ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷のレビュー・感想・評価
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サラ役が好き。
女婦人サラ役の衣装や女優自体がきれい。
白い髪と喪服が印象的。
屋敷の華美で不可思議な作りも魅力。
幽霊に関しては、ありきたりな演出。
ネタが出尽くしてるし仕方ないと思うけど、そのぶん、シナリオとかほかの部分での描写はもっと丁寧に描いてほしかったかなと。
でも、実際のウィンチェスターハウスの史実などもしっかり関連付けされてて、面白いとは思った。
幽霊の生前の部屋を増築するという考えも、理解できるようなしがたいような、って感じだけど、面白い。
ただ、なんで最後に悪霊退治できたのが、ルビーを殺した銃弾なのか、って点ではよく考察できてないのもあるけど、ちょっとライフルとのこじつけ感があったりして、うーん。
なんかおしいというか、説明できないけど、
もっと、面白くて怖い話になったんじゃないかなと思った。
凡庸
24時間365日増築し続けるという狂気以外のなにものでもない設定を生かせてない。強烈な呪いの元凶である人物のエピソードがその設定とほとんど無関係なことが、つまらなさをもたらす最大の要因。増築し続けた人がいたことは事実らしいが、現実の方がよっぽど興味深かったのではないかと思う。
実録怪異譚 呪いの迷宮屋敷 【ネタバレ無し・長文&駄文注意】
【今回は趣向を変えて某ヒゲの怪談士っぽくレビュー。
ネタバレ無いですがくだらない上に長文注意です】
あれは――……今年の7月初めくらいでしたかねえ……
その日は朝から晴れたり曇ったりを繰り返す変な天気でね、
暑いし湿気もあるし何だかヤーな感じだなぁと思ったのを覚えてますよ、ええ……
その日は休暇を利用して、
名古屋の伏見という所に遊びに出掛けたんです。
あたし、趣味の関係でいろ~んなホラー映画を
観るんですがね、東海地方ではそこぐらいでしか
上映してないホラー映画があったんだ。
それでね……コレ言っちゃっていいのかなあ、いちおう
伏せ字にしますけど、“Fミリオン座”って映画館なんですがね、
あたしたまーに行くんですが、カフェみたいな雰囲気
のある綺麗な良~い映画館でね……ええ……ええ……。
チケットを買って案内に従ってツツツーっと劇場に入った。
ところが入ってすぐに、あれぇ?と不思議に思ったんだ。
劇場内にお客さんが10,20人ほど座ってる、
なのにみんな妙ぉぉに静かなんだ、
時々ヒソヒソ話が聞こえるくらいでね……。
おまけに劇場内の照明もうっすらと暗いし、
どこからともなく冷気も流れてきててね……。
思わずウウウッ!と身震いしちゃって、
おいおいなんだか通夜の席みたいじゃねえか、
なんだか気味が悪いなヤだな~、と思ったんですが、
とにかく座って、じぃーっと様子を伺ってたんです。
そうするうちに照明がひとりでにスゥーッと
音もなく消えてね……もう辺りは真っっ暗ですよ……
そうしていよいよ……映画が始まっちゃったんです……。
...
ああこれ、皆さんもご存知かなあ……
この映画ね、実話が基になってるんです。
ウィンチェスターハウスはカリフォルニア州に
実在する屋敷でね、増築に増築を繰り返して
迷路みたいに複雑になってるおかしな屋敷なんです。
部屋の数160、窓の数1万、暖炉47つ、煙突17本!
ねぇすごいですよねえ……。
二階へ続く階段が天井で塞がれてたり、
戸棚かと思って開いてみたら実は狭ーい通路
だったり、とにかく妙ぉな造りになってるんだ。
ここは第1次世界大戦で多くの兵隊さんが使った
有名な銃・ウィンチェスターライフルを製造した、
ウィリアム・ウィンチェスターさんのご夫人が
建てたお屋敷なんです。
このサラ夫人とウィリアムさんとの間にできた長女は
生後たった1ヶ月で亡くなってしまってね、その後は
ウィリアムの父親が死んで、そして最後には
ウィリアムさんも死んでしまったんですね。
……ねえ、おかしいじゃない、そんな立て続けにね……
残されたサラさんはすっかり怯えちゃってね、
藁にもすがる想いで霊媒士に助言を求めたんです。
そしたらね……
「……奥さん、アンタね、
アンタの周りにはものすごい数の怨霊が憑いてるよ、
アンタのご主人が造った銃で沢山の人が死んだからね、
アンタ、このままだと一族もろとも呪い殺されちゃうよ、
怨霊の魂を鎮めるためにアンタはね、
銃で死んだ人たちのために豪華なお屋敷を建てて、
それを増築し続けなければいけないよ……」
...
