「巧い」去年の冬、きみと別れ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
巧い
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してやられた。
大まかな謎は物語中盤に察しがつくものの、その裏に潜む動機や、ディテールに釘付けになる。
原作からの改変があるらしいが、映画単体でとっても良質なミステリーだと思える。
面白かった!
今作はキャストの芝居に見応えがあった。とても眼福である。
サイコパスな写真家
二面性のある編集者
ミステリアスな姉
復讐に駆られるジャーナリスト
皆さま、素晴らしい!
斎藤氏と北村氏が特にお気に入りだ。
それに輪をかけた構成なり編集なり…巧い!
群生する蝶の写真に登場人物達の業を感じた。それぞれを縛る蜘蛛の糸に絡まる蝶に。
キャストにもスタッフにも凄味を感じる作品で、とても幸せな2時間だった。
エグザイルだからと敬遠してる人は、すぐさま劇場に向かうべきだ。
今年度のアカデミー編集賞候補!
ふいに訪れる「第1章」にドキッとする。
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R41さんのコメント
2024年9月22日
いつもありがとうございます。
突然の第3章の表記に「?」になります。
意味は追ってわかるのですが、戸惑いました。
このタイトルに込められたのが強い復讐の決心だったのは巧みでした。