「まるで戦争映画を観てるような衝撃」デトロイト とえさんの映画レビュー(感想・評価)
まるで戦争映画を観てるような衝撃
1967年 アメリカのデトロイトで起きた暴動の実話を映画化
衝撃的だった
アメリカの国内で起きたことなのに、私には戦争映画の「ハクソー・リッジ」を観たときぐらいの衝撃があった
それぐらい、この映画の中で描かれる白人警官による黒人たちへの拷問が恐ろしかったということ
人間は、どこまでも恐ろしくなれるということがよくわかる作品だった
その中でも、全ての白人警官が悪ではなく、中には善意の人たちもいたことが、救いだった
日本にずっと住んでいると、人種差別を受けないまま大人になって、アメリカで起きている人種差別を分かっているつもりでも、どうしても対岸の火事になってしまうところがある
そんな私のような人こそ、この映画を観て、黒人たちがどんな仕打ちを受けてきて今があるのかっていうことを知るべきだと思った
それは、街にいる警官たちを恐れ、避けながら生きていかなければならない恐怖
その時のトラウマを長い間引きずって生きていかなければいけない人たちがいる
その事実を多くの人たちが知るべきだと思った
老若男女、全ての人に観て欲しい作品
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