「今年の春、これに呆れ」去年の冬、きみと別れ へねみこさんの映画レビュー(感想・評価)
今年の春、これに呆れ
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予想通り、岩田くんの演技力では、この役は無理があるというもの。分かってはいたけど。
この主人公を演じるには3つの人格を演じ分けなければならないのだが…、「過去の爽やかな彼氏」しか演じきれていない。(というか、こういった役しか出来ないのでは?)
「野望と嫉妬に燃えるジャーナリスト」も「復讐鬼」も感情の出し方が分かってない感じがした。彼にとっての救いは、いろんな人物と絡む役だから、他の演者さんと比べても公開処刑の「一歩手前」というところで済んでいるくらいのもの。
肝心のストーリーの方だが……、
アレで騙されるのは、ミステリー小説やサスペンスドラマを観たことがないひとだろうなぁ。
主人公が何か企んでるのは解るだろうし、恋人が殺された」後も トリックはすぐに想像出来るし…。
そして、主人公の復讐計画の杜撰さも目立つ。
作中では、主人公の身元調査が(前半に始めていたにも関わらず…)終盤までかかっていた。これ、すぐに突き止められる可能性はかなり高いと思うのだが。
また、「姉」が主人公の前に現れる前に、彼女が全てを「弟」や「共犯者」に伝える可能性もあった。
何より、取材企画が採用されない可能性がある。
どれもストーリーの都合上仕方ないのかもしれないが、こうも連発されるとなぁ。
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