配信開始日 2017年9月15日

「映画人の務め」最初に父が殺された カメさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画人の務め

2020年11月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:3.8
少女の一人称の目線で描かれている為、社会的な情報量は少ないが、当時の恐怖、悲惨さ、子供にまで平等に降り注ぐ悪が、リアルに描かれている。
映画としてはストレートな表現も多く、良作とは言えないかもしれない。しかし、当時のカンボジアで起きた悲惨な事実を、映画として記録に残し、人々が決して忘れない事実として歴史に刻む。
スピルバーグがシンドラーのリストでそうした様に、映画人の務めを果たしていると感じる。
本作でUNHCR特使である務めをしっかりと果たし、作品を通し世界の人々の意識をしっかり引き上げる事が出来ていると感じる。
アンジーの作品を私は支持する。

カメ