友罪のレビュー・感想・評価
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「家族」とは何か。極限の立場から問う群像劇。
【賛否両論チェック】
賛:家族や愛について、「罪」という切り口で問いかけてくる内容が印象深い。
否:様々な人間模様が雑多に入り混じっているので、鑑賞後にモヤモヤ感が残りそう。人によっては、観ていて不快感を覚える描写もある。
「元少年A」という本筋のストーリーはありますが、どちらかというと群像劇に近いような印象を受けます。かつて親友を亡くし葛藤し続ける益田や、家族を解散させることで息子の罪と向き合うしかなかった山内、過去につけ狙われ拠り所を求める美代子や、少年少女達を救おうとするがあまりに我が子との繋がりが見えなくなってしまう弥生。そして何よりも、決して許されない罪を犯した青柳健太郎の心の真実。
そうした彼らの慟哭から浮かび上がってくる、
「『家族』とは何か?『友情』とは何か?『愛』とは何か?」
といった普遍的な問いかけが、観ている側の喉元に突きつけられるような、独特の重苦しさがあります。
一方で、そんな様々な人間模様が一緒くたになっているがゆえに、観終わった後に心に残るものが少ないような気もしてしまいます。女性に乱暴するシーンや、そもそもの事件の猟奇性等、思わず眉をひそめてしまうような描写が多いのも気になるところです。
良くも悪くも重たい内容なので、思わず自分の生き方を考えさせられる作品といえそうです。
気分が重くなっただけのような..
内容は暗い..けど、観る前からそれは想定してたし特に驚くわけでもない。
演技派俳優だらけなので、内容に引き込まれるし集中できる!😊
だから見終わった後に余計に気分が落ちるというか🙍🙍
友罪って?
あの2人は本当に友人なのでしょうか?
少なくとも生田斗真さん役側は、あのバカな先輩同様単なる同僚としか思っていないと思います。
2人の間にいくつもの隔たりを感じます。
ラストは、監督としては貴方ならどうする?と問いかけた終わり方にしたかったのでしょうね。
原作を読んでいなかったので、普通に観られました。皆さんの書き込みを読むと原作が読みたくなりました。
なんだろう?
この微妙感。
劇中、親友って出てくるけど、こんな関係性で親友って、言って良いのだろうか?
色んな傷を負った人がたくさん集うけど、こっちの人より、こっちのが「まし」ってのを、狙ったのだろうか?
こんなに集まると、ちょっとお腹いっぱいな気がする。
ま、自分の子供がそうならないとは限らないという中では、怖さはあるかなぁ…。
64チーム再集結とゆうことで凄く楽しみにしていて、面白くなくはない...
64チーム再集結とゆうことで凄く楽しみにしていて、面白くなくはないし、瑛太凄かったんだけど、期待値は超えなかった。最初から最後まで同じテンションのままで、緊迫感は続くのだけど、んー…
もうちょっと2人の友情の根拠が欲しかった。いつの間に育んだか分からんかった。
罪とはなんなんだろう
この映画を見た人はどう思うのかな?
沢山の考え方が産まれそうな、幅の広い映画だと思った。
全員に共通したのは、『独りよがり』
遺族は悲しみから前に進みたいのに、罪人だけが、前に進まず、却って遺族を苦しませていて、更に自分自身も苦しみ続けている。
過去は変わらない。
しかし、過去と自分の罪と、向き合わないと前に進めない。でも、向き合うには一人では向き合えないが、罪人は、背負うがあまり一人であることを選択するから、結局向き合う事が出来ず、年月ばかりが経ってしまう…。
罪人に限らず、僕らはどう生きるべきなのかな?…と、考えさせられました
酷すぎる
いったい何が言いたいのか?リアリティーが全く感じられない❗映画のエンターテイメントととして成り立ってない。もっと少年Aの事を調べて伝えなくて何が意味あるのか?監督としてお金をとる意味わかってるのか?時間とお金の無駄でした。
生きたい
殺人、友の自殺を止められなかった、危険運転致死罪。加害者の葛藤と被害者の感情。罪償い方と生きたい気持ち。命の重さと軽さ。この映画から突きつけられたテーマは、いつでもどちらか側になり得るので、直面する問題。「罪を犯したものは、幸せになってはいけないの?」「自分は生きていてはいけない人間?でも生きたい」心に残るテーマ。法の前では誰でもが生きる権利がある。やってはいけないことは、自殺と感じた。夏目漱石の「こころ」では、自殺した友は自分のせいだと、罪の意識に潰されて「先生」も死を選んだ。映画の「益田」は生きるために現場に行った。瑛太のラストの表情が「生きる」苦しさと「生きたい」性を素晴らしく描写していた。久しぶりに星4つの映画を見た。
良かったです
それぞれの考え方で、ラストの感じ方違う
3回目の殺人みたいな
重い内容でした。
あの二人より、佐藤浩市さんの一家の方が
気になりました。
現実味がある…
結構だれでも、その立場になり得る
あの息子さんは、どうなるべきなのか?
考えてしまう映画でした
犯した罪は、いつまで、どれだけ、そして誰が、背負い続けていけばいいのだろうか。
瑛太演じる「鈴木」が、かつて現実に神戸で起きたあの事件の少年Aであったなら、こんな人生になっているんじゃないか?と思わせる、背筋に嫌なものが走る映画。おそらくかの少年Aは、精神障害を負っていたであろう。それは、少年院でどれだけ心を尽くしたケアがされたとしても健常者にはなれない。心が壊れているのだから。それでもどうにか独り立ちできても、コミュ障の彼は、周りと溶け込めない。そう、まさに「鈴木」のように。
そんな、言葉に抑揚がなく、感情も希薄な「鈴木」が、少しづつ益田や藤沢によって変わっていく。地表に積もった雪が、厳寒のなかでも僅かずつでも溶けていくように。それは、彼らが同じ「人に言えない過去の苦しみ」を抱えているからこその共鳴なのだろう。
最後、瑛太の表情は、目まぐるしく変わっていった。いろんな感情が沸き上がり、それを処理しきれず、錯綜し、持て余しているような表情だった。まるで、少しづつカラオケに慣れて歌えるようになっていったときのように。もうじき、彼も、自分の感情を素直に表せるようになれるかもしれない。そのときにまた益田のような、彼の内面にきちんと向き合ってくれるような友達と出会えることを願う。
友だちの、罪
職場で出会った友達が、実は十数年前に起こった児童殺害事件の犯人だったという話。
事件の犯人、その友達、犯罪者の親、恋人などの色々な人々の思いを描いた作品だった。犯罪者に、幸せになる権利はないのかなどというとにかく重たい内容だが、罪を犯した者が、自分の罪と向き合った時、何に気づき、何を見つけるのかといった深い内容になっている。
期待したけど
「少年A}という題名にとらわれ過ぎたんじゃないですか。
あの人間・犯人に突っ込み過ぎないように(突っ込みすぎると人権とか何とかでうるさいし)、でもあの犯罪に触れた作品を作りたい。・・・みたいな感じでなんか中途半端。
題名を変えてもっと登場人物にガチガチに突っ込んで作ればよかったのに。
俺は生田も瑛太も夏帆も佐藤浩市も山本美月も富田靖子も好きなので残念。
瑛太が良い
登場人物盛り込みすぎでは?とか、都合良すぎでは?とか、セリフに違和感…とか、色々ありましたが、瑛太さん演じる鈴木のキャラクターの魅力と、瑛太さん自身も鈴木をすごく丁寧に演じていたので、最終的に心を動かされました。
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