去年の冬、きみと別れのレビュー・感想・評価
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前評判が全てを台無し
原作未読です。
悪いところ
「あなたは、きっと騙される」といった映画の宣伝方法には問題あり。それを聞いていると伏線はどこだ?どんな展開が待ってるんだ?とハードルが上がる。
私みたいなそこまで、細かい伏線がどうのと考えない視聴者は、大雑把なまさかこいつが犯人だったのか!と言ったのを予想するし、期待する。
しかし、物語の転回が中盤から後半にかけてわかるが、そこからの細かな紐解きはあるものの、大がかりな物はその後も無いため。そこはわかってるから、他になんか無いんかい?と刺激を求めてしまい、冗長に感じてしまう。
良い点
前評判無しならいいかもしれない。(しかし、前評判を知らないで見ることはほぼないから、それはやはりミスかな?)
主人公の俳優を存じ上げていなかったが、人が変わった様に演じていたので、そこは良いと感じた。
ただ、髭がカメラマンと被っていたのと、映像が鮮明ではなかったので、一瞬捕まっているであろう、カメラマンがあ
の部屋に来たのかと勘違いし、時系列が同じと見せかけて、違うという大どんでん返しなのかと思ってしまい、勝手に盛り上がってしまった。しかし、そんなことはなかった笑
じっくりと後半の事を描写するので分かりやすいのはいいかなと思ったが、反面もっとスピーディーに行けるだろうと感じた。
全てはあの雨の日から
岩田くんかぁ…うーん…。で、延び延びになってましたが、興味が勝り観賞。
大正解でした。ポツリポツリと散りばめられたものが、終盤にギュー!っと集まっていく感覚は、気持ち悪い話にも関わらず快感ですらありましたね。
サイコスリラーとでも言うのでしょうか?主人公の実はちょっと外れてる感じも、じんわり余韻に残ります。狂気は全ての人の中に存在する、って事なんですかね。
ぜひ劇場で!!
とにかく2回は観て欲しい作品です。
1回目に観たときの大げさにも見える芝居は2回目以降切なさに変わります!
ああ、だからそんな目してたのね…と。
恥ずかしながらEXILEの彼を存じあげませんでしたが、俳優岩田剛典の可能性を大いに感じる作品です。
数年後このような難役も自然にやってのけるでしょうが、今しか見られない成長期ならではの勢いがありながらもどかしい、それでいてまっすぐな姿が主人公の姿に重なって心に響きました。
ぜひ多くの大人に観て欲しいです。
本当に好きな人の前でみせる笑顔…泣けます。
何度も何度も噛みしめたくなる映画に久々に出会いました。
美しく激しく切ない…ぜひ劇場でご覧ください。
私もまた観に行きます!
楽しめたが、予告編で騙されると謳っていたのでどれほどのものかと身構...
楽しめたが、予告編で騙されると謳っていたのでどれほどのものかと身構えてしまったのもあり、物足りなく感じた部分があった。
観賞後スッキリするような物語でもないのでやられたという感覚にはなれなかった。
ストーリーは好きです。
面白かったが…
予想していたよりはずっと面白かった。前半から微妙に違和感を感じさせてそれを後半回収するなどなかなかな仕掛け。しかし役者陣がそれに応えられていたか…
ハリウッド・リメイクなど良いのでは…?
構えなかったら面白い
そもそも「裏切られる!」とか言う予告で素直に裏切られたことがないし、邦画だし(EXILE系だし)なー、と、かなりハードル下げて鑑賞。
うん。ハードル下げてよかった。
おもしろかったよ。
「裏切られた!」てほどでもないけど
全てが予想通りの結末でもなく
うん。楽しめた。
これなかなか面白いよ!
服や周りの風景などの季節感と登場人物1人1人から出る異様なオーラが重なり違和感と落ち着かない気分が続く…
違和感を解消するため否応なしにスクリーンから目が離せなくなる。上手い作りだと思います!
純文学よりミステリー。
2018年初頭、中村文則原作の映画化が相次いだ。その2本目である。
フリーライター耶雲(岩田剛典)は、気鋭の写真家木原坂雄大(斎藤工)に密着取材を試みる。木原坂には過去に放火殺人の疑いをかけられて、殺人の罪は免れたが執行猶予つきの判決を受けた過去がある。
木原坂のなんともいいようのないモンスターぶりが、映画のトーンを決めてしまっていて、そういう意味では斎藤工の役割は大きい。
瀧本智行監督の作り出した湿った画面が効果的である。
「悪と仮面のルール」は小説でないと表現できないものがあって、そこが未消化だったが、本作は映画らしい編集で、おそらくは原作のエッセンスを汲んだものになったと思われる。
岩田剛典も好演であった。映像の仕事が増えてきているのも納得である。
スカッとジャパンスペシャル編?