そうしてサラさんは巨大な屋敷を建て始めるんですが、
映画はそんなサラさんの精神鑑定を
依頼されるお医者さんが主人公なんですね。
最初はこのお医者さんもサラさんを疑うんですが、
やっぱり屋敷の中がどぉぉにもおかしいんだ……
サラさんの動向を調査するためにお医者さんが、
真っ暗な部屋で扉をソロ~っと覗き込んで、
ジイイ~っと様子を伺ってたらね……ウェッッ!
いきなり扉の隙間からモノスゴい形相をした男の霊が
ヒュッ!と現れてこっちを睨み付けてきたんだ!
男の顔を一目見てあたしはすぐに気付きましたよ、
ああーこの人、この世の者じゃない!ってね……
嘘だと思うじゃない、けどね皆さん、
これ本当なんだ、確かにあたしこの目で見たんだ!
劇場にいた人たちもみぃんな見てるんだから!
それからも屋敷ではいろ~んな怪奇現象が起きましたよ……
釘で封印してる扉がひとりでにスゥーッと開いたと思ったら
そこからバッ!と霊が飛び出してきたりね、
壁から長ぁ~い女の指が耳元にスススーッと伸びてきたりね、
おいおいなんだよこの家は、こわいな~こわいな~、
ウウウ~!と何度も目を閉じそうになりながら、
ナンミョウホウレンゲーキョーナンミョウホウレンゲーキョーと
あたしは必死に唱え続けて見てましたよ、ええ……。
...
ただこの映画、怖いんだけど、非常に良い後味でね……
この世に未練を残して死んだ人の恨み辛みってのは
やっぱり怖いし恐ろしいものですよ、だけどね、
その根底にあるのはやっぱり悲しみや苦しみなんだ。
なかにはとことん怒り狂って手の付けられないような
恐ろしいのもいますけどね、この映画ではそういう
恐ろしい霊の最期さえもやっぱり……
哀れを誘うように描かれていましてね、
あたしもこういう生業をしている以上は幽霊
(の出る映画)と何度も接触しているんですが、
彼らの悲しみや苦しみを理解してあげれば、
必ずしも恐ろしい霊ばかりじゃないんだなーと……
思いましたねえ、ええ……
生者の側も良いドラマがありましてね、
特にサラさんはね、彼女は自分たちの造った銃で
多くの人々が死んでしまったことを心の底から
悔いていてね、悲しい想いを遺して死んだ人々の為に
何ができるかを一心に考えている優しい人なんだ。
と同時に、自分の家族を命懸けで守る覚悟もある。
演じるヘレン・ミレンの妙演もあって、威厳と優しさに
満ちた実に良いキャラクターになっていましたねえ。
その他にも、主人公が過去のトラウマを乗り越えていく姿や、
サラさんの姪が息子を守るために強くなろうと決意する姿
とかも、なかなか胸に響くものがありましたよ、はい。
...
けどね……ああこれ、言っちゃっていいのかなあ……
ホラー映画としての演出はね、いきなりドン!と
幽霊が出て驚かせるだけのパターンが殆どでね、
そこはちょっと残念だったなあ。
いきなり大きな音と怖い顔で驚かせる、いわゆる
“コケオドシ”演出かな、それで怖がらせてばかり
というのは、ホラー映画の演出としてはちょっと
安直過ぎますかねえ
なので観賞後も引き摺る怖さとか、じっとりとした
怖さというのはあまり無くてですね、ドラマ要素が
強い分、恐怖は弱めかなあとも思いましたね、ええ。
逆に言えば、あまり怖すぎずドラマが良いので、
ホラー苦手な方も見易い、とも言えるかもですかね。
しかしね、サラさんはよく描かれてると思うんですが、
主人公のお医者さんの過去や、サラさんの姪とその息子
についてはやや描写不足でね、特に息子さんの方は、
母親や亡父への想いみたいなのをもっと細かく描けば、
もっとシンパシーを感じられるキャラに
なったんじゃないかと、勿体無く思いましたねえ。
...
