劇場公開日 2018年5月25日

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「罰とはいつまで」友罪 Franciceさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5罰とはいつまで

2020年5月2日
iPhoneアプリから投稿

瑛太演じる鈴木だけの話しかと思いきや、登場人物それぞれにストーリーがありました。

映画全編を通して感じたことは罪を犯した人間の罰はいつになったら許されるのか、一生許されないのか、誰が許すのか。
それぞれが罪を背負って罰を感じてます。
罪を犯してしまったから死んだ方がいいと考えていたり、心の底ではやっぱり生きたいと願っていたり。
安楽の他を見つけてもそこにはいられず。望む場所にはいられず、望むような事は起こらない事が罰なんでしょうか。

生田斗真演じる益田が、鈴木に「自分のことしか考えてない」と叱責してる場面がありますが、益田も自分の事しか考えていない。
それは学のお母さんに対する態度から明白です。

でも、やっぱりどんな人でも自分以外の事も考えれるし、思いやれる。
そこに一縷の救いがあるのでしょうか。

瑛太さんと生田斗真さんの演技が凄すぎる映画でした。
海外に誇れる日本映画と俳優さんたちだと思います。

Francice