ゆれる人魚のレビュー・感想・評価
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人と魚のあわいをゆれる
冒頭は水の中から始まり、頻繁に水の描写があったり、そこに水はなくとも水の音が聞こえる。人間世界に人魚の水の世界が徐々に侵食していくようで、人魚の魅力に引き込まれている人間たちの姿を表現しているように感じた。セイレーンが人間を海へ引き込む時と同じように、水の中へと。
しかし、彼は人魚ではなくて、人間の女性を選ぶ。シルバーは朝までに彼を食べないと泡になって消えてしまうが、シルバーは彼を食べない選択をした。彼が人間の女を選んだから、「人間」として自分の最期を迎えたい、と思ったのかもしれない、人と魚のあわいを揺れることは、生と死のあわいを揺れることと同じだったみたいだ、
セイレーンは歌声で人間を惑わせるから、ミュージカルはぴったり、でも、神話の人魚のように、人を簡単には惑わせられない、現代の人魚は、人間になることを欲望して、大切な声を失い、泡になって命を失ったりもする、
現代の人魚姫
映画の中に出てくる人魚の中でもトップクラスにビジュアルが大好き!
ヌメっとした魚感のあるグロさがグッド。
童話の人魚姫の物語を踏んだストーリーでありながら、現代の乙女が求める新しい答えが提示されてるのがいい。
人魚の姉妹は“女性”の象徴でありメタファーだと捉えると、愛した男に裏切られたときどうするのか。
泡になって泣きながら消えるのが正しい女性らしさなのか?
この映画の中で人魚が2人いるのがミソで、その答えに多様性を持たせた終わり方なのが現代にフィットしてる。
雰囲気映画
ヨーロッパ映画らしくさえない
ダークファンタジー
エロス目当てで..w
グロくてムリ。
おしゃれでキッチュな感じのロックミュージカルってのをぼんやり想像してたのですが。
ごめん、私には無理なグロさがありました。
特に意識あるまま下半身を切り取るってのにもう。
素敵なおっぱいと、穴のないなまめかしい下腹部とお尻、
魚の下半身のぬるぬる感と、淡水を思わせる質感は良かった。
シルバーが恋した相手がえらくクソで、びっくりした。
なんであんなやつ思って泡になるねん!噛み砕け!って思った。
頭ボコボコの同類さんとか、バンドメンバーの関係イミフとか、よくわからん女の人が二人くらいいた?とか色々突っ込みたくって忙しかった。
ゴールデンは女の子好きなんすね。
たぶんシルバーの中の子が、「夜明けの祈り」の自殺した修道女やってた子じゃないかな。
オチにどうしても納得がいかない
前々から見たかった作品で近場のミニシアターで再映されたので見てみました。
音楽や雰囲気は個人的にはすごくツボでした。だけどストーリーは終始首を傾げるとこばかり、、最後のオチとしては全く納得いきませんでした。最終的に男の人を妹が殺してしまうなら、姉が泡になる前に殺してしまうべきでは?もうちょっと個人的には工夫が欲しかったです。それと時代設定が何も活きていない気がしました。
ミニシアター系映画(ざっくり)、東欧にトキめく人間にとっては素晴ら...
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