シンクロナイズドモンスターのレビュー・感想・評価
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映画の宣伝はあてにならない
シンクロナイズドモンスター
2017年106本目の劇場鑑賞。
アン・ハサウェイが、
韓国に出現した巨大モンスターとなぜかシンクロしてしまったズボラでダメダメなヒロインを演じた異色の怪獣映画。
アン・ハサウェイが「怪獣」になった映画なんですが、
むしろ独創的すぎるというか、
あらすじからは予想もつかない展開に発展していきます。
全体を通してヒロインの迷走ぶりと、
だらしなさが描かれています。
怪獣だけでなくロボットも登場するのですが、
本来ならロボットが正義で怪獣が悪だと思いがちですが、
本作はそれが逆だというのが面白い。
モンスターパニックというジャンルで見れば、
パニックシーンのボリュームが物足りないですが、
低予算なので仕方ないです。
監督曰く本作は「大日本人」の影響を受けているという。
納得はするんだけど
ソウルに怪獣が出現して、何故かその怪獣はアン・ハサウェイとシンクロしてるんだって話なのね。それでロボットも出現するようになって、それは男の人とシンクロしてんの。
それで、その男の人がサイコっぽいの。アン・ハサウェイは、もうニューヨークに帰りたいんだけど、その男が「帰ったらソウルをメチャクチャにするぞ」って脅すから帰れないんだよ。
って書いてて、このストーリー複雑なだけで面白くないね。
観ててもサイコの話なのかモンスターの話なのかはっきりしないんだよね。それでなんか良く解らないの。
アン・ハサウェイはいけてないメイクでいけてないファッションなんだけど、それでも綺麗。綺麗過ぎる人はいけてない女子の役ができないから女優としては損するね。
映画好きなら否定しないでほしい
原題「colossal」は巨大な、という意味。
邦題を、英語ネイティブならどう受け止めるかはわからないが、こちらのほうが的を射たタイトルのようにも思える。
米国に住む女性がなぜか韓国ソウルに現れた巨大怪獣にシンクロしてしまう…という絶対あり得ない発想からスタートした物語。
主人公を取り巻く、今の仕事や男といった状況と、ふるさとでの少女時代の記憶などをうまく対比して織り込み映像化している。
この奇想天外さを受け入れられるかどうか、見る者を選ぶような作品ではあるが、素直にそのハチャメチャぶりを笑って見れば楽しめる作品だろう。
元恋人やふるさとで再会した幼なじみとの「男女関係」も描き方は雑ではない。
主人公に恋しながらもうまく対応できない男達の姿もリアルに描き、そのリアクションを巨大ロボットになって示すなんていうのは規格外のおもしろさですよ!
が、東京・渋谷の映画館内では笑い声もほとんど上がらず、少なくともここに来た観客の受け止め方は厳しかったようだ。
劇場を出たら、「ぴあ調査隊」の人に点数を聞かれて「80点」と僕は答えたが、隣にいたオタク風の男は「25点」とばっさりだった。
あんた、頭カタイよ!
アン・ハサウェイのプロモビデオ
スペイン人の監督らしい
タイトル
アイデアは面白かった………けど
タイトルなし(ネタバレ)
職ナシ、家ナシ、彼氏ナシ。
酒に溺れて失敗ばかりのグロリアは、ニューヨークから故郷の田舎町へと逃げ帰る。
時を同じくして、韓国ソウルに突如巨大な怪獣が襲来!
その怪獣の動作は、なぜか遥か遠く離れたグロリアとシンクロしていた―。
世界の運命は、酔っ払いのダメウーマンに託された?!
憧れのニューヨークで働いていたグロリア(アン・ハサウェイ)だったが、失業してからというもの毎晩酒に酔って暴走し、ついには同棲中の彼氏ティム(ダン・スティーヴンス)に家を追い出されてしまう。 家も仕事も彼氏も失ったグロリアが向かったのは、生まれ故郷の小さな田舎町。 そこでばったり再会した幼馴染のオスカー(ジェイソン・サダイキス)に誘われ、グロリアはオスカーが営むバーで働くことになる。
グロリアが新生活への一歩を踏み出す中、衝撃のニュースが世界を駆け巡る。 韓国のソウルで突如巨大な怪獣が現れたというのだ。 テレビに映し出された衝撃映像に皆が騒然とする中、ただひとりグロリアはある異変に気付く。 「この怪獣、私と全く同じ動きをする…?!」舞い上がったグロリアは、怪獣を操り世界をさらなる混乱へと陥れるが、そこに「新たなる存在」が立ちはだかる―!
