劇場公開日 2018年9月1日

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「好きな作品。生きるってことを考えさせられる作品。」君の膵臓をたべたい abcさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0好きな作品。生きるってことを考えさせられる作品。

2018年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「君の膵臓をたべたい」をアニメ映画版で初めて見た。
その後に実写映画版、マンガ、原作小説とドハマりしてしまうのだが。
実写映画版よりもアニメ映画版を先に見て良かったと思う。
理由は桜良の死後の展開がアニメ映画版の方がしっくり来くるからだ。

余命を宣告された少女が望む「普通の毎日」、秘密を知っても普通の毎日を壊さない君の存在が少女の心の安らぎと支えとなる。

もっと早く観れば良かった。ドハマリしたいい作品だが。
追加で描いてほしいと思うシーンが多々出てきてしまう。
そう少し、いや大分物足りないのだ。

膵臓検査をし始める少し前からも映像としてみてみたい。
共病文庫を書きながらもクラスメイトと接している桜良の日常
仲良し君に出会う前の桜良の心情。高校1年の時の心情とまだ仲良しじゃない君への気になり具合なんかも。

共病文庫そのものを作品として世に出して欲しいとさえ思う。
桜良が書いた文体で。
もちろんフィクションなんだが、
2人だけの秘密をより共有して作品を楽しめると思う。

また、余命通りに亡くなったらどんな物語になっていたんだろうかとも考えてしまう。親友恭子にどの段階で真実を伝えていたのか、伝えないのか。さすがに長期入院ともなれば事実を伝えざるを得ないのではないのか。

是非アニメ化、ドラマ化してほしい。少しでも多くこの作品の追加の世界感を味わいたいと思う。

abc