「映画自体は良かった」去年の冬、きみと別れ なべ右衛門さんの映画レビュー(感想・評価)
映画自体は良かった
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耶雲(岩田剛介)の最後の怪物を超えるには自分も怪物になるしかなかったが、やった事は怪物でも怪物には見えなかった。これが致命的。
怪物にするには小林(北村一輝)をなじるか、自分の描いた計画が成功して高笑うかして感情の爆発がほしい。
もしくは、そのセリフをカットして淡々とした方が良かった。
その方が内なる思いは怪物を超えると解釈できた。
まず、松田(山本美月)と耶雲のレストランの耶雲の声が低いと感じた。
低いから結婚する事があんまり楽しい感じがしなかった。
最後まで行くとここも耶雲が怪物になっていて、計画だからテンション上げないと納得行くのだが、予備知識入れずに映画を見る者にとっては耶雲の声のトーンが変わらず最後の怪物のセリフにも影響していて残念。
松田と会う時はテンション上げてとしておけば、怪物のセリフで怖いと感じたし、感情までもコントールして耶雲の執念が際立った。
木原兄弟は、どちらもぶっ飛んだ感じがでていて存在していた。
小林も良かった。
耶雲と松田がもっと良かったらすごい映画になっていたと思う。
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