長々と話してきましたが……あたしの話はここまでになります。
最後までお付き合いいただいてありがとうございました……。
しかしね皆さん……ひとつだけ、どうも不思議なことがあるんだ……。
あたしね、このレビューを7月初めに書き始めたはずなんです。
だけど書き上がってここに投稿したのは、9月17日……。
ね? いくら何でも遅すぎると思うじゃない?
レビュー書くのをサボってでもいない限り、
こんなことにはならないはずなんだ。
けどね皆さん……(苦笑いを浮かべて)
あたしね……ピンと来ちゃった、うん、ピーンと来ちゃった。
これはね……あたしにこのレビューを書かせまいと、
霊が取り憑いていたんですよ……。間違いない、
これはあの映画館で死んだ地縛霊の仕業だったんですよ……!
(嘘ですサボりです伏見ミリオン座さんごめんなさい)
<2018.07.01鑑賞>
極上のホラー。恐怖の果てに待つ悲しい物語。
【賛否両論チェック】
賛:登場人物それぞれの葛藤が、屋敷の謎が解き明かされていくにつれて明らかになっていく様が、非常に秀逸。ミステリー要素もあってハラハラさせられるほか、グロシーンがそこまで多くないのも嬉しい。
否:ホラー映画特有の急に驚かせるシーンが非常に多いので、苦手な人は観られない。
本作で1番気になるのは、やはり「増改築し続けるその理由」です。自らも最愛の人を失ったエリックが、恐怖体験をしながらも少しずつその謎を解き明かしていく様は、ミステリー要素もあって、よりハラハラさせられます。
そして全ての謎が明らかになった時、サラ・ウィンチェスターの本当の目的や、エリックの過去との繋がり、最愛の息子を守ろうと奔走するマリオンと、それぞれの葛藤が浮き彫りとなり、恐怖の中にも非常に悲しい物語が描き出されていきます。そしてそれらを全て葬り去るような最凶の恐怖を前に、彼らがどう立ち向かっていくのかにも、注目です。
驚かせるだろうと思っているシーンをわざとかわしたり、予想だにしていないところで驚かしてきたりと、恐怖のバリエーションも豊富ですが、その分苦手な人は絶対観られません(笑)。極上のホラー体験を、是非劇場で。
タオバケはただのゾンビ、音にビビる
急に出てくるから怖いけど、よく見るとウォーキング・デッドに出てきそうなゾンビだったりパイレーツに出てきそうな呪われた海賊みたいな顔してんだよね。
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でも鏡に椅子と主人公の顔が交互に映る所はめちゃくちゃ怖かった!(笑)まだいない、まだいないと思ったらそっちか!みたいな(笑).
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ウィンチェスターハウス実際に行ってみたいな〜あ、でもツアーみたいにみんなで見学みたいなのじゃないと無理かも(笑).
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ありきたり
チケット頂いたので、行ってきた。
特に、前調べもなく、実話に基づいてるっていうことで、それなりに見応えあるかと思ったら、酷い。
今まで、何回も見たような展開、大して怖くもなく驚かせるシーンは多いが、それだけ。
ポルターガイスト?的な映画の割に、迫力にもかける・・・、私的には、時間の無駄だったなー。
分かっちゃいるんだけど
103本目。
観てしまった。
でも慣れたか?殆どビビらず。
間空けないとダメなのかな?
そもそも、そんなに怖くないのかな?
スクリーンが4DMX対応で、かなりストレス。
それならば、出るわけないけど席から手でも出してくれた方が、緊張感を持って観れたかな。
思ったより普通のホラー
実話ベースという、増築し続ける謎屋敷の謎なお話。
冒頭は目と耳に来るホラー感。
終盤は何となく予想出来てしまう流れでちょっと勿体無い気がした。
もう少し登場人物掘り下げて良かったかも。
2018-73
お化けにも銃とか物理的要素は効くっていう発見。
蘭ねーちゃんもあながち間違ってないんだな(笑)
ザ王道なお化け屋敷ムービーなわりに、びっくり要素は少なめでした。
ネタバレあたりからは、驚くことも皆無で、もはやアクションムービー。頑張れおじさん!
