかけが異なり、無くしてしまうエピソードがある。また、重要な伏線である"通り魔事件"を、より印象付けるため、序盤で"桜良"自身に語らせている。
吉田氏といえば、少女コミック原作を原作とする恋愛映画を多く担当しており、なかでも、同じく原作を改変した「カノジョは嘘を愛しすぎてる」(2013)の脚本が秀逸だ。原作コミックの世界観を引き継ぎつつ、当時連載中だった原作とはまったく異なるオリジナル脚本で映画はヒットしている。それらの実績からか、2017年のNHK連続テレビ小説「わろてんか」で脚本に抜擢された。
さて話を戻す。アニメ版のオリジナルであるが、まず「自転車をぶつけられた(?)おばあちゃん」のシーン。これによって"桜良"の正義感と社交性を強調することに成功しつつ、逃げ込んだ喫茶店がラストで、"僕"が待ちぼうけする場所になる。
そして、「病院から抜け出した高台での花火」のシーン。これは単純にアニメ的に美しい。こんな穴場スポットが知られていないというのは不自然だが、"二人きりで花火を見たかった"という"桜良"の願いをかなえる、ひとつの見せ場になっている。
原作者の住野よる氏が監修に加わっているので、アニメ版も原作者お墨付きのオリジナルである。
"桜良"と"僕"、"恭子"の高校生活にはもっともっといろんな思い出があったはずで、"3人の未公開シーン"を見るような感覚で楽しめると考えれば、その価値は無限である。
さらに連続ドラマで、新エピソードを加えることもできるわけで、それこそ、10年後の楽しみかもしれない。それほどまでに、普遍性のあるストーリーだ。
(2018/9/1/TOHOシネマズ日本橋/ビスタ)
不器用だが真実の愛
原作・実写共に未見だが、アニメ版を見て傑作と感じた。
初めは性格の異なる二人の接近に違和感を感じたが、話が進むにつれ複線が回収され、納得できるストーリーとなった。
ヒロインの桜良は主人公に運命的なものを感じ、実際に二人は結ばれる運命であったのだろうが、そのきっかけが余命幾ばくも無い病気という不条理な展開であり、長いすれ違いを経てようやくお互いを分かりかけた頃に突然の桜良の死という顛末を迎える。運命の人を失った主人公は自分を変えようという姿勢は見られたが、果たしてその後の人生は上手く行くものであったのだろうか。桜良の影を引きずり決して幸せではない人生を送るように感じる。
唯一気になった点は桜良の死についてだが、冒頭にあったように正義感で犯人から何かを守ったために死んだのか?と感じたがそこについては言及されていないため、もやもやの残る結果となってしまった。
冊子「父と追憶の誰かに」について
・主人公は桜良について「恋人ではない」と言っているが今作の限りでは桜良は主人公の名前を聞いて以降、主人公は花火大会以降は恋人として意識している。よって小説とは何かのずれが生じている。
・上記の通り恋人として意識しているので桜良の事をあまり重要視せず淡々と生きている事はおかしい。
・桜良に兄がいた事は劇中で全く触れられなかった。
今作を見た限りでは恋愛要素があると感じられたので、作者の意図とは異なる作りと思われるが、この作品は恋愛要素があることによってより深みが増すと思う。
泣いてしまった(原作読んで、実写映画見ていたけど)
原作小説を読んで、実写映画も見ており、内容も結末も知っていたが、不覚にも泣いてしまいました。
実写映画の小栗旬と北川景子のシーンは全ていらない、無駄、邪魔だと再認識(確信)しました。やっぱり、原作通りが一番いい❗
悪くはないが終盤の演出で冷めてしまった
原作 読了/実写版 視聴済み
原作の設定を生かしきって10日後に共病文庫を受け取りにいけなかったIFを描いた実写版と異なり、比較的原作に忠実な本作。
ただ個人的には忠実ではなく、これは焼き直しであると言わざるを得ない。
「僕」のナレーションで台詞情報を徹底的に詰め込み、決められた尺の中で抑揚をつけるべき余地をなくし、「僕」の心情の変化を希薄に(捉えにくく)している。
アニメオリジナルのシーンとして花火のシーンと星の王子様を模したシーンがあるが、前者は演出として過剰で意味のないシーンに感じたし、後者は作中で星の王子様のタイトルしか出していない状態で描かれるので、視聴者に前提知識を山場のシーンで強いる結果になっていた。
