「愉悦・嗜虐心が煽られる」去年の冬、きみと別れ ハングリーミジンコさんの映画レビュー(感想・評価)
愉悦・嗜虐心が煽られる
邦画はあまり見ないのですが、惹かれるものがあり試写会に応募してみました。
映画としての完成度は高く、自分の中の暗い部分を刺激し終始楽しませてくれるものでした。この場合は愉しむ、愉悦という言葉がしっくりきますね。
「主演俳優の泣き叫ぶ姿が見たい」
そんな気持ちにさせてくれる色気が素晴らしいです。この男優さんの個性なのか演技なのか、おそらくその両方で、この映画に求められる主役像を見事に演じておられます。
蝶、アトリエ、廃墟、川崎工場、手錠、次から次へ自分の嗜好と合致した映像が流れてくる、映画館で鑑賞できてよかったと思える作品でした。
あと眼鏡の使い方! さりげないけどたまらないです。
映画館でマスク渡されたときは「コメディ?」とそれはそれでわくわくしました。×プリントだったら好かったのに!
ひとつ失敗したのは猫侍のドラマを見た直後だったこと…
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