前半の驚かし要素が一番びびりました。
ホラーお決まりのツッコミは満載で、今回の一番のツッコミは、大工さんたち、あんなおんのに、大事なときに何してん!でしょう。
お決まりの、なんで夜行くねんとか、独り言でかいねん、とか全部、この作品ではおじさんが担当されています。
なかなかないのでは?
ちなみにそのおじさんが、『ターミネーター:ジェネシス』のジョン・コナーらしいのですが……全くピンとこない(笑)みなさん気付かれましたか?
ヘレン・ミレンの狂気っぷりが見れるのかなーと期待してたのと、もっとメイズランナーでハリポタな家を想像してたので、ちょっと残念です。
ホラー苦手な人でも全然観れると思います。
話も設定も映像そのものも複雑怪奇
実話をもとにしている、増築し続けられる家、ヘレン・ミレン、という要素から興味を持った作品。
効果的な音響・音楽を伴った雰囲気は良かった気がする。しかし、史実という観点をもっとも期待していたところからすると、かなり物足りなかったような…そもそもの話がほとんど理解できず、しかももともと複雑な舞台設定が故なのか、画面の中の空間がほとんど理解できなかった。どこから来て、どこに落ちていったのか…どことどこの並行ストーリーなのか…ことごとく理解できず…
そもそもホラー映画は嫌い。じゃあなんで見たのかということになるけれど、そもそもホラーだとは思って見にいったわけではなく、あくまで史実のほうを期待したのだけれど、完全無欠のホラーに辟易してした上、理解できないと来れば、まぁ面白くないという結論になるのは当然といったところ。
エクソシストを意識したところを多分に感じた(勝手な個人的な見解)けれど、所詮雰囲気をマネしようとしたに過ぎない。あの名画はホラーじゃないから─。この映画はホラー映画の何ものでもありません。
個人的にはなかなか評価しづらい作品なんだけど、それなりに質の高い雰囲気はつくり出されていたのかなというところだけが、☆の付けどころ。
創造
実話ではなく、実際にあるものから創作した物語。とても良くできたお話しだった。
実際にあるその家の背景を俺は全くしらないのだが、銃によって死を遂げた霊が集まる場所。
そして、それを生涯かけて供養なのか贖罪なのかを、続ける婦人が主人公。
この婦人の台詞がとても秀逸。いちいち納得してしまう。
実際にあった地震なども組み込まれ、なかなか優れた脚本にも思うのだが…詰まる所、ホラー映画の定番的手法から外れるような事はなかったと思う。
部屋に封印されていた霊達が、軒並み友好的な所から興醒めもしだす。最終的には直接対決とばかりに対峙したりする。
ラストなんかは、その家自体が霊達の墓標かのような扱いだ。
作中のエピソードが、この実在する家にどれくらい影響されてるのかは分からないのだが、音やカットで驚かせるのではなく、ゾッとするようなシュチュエーションというか、後から込み上げてくる恐怖なんてものがあっても良かったのではないかと思う。
ただ…その場合、実際に「家」自体はあるらしいので、文字通り洒落にはならない。
もしくは、逆に、ヤバ過ぎて書けない話しとかもあるかもしれない。
「事実は小説より奇なり」
この言葉を、証明するまたとない題材なのだが…既存の作品との差はあまり感じられはしなかった。
異質な家の構造も、あまり恐怖を煽ってもくれなかった。序盤から好奇心旺盛な医師にもちょいとツッコミたくなる。
その家を増築するに至る元凶や経緯、または増築し始めた狂気や心理をもっと丁寧に描いてれば違ったのかとも思う。
が…。
その詳細を検索してみるかと気楽に思えないくらいは怖かった。
信じれば霊は現れる
以前テレビでやっていたのを観たことがある。
そもそも銃の製造元より殺した相手を呪わないのだろうか…
世の中需要があれば製造しまくるでしょ
ウィンチェスター婦人が敢えて呼んでいたのではないか( ̄□||||!!交霊~
ヘレンミレンが演じていたが他の人だったら評価はもっと低かった(..)
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