内容自体は面白くて十分に楽しめた。
斎藤工の劇中の雰囲気が最高だった。
しかし、予告編で言われていた騙されるという部分に関してはイマイチでした。
騙されるというか後から物語が付け足されていき、結末の予測という騙すことに必要な前提の部分が浅かった様な気がした。
終わった後に悪役がしっかりと復讐されていてスカッとした。
湿度高め。
全体的にジメジメと陰湿な湿度の高い映画でした。ストーリーはなかなか面白かったのですが、終盤の役者の演技・言動の滑稽さと宣伝の仕方の下手さが否めませんでした。予告で、騙されるとか言ってしまったら身構えてしまって、結局オチで「こんなもんか」となってしまいます。
プロットが優れたサスペンス
岩田剛典は2016年の「植物図鑑」のときの演技に比べると、見違えるように上手くなった。真意を隠しながら仇敵にアプローチするというややこしい役柄をリアリティの感じられる演技でこなしていた。
猟奇殺人事件とその真相を追うジャーナリストという構図が、物語が進むにつれて徐々に崩されていくプロットは、とても優れている。「全員、ダマされる」というキャッチフレーズも強ち大袈裟ではない。
殺人の量刑は懲役5年から死刑まで幅広いが、放火も同じく懲役5年から死刑まである。二つが合わさった放火殺人となると、死刑になる確率が一気に上がりそうだ。この作品のリアリティはそういった法律的な側面にも裏打ちされている。
山本美月も相当に演技力が鍛えられていて、このややこしい作品でもなるほどと頷かせる演技をしていた。監督の演出も要所要所で作品の世界観から逸脱しないように気を配っているように見える。
プロットも役者の演技も監督の演出もとても優れた傑作だと思う。
あまりにも...
ラスト展開は誰も想像出来ないみたいな告知が多かった為、変に構えてしまい、あの後にまた何かドンデン返しがあるかと思ってしまった。やり過ぎの広告告知は、本当どうかと思う。客寄せは解るが、映画慣れしてる者にとっては、控えめな告知で意外なラストの方が嬉しいのだが。
ストーリー自体、確かに今までにあまりない展開だった。しかし、少し強引過ぎる所もあり、あり得ない感と違和感は拭えない。
斎藤工の怪演もキャラ設定が詰め込みすぎで、どっちらけ感あり。
まあ引き込まれる話ではあり、面白かったのは事実だ。
図書館での出会い
第2章からはじまることが
何故?
冬の海岸の映像のインサート
なに?
朱里が途中全く登場しなくなるのは
何故?
平凡な猟奇殺人が意味の違う殺人だと
気付くときには、気持ちいい
驚きにつつまれます。
図書館での出会いのシーンは
素敵でした。
あんな出会い方もあるんだな。と。
お礼を言うシーンの笑顔がいいです。
何件かコメントありましたけど
エンディングソングは、
よくないですね。
作品と相性が悪すぎる。
この世に北村一輝はただひとり
斎藤工観たさに観ましたが、
役どころ的には仕方ないけど
終盤にもうちょっと見どころがほしかった。
客観的にみると、主題歌含めエグザイル映画。
主演が最後まで個人的にはマッチしなかった。
ライターって感じも
キーマンという感じもせず。
そもそも騙される騙されると宣伝されると
相当意識して観るので、
ははーんとなってからが長い長い。
そういう宣伝でなく先入観ナシに観たら
もっと楽しめたかと思うとちょっと悔しい。
ん? だとしたら折り返しの雑踏のシーンはなんだ?
ミスリードすぎないか?
あとヤング一輝を別人に演じさせるとか無茶はどうか。
(本人のメイクとかだったら失礼!)
すごい
騙されるって人にも聞いたけど、騙されたっていうか圧倒された感があった。とても面白かった。映画はいつもあとどれぐらいで終わるんだろうかと思ってよく時計を確認していたけど、この映画は全く時間が気にならなかった。惹き付けるものが感じられた、、何回でも見ることが出来そう。
巧い
してやられた。
大まかな謎は物語中盤に察しがつくものの、その裏に潜む動機や、ディテールに釘付けになる。
原作からの改変があるらしいが、映画単体でとっても良質なミステリーだと思える。
面白かった!
今作はキャストの芝居に見応えがあった。とても眼福である。
サイコパスな写真家
二面性のある編集者
ミステリアスな姉
復讐に駆られるジャーナリスト
皆さま、素晴らしい!
斎藤氏と北村氏が特にお気に入りだ。
それに輪をかけた構成なり編集なり…巧い!
群生する蝶の写真に登場人物達の業を感じた。それぞれを縛る蜘蛛の糸に絡まる蝶に。
キャストにもスタッフにも凄味を感じる作品で、とても幸せな2時間だった。
エグザイルだからと敬遠してる人は、すぐさま劇場に向かうべきだ。
今年度のアカデミー編集賞候補!
ふいに訪れる「第1章」にドキッとする。
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