「テレビ俳優の真剣な演技」去年の冬、きみと別れ ミカエルさんの映画レビュー(感想・評価)
テレビ俳優の真剣な演技
20代で芥川賞を受賞し、海外でも高く評価されているという中村文則のベストセラーになったサスペンス小説を映画化した作品。
よく練られた緻密なストーリーに引き込まれ、予想もつかない巧妙なトリックを解き明かしていくという面白さはありましたが、メインテーマである純愛についてはあまり胸に迫るところはなく、見終わった後に余韻が残り考えさせられるというようなことはありませんでした。
小説の方も読んでみると、また印象は違ってくるのでしょうか。
テレビでお馴染みの出演者の映画だけで見せる真剣な演技を楽しむなら、ファンの方にはおすすめです。
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