劇場公開日 2020年10月16日

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「才能をおそれる。」博士と狂人 Kikiさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5才能をおそれる。

2020年12月30日
iPhoneアプリから投稿

「畏敬」には、おそれる、という言葉が入っているけれど、狂気のような才能を前にすると、人はおそれてしまうのかもしれない。

人がもつ役割と情熱が重なる美しさと、おそれや嫉妬などの気持ちからくる攻撃の対比に胸が痛み、感動がありました。

「舟を編む」とはまったく異なる辞書製作。世界初は、苦しく、先が見えず、理解が得られず、それだからこそ尊い。

人は言葉によって世界をつかむけれど、だとすれば辞書は世界を拡げてくれるツールで、それをつくる方々への感謝が生まれました。

Kiki