ハッキリ言って一気に冷めたし、おかげで全く泣けなかった。
また、桜良のキョウコへの遺言をカットすることで、桜良が遺した物で「僕」が成長するという、原作の結末をないがしろにしている点もいただけない。
雑多に書いてしまったが、つまるところ原作を映像作品用に昇華させた実写版をお勧めする。
本作はあくまでも原作に大きな改変を加えられることを良しとしないファンにお勧めしたい。
原作が素晴らしい作品なので、見て損はない作品ということで★3とした。
爽やかに泣けるね。
突拍子のない展開にちょっとびっくりだけどラストへのつながりにはは必要なのね、これ、たぶん。
お話に絵がマッチしてるのもグッと。みずみずしさとはつらつさと哀しみと…いろいろバランスとれてて泣けました、
アニメ版の桜良を見ても、浜辺美波さんを思い出してしまう
真実と日常を生きたい、と語る桜良を見て心がギュっとなって息が詰まってしまう作品です。でも、悲しいのではなく、心が浄化されるような感覚になります。
原作は読んでいませんが、昨年は浜辺美波さんの実写版を見て大感動していました。実写版ほどの迫力は無いものの、アニメ版も感動です。それでも、やっぱり実写版キミスイの浜辺美波さんの演技は炸裂していたなーと、しみじみ。
もちろんアニメ版でも、共病文庫を「僕」が読んで振り返るあたりは、涙が出ていました。
僕の毒舌感は原作通り
実写、原作、アニメの順で観ました。その意味では原作の良さにこだわりすぎず、いいポジションでそれぞれの良さを感じることができました。ガム君の立ち位置は原作と実写の中間で、恭子さん、桜良、僕のイメージはほぼ原作通りで、僕の毒舌ぶりは遺憾無く発揮されていました。桜良と僕の関係性については是非ご自身の目でお確かめください。
今回も初日で観に行ったのですが、入場の際に、原作およびアニメ版の後日譚となる短編小説をもらえました。すぐに読み切る分量ですが、個人的には心が和む設定で嬉しかった。実写ではみえなかった僕の心の成長が見え、「桜良さんよかったね。」と納得すること請け合い。
恋愛要素
はじめに観たせいか実写の方がインパクトがあった。でもアニメが悪い訳じゃなくアニメの良さもあった。ただ恋愛要素が入ってたのが少し残念。綺麗な話しが少しブレた感じがでた。
やっぱり原作には両者とも叶わないという印象です。
これなら納得。
実写版では一番いいところが抜けていたり、大幅に変更されたストーリーに激怒、全く泣けなかったので、今回も期待と不安半々で観賞。
今回は原作に忠実で安心しました。多少の脚色は許容範囲でしょう。原作で号泣したところでしっかり泣けました。
実写は実写、アニメはアニメの感激
実写の大ヒットにもかかわらず、大阪市内のTOHOの2つのシネコンは120席程度の劇場しか用意されず、早々に満席(「キミスイ」をなめるな!! 「僕」の母親のセリフをちょっと引用) 意外に若い男性グループと男性一人というお客さんが多かった また男性客のすすり泣く声がたくさん聞かれました 皆さん言われる通り原作により忠実で、実写に比べ旅行や図書館での場面は少ないが、咲良の自宅や病室など2人での会話は大事にされています 「恭子」のイメージは原作に近く、最後「友だち」になってからの場面が描かれよかったです 咲良の言葉には原作・実写とも重みがありますが、一緒ではないけれどその思いは十分伝わります(9月1日 TOHOシネマズ鳳にて鑑賞)
予備知識無かったのが良かった!
原作、実写共に未読未視聴のまま鑑賞しましたが充分楽しめました
終始、桜良役のLynnさんの演技力に脱帽です
後半は涙腺緩みっぱなしでした
エンドロール後も良かったです
円盤出たら買いますよ
楽しそうな日常からの涙
実写版はオリジナルが多い作品でしたが、劇場アニメは小説に忠実で、オリジナルのところもありましたがそれがまた作品を引き立てるようになっていてよかったです!
ですが個人的に好きな小説での言葉「君と時間を過ごし始めてから泣かなくなったの。全くではないけどね」など
がなかったりしたのは少し…
でもすごく好きな作品なのでぜひ見てもらえたらうれしいです
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