オスカーもモンスターと化して対決することになる。それは幼少期の二人の体験に根ざしていた。オスカーの暴走を止めるためグロリアの取った行動は、ソウルに行きアメリカでモンスターとなってオスカーを退治するのだった。
アンの"困り顔"と、雑な怪獣のコミカルさが妙にマッチ。
異色中の異色。現在公開中の「スイス・アーミー・マン」(2017)のダニエル・ラドクリフの"便利な死体"役も凄まじい(笑)が、今度はアン・ハサウェイがボケをかます。
「プラダを着た悪魔」や「レ・ミゼラブル」のアン・ハサウェイが演じるグロリアは、アルコール依存症のダメダメ女子。しかも突如、韓国ソウルに出現した"巨大な怪獣"は、酔っ払って朝帰り中の彼女のジェスチャーとシンクロして街を破壊することに気付いてしまう。
ゴジラのノソノソした歩みが、まるで酔っ払いの千鳥足みたいだという発想かもしれない。登場する"怪獣"と"ロボット"の造形が雑で、子供の落書きっぽい、そのデザインが、逆に可愛い。
シンクロしているのは単に動きだけではなく、アン・ハサウェイの魅力である"困り顔(申し訳なさげな顔)"と、"ウルトラ・ファイト(1970年の円谷プロ制作のテレビ番組)"に登場する、怪獣のコミカルさとクロスオーバーしているようで妙に魅力的。
設定があまりに強烈すぎて、"出オチ"になりそうなネタで、映画をどこに着地させるかに興味津々である。過去の心的トラウマが引き起こす病的な妄想を膨らませていくという展開は、やはり、先の「スイス・アーミー・マン」に近似している。
主人公はアルコール依存。何でもない健常者にはこの映画は単なるコメディだが、何らかの依存(ギャンブル、タバコ、薬、Sex、過食・・・etc.)に悩むヒトなら、多少の共感エピソードがあるはず。実は結構マジに社会問題に向き合っている佳作である。
(2017/11/3 /ヒューマントラストシネマ渋谷/シネスコ/字幕:仙野陽子)
女性の“強さ”
試写会にて。
いままで見たことのない異質な映画なのだが、なぜだろうか。考えれば考えるほどいろんな解釈があるし心に響くものもある。
あらすじや予告を見る限りかなりポップな感じでアホくさいコメディのようだが、人間の奥底の心理について私たちにも問いかける要素もある。
やはりキャスト陣の魅力が大きいだろう。アンハサウェイは『プラダを着た悪魔』や『マイインターン』などの出来る女性のような役どころが多いが、今作では酒を飲んでは寝ての繰り返しというなんとも絶妙なダメ女。しかもそれがかなりハマっていて違和感どころかアンハサウェイってこんな人なんじゃないかと思わせるほどのハマりっぷり。
そして、ジェイソンサダイキス。彼の出演作は実は全然見たことなかったのだが、この作品ではむしろアンハサウェイより存在感があり、この映画のメッセージ性やスリルを全て担ってたような気がする。まったく同じ立ち振る舞いのはずが印象をガラッと変えてくる演技力には衝撃。
ダンスティーヴンスの情けない感じもなかなか良かったです。
後味の悪い映画はその後味の悪さが逆に良さだが、この作品は後味が良くて悪いというか、微妙な終わり方。しかしそれが後々効いてくる。
衝撃的で画期的な作品ではないか。
そもそもなぜソウルに怪獣に…
時間の無駄😡
人類の危機と痴話喧嘩を同時進行で描くちょっと風変わりな怪獣パニックもの
失業中のグロリアは毎晩友達と遊び呆けていたのを同棲中の彼氏ティムに咎められてアパートを追い出される。やむなく郷里に戻り幼馴染のオスカーが経営するバーでバイトを始めたグロリアだったが、韓国のソウル市内に巨大な怪獣が出現したことをニュースで知り、さらになぜか自分の動作がソウルの怪獣とシンクロしていることに気付き驚愕する。オスカー達に秘密を打ち明けたグロリアはなんとかソウルの街を救おうとするが事態は意外な展開に。
今やオスカー女優として確固たる地位を築いたアン・ハサウェイが演じるグロリアは髪の毛ボサボサでだらしない酔っ払いですが、あれやこれやの予想外の展開の末に彼女が遂に意を決して起こす行動がバカバカしくもカッコいい。
監督はスペイン映画の珍作『エンド・オブ・ザ・ワールド 地球最後の日、恋に落ちる』のナチョ・ビガロンド。どちらの作品も人類の危機と他愛のない痴話喧嘩を同時進行で描いた話ですが、本作には清々しい爽快感があって後味すっきりです。
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