「世界最高の辞書(オックスフォード英語大辞典)OEDの誕生秘話。」博士と狂人 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
世界最高の辞書(オックスフォード英語大辞典)OEDの誕生秘話。
感動したと言うより、(知識)が多少増える映画でした。
そういう知的好奇心の旺盛なかた向きの映画でした。
まず、OED(オックスフォード英語大辞典)が編纂された目的ですが、
ヴィクトリア王朝時代(1837年〜1901年)の英国はなんと世界の4分の1を支配していたのです。
だから植民地を統治するための指針として「共通の言語」が必要だった訳です。
キャスティングも実力派の渋い俳優揃いです。
違うキャストと別のアプローチならもう少し面白くなったのではとも考えます。
もともとが辞書作り(オックスフォード英語大辞典)を膨大な年月をかけて編纂する・・
はじめから地味なのですが、そこに殺人犯で心を病んだ男マイナー(ショーン・ペン)が、
ボランティアとして協力したことから起こる、横やりと軋轢が最大の見せ場になります。
マイナーの心の闇も19世紀にこんなに複雑な心の男がいたのかと興味深かった。
オックスフォード英語大辞典(OED)は41万語を収録する世界最高峰の辞書です。
大学も出ずに独学で20カ国語を操る男・ジェームズ・マレーをメル・ギブソン。
辞書作りに膨大な資料を送って来る男マイナーが殺人犯でしかも狂人とは?
原作はノンフィクションのベストセラー。
「博士と狂人 世界最高の辞書OEDの誕生秘話」
(サイモン・ウィンチェスター著)
メル・ギブソンはマレー博士の落ち着いた嘘のない重厚な人物像を熱演。
対してショーン・ペンは自分の犯した罪の重さに押し潰され、そしてまた
被害者の妻を愛することで、自らを傷付けてしまう(ここは、ショッキングです)
やはり狂人役がこんなに似合う人は他にいないかも知れません。
オックスフォードの美しい景色や書籍が山積みの部屋。
そして何よりマレー博士亡き後も続けられて70年掛かって完成された(1928年)
「オックスフォード英語大辞典」こそが主役の映画でした。
しかしOEDのどこがそんなに重要で凄いのか?
あまり伝わってこなかった。
ネットの情報は360度に渡って多方向に検索できますね。
その情報を正しく選ぶことこそが難しい。
そう言える現代社会です。
「オックスフォード英語大辞典(OED)」より引用と書けば、
その語彙の情報の正確さにお墨付きが与えられる・・・
そんな価値があるのかも知れません。
・・・辞書は言葉の海を渡る舟・・・
目的はこの映画の《OED》も「舟を編む」の辞書《大渡海》と同じ。
しかし「舟を編む」程の、若く魅力的な人物が生き生き動くような感動には
至らなかったと言うのが本音です。
(私には難しすぎた?!)
過去鑑賞
なのですね。
本作、暗〜〜〜くてひたすら、辞書編纂のシーンでちょいちょい、物語があって、
私は、観た後、何だか賢くなったような気になりました😁
なっていませんが。
Aから始まって、いつZまで行くのか、やはり、マレー博士が亡くなって70年後、何もかも
スケールの大きいイギリス🇬🇧
マイナーが助かって良かったです
共感していただきましてありがとうございました😊
詳しくご説明いただきましてありがとうございました😊
そう言えば、辞書、触らないですね。
英語圏と言えば、イギリス🇬🇧ロイヤルの最近のニュースにも現在でも同盟関係というか、だいぶの国があるのですね。知らなかったのですが。だから最強大英帝国。
昔は英語辞典でもその道の権威【オックスフォードよりはるかに廉価版】がありましたが、今は一般図書館と教育機関の図書館【大学等】、出版社そのもの 新聞社 以外は無用の長物となってしまいましたね。私も辞書はタダでもいりません。あっ❗️漬け物🪨石になるかも。【舟を編む】は原作も映画も面白かったので、興味ありますね。ただ ショーン・ペン メル・ギブソンはアナログ世代ですが、辞書とは無縁の人物【失礼❗️】に見えるので逆にビックリ‼️です。
最近観た、韓国の映画
トガニは衝撃的なストーリーでした。日本では公開されない、リメイクも無いと思います。規制のようなものがあるかもしれません。観る機会があったらどうぞよろしくお願いします☆