「才能をおそれる。」博士と狂人 Kikiさんの映画レビュー(感想・評価)
才能をおそれる。
「畏敬」には、おそれる、という言葉が入っているけれど、狂気のような才能を前にすると、人はおそれてしまうのかもしれない。
人がもつ役割と情熱が重なる美しさと、おそれや嫉妬などの気持ちからくる攻撃の対比に胸が痛み、感動がありました。
「舟を編む」とはまったく異なる辞書製作。世界初は、苦しく、先が見えず、理解が得られず、それだからこそ尊い。
人は言葉によって世界をつかむけれど、だとすれば辞書は世界を拡げてくれるツールで、それをつくる方々への感謝が生まれました。
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